そして、この度皆さんのおかげでこの作品の評価バーが赤色になりました!!ミスが多く投稿も少し遅いこの拙作ですが、どうかこれからも温かく見守ってくれると幸いです。
この話のサブタイトルに書いてある通り、一応原作のお話とオリジナルのお話の見分けの為にも、恋太郎が新しい彼女と出会う裏側のオリ主含む他の彼女たちのお話はこのようなタイトル付けをしようかと思います。
この裏話は3話か4話で終わる予定です。
【羽香里side】
「驚いた…あんたの家武家屋敷みたいね…イメージと全然違って驚いたわ」
「私もです。…でもライさんがいつも着られている羽織も良い物みたいでしたし、それを考えれば納得ですね」
「2人ともそんな所で何してるの?置いていくよ?」
私の家とは違う和風の大門と塀で区分けされたライさんのお家に唐音さんと一緒に気圧されていると、既に門に入って玄関の扉に手をかけているライさんが後ろを振り返って声を掛けてきました。
それを聞いて慌ててライさんの後に続く私たち。そうだ、一々驚いていたら日が暮れてしまう。いくら時間に余裕があるとはいえそうムダにできるものじゃありません。
だって、今日は。
私たち3人、女子だけでの
▽▽▽▽▽
羽「
恋「ああ…ちょっと夜いろいろしててさ…」
ラ「テスト勉強?この間中間テストが終わったばっかりなのに。マジメだね」
恋「いや…勉強じゃないんだけど…」
放課後中庭のベンチで4人寛いでいると恋太郎君の目元にくまが出来ていることに気付いた私は、『疲れている恋太郎君に元気のおすそ分け』という口実で大胆にほっぺにキス*1をしました。すると続いてライさんが髪の毛にキス*2を、唐音さんがヘッドバット*3と各々違う形で恋太郎君を元気づけようとしました。
その結果恋太郎君は疲れが吹き飛んだのか、私たち全員に愛を叫びながら力強くハグをした上でキスまでしてくれたので、私たち3人とも骨砕きにされてしまいました。
ですが、『ごめん、今日まだやる事が残ってて…』と1人学校に残る恋太郎君が私たちから離れた際に思いました。結局恋太郎君は教えてはくれませんでしたが、今元気になった所で今日の夜もその作業をするのであれば結局明日の恋太郎君も疲労困憊の状態になっているのではないかと。
そこで、私は2人に提案しました。
「お2人とも、少しお時間よろしいですか?」
「は?いきなりどうしたのよ」
「恋太郎くんのこと?」
「それです!……ここ数日恋太郎君が疲れ気味らしいので、何か私たちでできることがないかと思うんですけれど…お2人は何か良い案はありますか?」
そう2人に尋ねてみると、2人とも恋太郎君のことが心配なのは同じだったみたいで真剣に考え始めました。
「そうね……疲労回復にはアロマが良いとかってこの間テレビでも言っていたけれど…」
「あっ、そういえばこの間お爺ちゃんから『町内会でアロマをもらったんじゃが、使わないからライちゃんに全てやるわい』って貰った大量のアロマがあるよ」
「ライさん、それ本当ですか!!?」
「でも…アロマって女性用がほとんどだから、恋太郎が使ってもちゃんと効果あるか不安じゃない?」
「その点は大丈夫だと思う。お爺ちゃんから貰ったのは全部男性用の落ち着いた匂いのモノだったハズだから」
「本当?それなら良さそうね」
「男性用のなら尚更、どうしてライさんのお爺様はご自分で使われないのでしょう?」
「それは会えば分かるよ」
「「……?」」
ライさんのお家にあるというアロマを恋太郎くんに渡す手筈になった所で今度はライさんの方から提案があった。アロマを選定するついでに2人とも今日は家に泊まらないかと。
突然の話でしたけれど、以前ライさんとは唐音さんを含めた3人で恋バナでもしたいと言ったこともありましたので、ライさんが良ければよろこんで!と返しました。唐音さんも特に断わる理由はないのか私とほぼ同時に首を縦に振っていました。
私と唐音さんはそれぞれ家族に『今日は友達のお家にお泊まりする』ことを伝え終わるとすぐライさんを先頭に家まで歩き出しました。恋太郎君も誘えばきっと来てくれるとは思いましたけれど、寝不足で疲れ切っている彼を態々呼び出すのも忍びなかったですし。それに…恋太郎君以外の3人、女子だけでお話したいこともなくはなかったですから。
ライさんいわく、
「あれ…」
「ん、どうかした?ライ」
「お爺ちゃん、帰って来てる」
私たちが靴を脱いでスリッパに履き替えている時、ライさんがそう呟きました。
「本当ですか?ライさん。私たち、帰った方が良いですかね?」
「んー、大丈夫だと思う。お爺ちゃん結構私に甘いから。ちょっとアロマを物置から取りに行く傍らお爺ちゃんに2人のこと話してくるから。2人は居間で待っていて」
そう言って私たち2人を居間に案内して2人分の緑茶とお茶菓子をサッサと準備するとすぐさま出て行ってしまいました。そのあまりの早さに私と唐音さんは面食らう始末です。
「ライさん、帰国子女ってお聞きしましたたけれど、緑茶を煎れる手際良かったですね」
「器用なやつ……熱っ!」
私たち2人はライさんが煎れてくれた緑茶を啜りテーブルにある和菓子を口に含みながら周りを見つめる。私の家とは全然違うその生活様式には驚くばかりです。私の家にも1室だけ和室がありますので全てが初見とまではいきませんでしたが、この居間に辿り着く間に見かけた中庭がキレイに整えられているのを見て、2人しか住んでいないのにこの広い屋敷全体がよく整えられているなと驚きました。誰か庭師でも雇っているんでしょうか?
「…ライちゃん……!!?……えっと、どちら様ですか…?」
そんな事を考えていると障子が開いてライさんではない、変声期前の男の子特有の少し高い声が聞こえてきました。私と唐音さんがほぼ同時にそちらに顔を向けると、そこには私たち2人を不審そうに見つめてくる小学生低学年ぐらいの男の子が。
青い髪を子供ながらにオールバックにしながら2房だけ前に垂らしている。私たち2人を前にしておどおどこそしているけれど、服装も結構イケているから子供ながらに結構おしゃれさんみたいです。
「あ、お邪魔しています。私ライさんのお友達の花園羽香里と申します。こちらは…」
「ふーん、あんたライの弟?……結構似てるわね」
「えっ!!?」
とりあえず自己紹介をしようとしたら、隣の唐音さんが急に立ち上がって子供に近寄りながらそう言い放ちました。
「ちょっと、唐音さん。子供相手とは言え、失礼ですよ」
「いいのよ。子供相手にはこんな感じで。逆にあんたの方が固っ苦しいのよ。そんなんじゃ仲良くなれるものもなれないわよ」
私がそう苦言を呈しますが、唐音さんはどこ吹く風と言わんばかりにあっけらかんとしています。その調子のまま子供に近づくとその子の顔を下から覗き込むように座り込みました。
「私もあそこのピンク髪と同じ、ライのお友達の院田唐音よ。あんたの名前聞いてもいい?」
「誰がピンク髪ですか。子供の前で変なあだ名付けないでくださいよ、金髪不良娘」
「だぁれが不良よ!!あんたこそ人のこと言えないじゃない!!」
「あ…あの…」
「何よ!!?」
「ひっ……やっぱり何でもないです……」
「ほらぁ、唐音さんが急に大きな声出すからこの子ビックリしたじゃないですか。……よしよーし。この金髪怒りんぼはムシしていいですからね~」
「誰のせいよ!!……悪かったわね、大声出して。ねぇ、もう一度お名前聞かせてくれる?」
唐音さんの大声にビックリした男の子の頭をなでなですることで落ち着かせることにしました。男の子は頭に触れられたことに最初こそビクッと身体を震わせましたけど、すぐに身体の力を抜いて私の手の為すがままになってくれました。
ふふーん!どうですかぁ?一人っ子の私でもこうやって子供の1人や2人あやすことなんてちょちょいのちょいなんですよ♪
そう得意気になった私を余所に唐音さんがもう1度男の子に話しかけていました。男の子は唐音さんの方をおずおずと見ていましたけれど、決心がついたのかようやく口を開きました。
「…大槻、
「へぇ、源ね。いい名前じゃない」
「唐音さん、子供相手の時
「何よあんた一々一々!!ケンカ売ってんの!!?」
「あらぁまた大きな声。怖かったですよねぇ源君?」
「え…?う…うん…?」
「ぐっ……またあんたはその子を盾に…」
そんな感じに唐音さんをダシにして男の子、源君と仲良く遊んでいるとようやくライさんが戻ってきました。
が、アロマ道具を片手に携えながら障子を開けたライさんは信じられないことを私たちに告げました。
「2人ともお待たせ。ごめんね、お爺ちゃん探していたら時間かかっちゃって……って。あぁ、ここにいたんだ
「「お…
そう驚いてライさんの顔を見た後源…さん…?の方を見ますと、
すると、そこにいた
「……なんじゃ、もう戻ってきたのかライちゃん。面白くないのぉ」
口調からして、先程までの“源君”はこの人の演技だったんだと痛感しました。子供相手と思って油断していましたが、かなり失礼なことをしてしまっていないか急にハラハラする傍ら、流石は嘘吐きを自称するライさんのお爺様だなと思っていると2人が会話を進めます。
「いつも思うけど悪趣味。事情を知らない人をからかうなんて」
「なにを言う。儂は別に自らを“子ども”と偽ったこと等1度もないぞ。儂が説明する前に相手が勝手に勘違いしているだけじゃ」
「そんなこと言うなら、今日の夕ごはんはお爺ちゃんの嫌いなのばっかり出すからね」
「……待てライちゃんよ。儂が悪かった。だから、それだけは止めてくれんか!!?」
…と思ったらあっさりライさんに白旗を振っています。成る程。大槻家の台所を取り仕切っているのはライさんらしいですね。こんな風にあっさり負けている所を見せられるとなんだかお爺様から哀愁のような何かを感じます。
「ちょ…ちょっと待ちなさいよライ!!また嘘吐いているんじゃないでしょうね!!?」
「?何も嘘なんて吐いていないよ?」
「んな訳ないでしょうが!!こんな子供にしか見えない子があんたのお爺ちゃんな訳ないじゃない!!」
「……うーん嘘なんて吐いていないんだけど……お爺ちゃん?」
「カカカ。先程から思っておったが礼儀正しいもう片方とは違って威勢の良い
「……生野菜」
「さて、証明じゃったな!!安心せい、お主と同じく信じられぬと言う者なぞ掃いて捨てるほど相手してきたのじゃ。見とれぃ!!」
そう言って、懐から取り出したのはどうやら運転免許証みたいでした。
「運転免許証って…こんなのどうせ本人の物をくすねただけ……って、えぇっ!!?」
「唐音さん!!?いったいどうし…」
私の声は途中で止まりました。
だって、運転免許証に付随している顔写真が今目の前にいる源さんと同様、“子供の顔写真”だったからです。
「とりあえず、これで納得してくれたかの?」
私たち2人はその言葉に首を縦に振るしかありませんでした。
※ロリママンとショタパパン、ロリバ……ロリお婆ちゃんが原作にいるのならショタジジイがいてもいいじゃないの精神。
※おそらく察している方もいるでしょうが、一応次話でオリ主のお爺ちゃんが何故こんな姿になっているかの説明をします。一応外見イメージは某“運命”の『マキリ・ゾォルケン』のショタバージョンを各々で想像頂ければ。それと年齢は78歳ぐらいとしておきます(後で変わるかも)。間違っても500歳は越えていません。
※大槻家のイメージはまんま某“運命”の衛○邸です。流石に1つの作品から引っ張りすぎかとも思いますが。100カノ自体“運命”をテーマに置いたマンガなので大丈夫だよね!!の精神でこれからもどんどん引っ張ってくる予定です。
一応某“運命”を知らなくても話が通じて、知っている人はさらに楽しめるようなお話にする予定なので、作品を知らない人も回れ右しないでいただけたら助かります。
※初めて羽香里視点でお話を進めましたが、書いていて思ったのは地の文でも敬語が全く途切れない辺り、羽香里も歴としたお嬢様なんだなって痛感しました。
※長文失礼しました。
【14日21:20追記】
作者はStay NightとZero、Apocryphaを一通りとFGOの二部5章までしかプレイしていない中途半端なヤツなので、この話を投稿した後にFGOの奏章1とやらの存在を初めて知ってびっくら仰天です。頭を差し出すので、命だけはご勘弁ください。
羽々里さんの台詞を1字表記する際何て書く
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羽々里さんの『々』
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羽々里さんは皆の『ママ』より『マ』
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羽々里さんは羽香里の『お母様』より『母』
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ヤツ(♀)より『ヤ』
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羽香里を『香』で羽々里さんを『羽』表記
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その他