幻想オン・ザ・ロック【完結】   作:darnylee

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第四十八話 演奏勝負

 

 おお……すげえ……!

 

 俺は九十九姉妹の演奏に圧倒されながら、その音に聴き入る。

 

 流石は琵琶と琴の付喪神なだけはあって、どちらもめちゃくちゃ上手い。

 

 あまり和楽器には詳しくないが、素人からしても演奏の良し悪しくらいは分かる。

 

 女子二楽房は、天女のような見た目からの本格派の音を奏でる人気デュオだ。

 

 その看板に偽りなく、確かに実力派であることは感じさせられた。

 

「どう? これが私たちの実力よ!」

 

「おおー!」

 

 俺は一応勝負であることも忘れて、純粋に手を叩く。

 

 しかしシリアスな雰囲気の割には、意外とポップでファニーな曲調だったな。

 

 ……どっかで聞いたことがあるような。あれ、今の星○源の『恋』じゃね??

 

「まあ……流石ね。腕を疑ったことはないけど、以前よりまた上手くなったんじゃない?」

 

「ありがとうございます、姐御! 実はしばらく八橋と一緒に家に籠もって特訓してまして」

 

「ちょっと前にあの狸の人が家に来て、何か大きなお祭りやるから私たちも出ろって言われてね〜。それでついでに雷鼓姐さんにご挨拶に来たってわけ」

 

 頭を下げる弁々に代わり、八橋がそう事情を説明する。

 

 やはり女子二楽房も声が掛かっていたのか。

 

 そりゃそうか、幻想郷で音楽ユニットってのはそう多くはない。有名どころは全部出てくると考えて良さそうだ。

 

「ちょっと、あんた今のに勝てるの! かなり上手かったわよ?」

 

「霧夜、絶対に負けちゃダメだよ! 私たちの代表なんだから!」

 

「お、おう」

 

 今の演奏を聴いて、響子とミスティアは俺にそう発破をかける。

 

 えっと……君たちさっき、俺の利き腕をガジガジ噛んだり足を思い切り踏んづけたりしてませんでした?

 

 一応応援はしてくれるのか、まあいいけど……。

 

「ふっ、そんな男に私たち姉妹の演奏を超えられるはずがない。さっさと負けを認めて二度と姐御に近付かないと誓えば恥をかかずに済むぞ」

 

 ムカッ。

 

 なんか俺すっげえ舐められてる?

 

 喧嘩とか腕っ節で舐められるのはどうでもいいが、演奏で舐められるのは我慢がならんのだが?

 

「ふふふ、弁々、あまり霧夜くんを侮らない方がいいわよ? 彼、こう見えてかなりやるから」

 

「…………」

 

 雷鼓さんから一体どう見えてるのかちょっと気になるところではあるが、俺は無言でギターをケースから取り出し、アンプに繋ぐ。

 

 クソが……ちょっと可愛くて美人だからって調子に乗りやがって……俺の演奏で分からせてやる!

 

「霧夜、がんばって!」

 

 俺は響子の声援に、ぐっと親指を立てたあと、演奏の準備を整える。

 

 さて何を弾こうか……手っ取り早く腕を示せて、なおかつギター単体でも皆が楽しめるような曲。

 

 難しいな。基本的にギターってボーカルありきみたいなとこあるし……。

 

 ……いや、ちょっと待て。あれがあったな!

 

「じゃ、弾きます!」

 

 俺はピンといい題材を閃いたあと、即座にギターを構える。

 

 ――そして、妙に静まり返ったスタジオ内に、甲高いギターの音色を響かせる。

 

 俺が選んだのは"カノンロック"だ。

 

 ギタリストの登竜門の一つであり、ネットでも大人気の楽曲の一つだ。

 

 俺もこれは死ぬほど練習している。ギターでよく使う必須のテクの大部分が詰まっていて、なおかつ動画受けもめちゃめちゃいい。動画を上げてるギタリストの大半が引いたことがあるといっても過言ではないだろう。

 

 基本が出来ていればそこまで難しい曲ではないのだが、唯一サビ前のスウィープ、ここだけはかなりムズい。

 

 三ヶ月間ここばっか練習していたおかげか、今はほとんどミスることなく安定して弾けるようになっていた。

 

「…………!」

 

 おっし、上手くいった!

 

 サビ前の難所を乗り越えたことで綺麗につなげることが出来た。

 

 後はもうガンガンにリズムに乗って弾きまくるだけだ!

 

 俺がそう思い更にボルテージを上げていくと、いつの間にか俺の演奏に合わせてバスドラムとシンバルの音が鳴り始める。

 

 振り向くとそこには――雷鼓さんがこちらに軽くウィンクしながら、アドリブでリズムキープしてくれていた。

 

 アドリブでここまで完璧に合わせてくるなんて、流石は雷鼓さん!

 

 俺はそれに大きく頷き返すと、より一層演奏に集中する。

 

 もう馬鹿にされたことも舐められたこともどうでもいい。ただこの最高の瞬間に身を委ねたい!

 

 俺はそう思い、もはや細かい技術などすっ飛ばして気の赴くままに弾き続ける。

 

 やがて曲の終わりが近づき、徐々に音を下げると同時に、ゆっくりフェードアウトしながら曲をクローズしていく。

 

 最後はジャン、と一音鳴らしてから演奏を止めた。

 

「霧夜!」

 

 それと同時に、響子が俺に飛び付いてくる。

 

 そして俺の胸元にぎゅっと抱きついたあと、スリスリと頬を擦り寄せた。

 

「カッコよかったよ〜! 霧夜!」

 

「ふん……今のはまあ、認めてあげなくもないわ」

 

「ははは、ありがとう響子、ミスティア……うわっぷ!?」

 

 俺が響子の頭を撫でながら二人に礼を言うと――突如として、ぐいっと身体を引っ張られ、顔面にむにゅんと柔らかいものが当たる。

 

「もう、最っ高よ霧夜くん! 私も身体が熱くなっちゃった!」

 

「!?」

 

 雷鼓さんがぐりぐりと自分の胸元に顔を抱え込むのを、俺はただ混乱しながら受け入れていた。

 

「あっ! だ、ダメっ! 離れてっ! 霧夜はうちのメンバーなんだからっ!」

 

「あら、別にいいじゃない。私も半分メンバーみたいなものでしょ? あとはルナサたちと話するだけなんだし」

 

「で、でも、今はまだ外部の人なのっ!」

 

 そう言って、今度は響子と雷鼓さんが俺を引っ張りあってあーだこーだと喧嘩を始める。

 

 痛い痛い痛い痛い! 首の骨が折れる! コブラツイストみたいになってるから!

 

 ギリギリと全身が軋む音を聞きながら、俺はバタバタと必死にもがく。

 

「ちょ、ちょっと、響子、雷鼓、あんま引っ張るとそいつ、死んじゃうわよ……」

 

「えっ?」

 

「あっ、まず!」

 

 そうミスティアが指摘すると、ようやく俺の首がヤバい方向に曲がっていたのに気付いたのか、双方が同時に手を離して、俺はその場に崩れ落ちる。

 

「ハァ……ハァ……」

 

 窒息と首の骨で本当に死ぬかと思った……ミスティア、止めてくれて本当にありがとう。

 

 雷鼓さんのおっぱいに挟まれながらというのは東方ファンとしては本望の死だけど、流石にまだまだやりたいことがあるので勘弁して欲しい。

 

「ごめん、霧夜! だ、大丈夫?」

 

「あははは……ご、ごめんねぇ、霧夜くん。お姉さんちょっとハッスルし過ぎちゃった」

 

「ああ、うん……大丈夫だけど、二人には後で大事なお話があります……。あと、九十九姉妹の二人はどうなりましたか?」

 

 俺がそう尋ねると、その場に居たものの全員の視線が弁々と八橋の二人に向かう。

 

 そこには――膝を付いてがっくりと項垂れる弁々と、姉の長い髪をくるくる指に巻いて遊んでいる八橋の姿があった。

 

「ま、負けた……? 私たち姉妹が……最強の弦楽デュオである女子二楽房が……!」

 

「あ、あの〜……」

 

 何故か打ちひしがれている弁々に、俺は恐る恐る声を掛ける。

 

 弁々はその言葉にゆっくり顔を上げたあと、俺に胡乱げな眼差しを向ける。

 

「なんだい……? 勝負はあんたの勝ちだよ。あの姐さんの反応を見ればいちいち聞かなくても分かるだろうに。これ以上、負け犬に恥をかかせようってのかい?」

 

「いや、あの……成り行きで勝負受けといてこんなこと言うのもなんだけど……勝ち負けとか意味なくないか? 琵琶と琴とギターで勝負して、どっちが勝った負けたとか正直意味が分からないんだが。そもそも役割が違うし、比べること自体がナンセンスというか……」

 

「――私も同じ意見よ、弁々。琵琶には琵琶の、琴には琴の、そしてギターにはギターの良いところがあるのに、それをあなたが同じ土俵に上げて優劣を付けようなんて言うから変なことになってるんじゃない? こんなの私判定しないわよ。だって意味がないもの」

 

 俺の言葉に続いて、雷鼓さんが呆れたように言う。

 

 いやもう本当にそうなんだよ。

 

 そもそも同じ楽器ですら演奏の優劣なんて人の好みによるってのに、弦楽器とかいう雑なくくりで異種格闘技戦みたいなことやっても何が何やら分からなくなるだけだ。

 

 同じ球技だからってサッカーと野球で勝負したらどっちが強い? って言ってるようなもんだ。勝負自体無効でいいよもう。

 

「う……だ、だって、来たる道具の楽園に向けて、姐さんの側にいる一番の弦楽器は私たちじゃなきゃ駄目なんだよ! なのにこんな新参者に居場所を取られて……。だから理由を付けて追っ払ってやろうと思ったんだ! それがそんなに駄目なことなのかい!?」

 

「………………うん?」

 

 俺は、弁々の独白の中に、何か違和感を覚えて声を上げる。

 

 もしかして、これいつぞやのこころちゃんの時と同じことが起きてる?

 

 さっきから俺のこと弦楽器弦楽器って呼んでるけど、まさか持ってるギターのことじゃなくて、俺自身が弦楽器の付喪神と勘違いされてないか?

 

「あの……言っておくけど俺付喪神じゃないからね? ただギターと相性が良い一般人だから。道具の楽園ってのは付喪神の住む場所だと思うけど、多分人間の俺は行けないんじゃあないかな」

 

 俺はそう答える。

 

 ちなみに道具の楽園というのは、輝針城で雷鼓さんが提唱した付喪神や力なき道具たちが、粗末に扱われずに暮らせる夢の場所のことだ。

 

 雷鼓さんは最終的にその楽園を築く為に、道具仲間を増やす活動もしている。

 

 どうやら弁々はその理想に感化されて、雷鼓さんの熱烈な信奉者になっているようだ。

 

「う、嘘なんかにごまかされたりするもんかい。現にあんたはその楽器から同じ妖気を放ってるじゃないか!」

 

「呆れた……あなた本当に霧夜くんが付喪神だと勘違いしてたの? 確かに妖気は感じるけど……それは彼のギターが"妖器化"しているだけで、霧夜くん自身は何の力もない普通の人よ。現に私は彼がギターなしで外を歩いてるのも見たことがあるもの」

 

「…………」

 

 その雷鼓さんの言葉を証明するために、俺は無言でギターをスタジオの隅に置いたあと、歩いて対角線上の端まで向かう。

 

 その距離大体十五メートルほど。

 

 こころちゃんの時はこれで十分証明になったので、今回も大丈夫だろう。

 

 ギターからかなり離れている俺を見て、弁々は目を見開いて驚く。

 

「よ、依代からそんなに遠くに……じゃああんたは本当に……!?」

 

「まったく……霧夜くんを勝手に付喪神と勘違いしてライバル視するなんて……。大体彼が本当に付喪神だとして、一体何が問題なのよ。同じ道具仲間なんだから別に一緒にいても良いじゃない」

 

「い、嫌だぁ! 硬派な姉御が男の付喪神とイチャイチャしてる所なんて見たくないっ! しかもそれが私と同じ弦楽器だなんて……!」

 

 あろうことか弁々は、頭を抱えながらそんなことを言い放つ。

 

 おおう……なんか厄介オタクみたいなこと言い出したぞ……。

 

 流石にその妄言にはドン引きしたのか、雷鼓さんも引き攣った顔で絶句している。

 

「……八橋はどうなのよ? 貴方も霧夜くんが付喪神だって勘違いしてたの?」

 

 もう弁々では埒が明かないと思ったのか、雷鼓さんはその後ろで我関せずを貫く八橋に尋ねる。

 

「私? ううん、気付いてたよ〜。だって実体化した付喪神にしては妖気が薄過ぎるもの。だけど、暴走する姉さんが面白くてついそのままにしちゃった!」

 

 そう言ってえへ、とウインクをして舌を出す八橋に、雷鼓さんはため息をつきながらがっくり肩を落とす。

 

 なかなかいい性格してんなこいつ……。九十九姉妹とは言うが、この二人は道具なので当然血縁関係などなく、付喪神になったのも同タイミングだ。

 

 なので本当はどっちが姉でどっちが妹でもいいのだが、今のを見てると八橋は単純にその方が面白いから妹をやってるだけに見える。

 

「まあともかく……勝負は無効よ! そもそも勘違いが発端だし、優劣を付けるようなことじゃないわ。霧夜くんもそれでいいわね?」

 

「もちろんです。このことで今後雷鼓さんに近付くなとか、俺に言う権利ありませんしね。俺としても無かったことにしてくれたほうがありがたいです」

 

「私としては少し距離おいて頭冷やして欲しい所なんだけどね……聞いてるの、弁々? あなた、次こんなことしたら、ここのスタジオ出禁にするわよ」

 

「は、はいィ! 悔い改めますので、何卒出禁だけはお許しください!」

 

 そう言って足に縋り付く弁々に、雷鼓さんは大きくため息をつく。

 

 まあなんやかんやで見捨てられたりはしないだろう。雷鼓さん面倒見いいし。

 

 賢いしリーダーに推されるのも理解できる。

 

「しかし、女子二楽房のお二人もここのスタジオに出入りされてたんですね。やっぱり練習ですか?」

 

「……そうさ。私たちは今回KKR48と共同で出演することになってね。ご挨拶がてら、姐さんに演奏の出来を見てもらいにきたんだ」

 

 先程までの醜態はどこへやら、弁々はすっと立ち上がると、クールなすまし顔でそう答える。

 

 なんという変わり身の早さ……。

 

 ん? しかしKKR48って言うと……。

 

「KKR48って言うと、秦こころちゃんのことですかね?」

 

「うん? あの子を知っているのかい? そうさ、あの狸のプロデューサーの要望で一緒に出ることになったんだ」

 

 弁々はそう答える。

 

 KKR48とは、こころちゃんの全部で六十六あるお面の中から、四十八枚を選抜して作ったアイドルユニットである。

 

 お面を選抜した所で、結局踊るのはこころちゃん一人だけなので、観客からすればなんのこっちゃではあるが、一応そこそこ人気があるらしい。

 

「ええ、以前話したことがありまして」

 

「そうかい。ちなみに今回は女子二楽房&KKR48+514で私たちが祭りの最初の演目を務めるからね。かなり大きな祭らしいし、絶対にしくじる訳にはいかないのさ」

 

「へえ……ん? 514(ゴーイチヨン)? そんな人いましたっけ?」

 

 俺は聞き覚えのないユニット名に思わず聞き返す。

 

「ああ、確かこころの相方らしいんだけど……私は見たことがないな。練習で顔合わせしたらしいんだが、全く見えなくてな」

 

「私はあるよ! 帽子を被った可愛い女の子がこころちゃんと一緒に踊ってたの! 見えたのは一瞬ですぐ消えちゃったけどね」

 

 弁々に代わり、八橋がそう答える。

 

 それって……あ、なるほど、514(ゴーイチヨン)じゃない、514(こいし)だ!

 

 えっ、てことは女子二楽房の演奏でこいここの二人がダンスするってこと?

 

 なにそれ、ズルくね? ビジュが強すぎるでしょ。

 

 元々天女みたいなルックスで人気の女子二楽房に、人里で大人気の能楽美少女こころ。そして心綺楼の異変でバズって、人里でアイドルの座に駆け上がったこいし。

 

 明らかにビジュ特化のアイドル編成だ……。

 

 マミゾウP意外とやり手だな……。これは人気出るぞ、主に男性から。俺もリハが無ければ最前列で見たいもん。

 

「それで、さっき貴方たちが演奏したのが、当日に演る曲って訳ね?」

 

「そうです。『恋する人形焼き』って奴で……。あと『恋愛サーキュ○ーション』って曲も歌うそうなんですが……普段あんまり演奏しない明るい曲調ばかりなので、姐さんにどんな感じか聴いてもらおうと思いまして」

 

「ぶっ……!」

 

 俺はあまりに聞き覚えのあり過ぎる曲名を聞いて、思わず吹き出してしまう。

 

「どうしたの、霧夜くん?」

 

「い、いや、何でもないです……。ちょっとむせちゃっただけで」

 

 そう慌てて誤魔化す。

 

 恋愛サー○ュレーション!? 誰だ幻想郷にそんなもん輸入した奴は! 

 

 ……ありがとうございます、神と呼ばせてください!

 

 お陰でこいここが歌う恋愛サーキ○レーションを聴ける、誰だか知らないが感謝してもし足りない。

 

「まあ、さっきの聴く限りかなり良かったしウケると思うわよ? 貴方たちは元々上手いんだから、自信を持って弾けば本番でも失敗なんかしないと思うわ」

 

「ありがとうございます!」

 

 雷鼓さんの言葉に、弁々がお礼を言って頭を下げる。

 

「だから大げさだって……。それよりも、さっき霧夜くんが弾いた曲あったじゃない? アレすっごく良かったわ! なんていう曲なの?」

 

 そう満面の笑みで言う雷鼓さんの後ろから、何故か弁々にジロリと睨まれたような気がする。

 

「ええと、あれはカノンロックっていう曲ですよ。元はクラシック音楽だったのを、ロック調にアレンジしたものです。外界でもめちゃくちゃ人気ありますよ」

 

「そうなの!? やっぱり、いい曲だったものね。……ねえ、あれ皆で演奏しない?」

 

 雷鼓さんの提案に、皆がキョトンとする。

 

「えっ、今からですか? でも、さっき今日の練習はこれで終わりって言ってたような……」

 

「違う違う! 皆ってのは、ここにいる皆だけじゃなくて、イベントに出演する皆のことよ」

 

「…………?」

 

 その言葉にますます混乱する俺に、雷鼓さんはニヤリと笑みを深めながら言った。

 

「――ふふふ、まあその辺は私が裏で調整しておくから気にしないでいいわ。俄然本番が楽しみになってきたわね!」

 

 雷鼓さんの真意を最後まで掴めぬまま、その日の練習は無し崩し的にお開きとなった。

 

 なお、先ほど殺されかけたことに関してはしっかり二人にお説教しました。まる。

 

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