0人目の嘘吐き彼女   作:モーン21

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「さとい」さん☆10評価、「パリの民さん」☆3評価ありがとうございます!

この話で原作1話分終了です。最後まで付き合ってくれると幸いです。


1話-6 大槻さん

「う……ここは…?」

 

「…!よかった…目が覚めたんだね…!」

 

「…っ!ダイッキライ!!」

 

「起き抜けに強すぎる拒絶!!」

 

 たまたま大槻さんの介抱の為に顔をのぞき込んでいるタイミングで予期せぬ罵倒にあったけれど、問題無くベッドから起き上がる大槻さんを見てひとまずほっと息をつく。

 

 ここは俺の家だ。神社で突如倒れた大槻さんを介抱する為に慌てていた俺は気付けば彼女を背負って帰宅していた。まぁ、俺は大槻さんの家を知らないからいくら考えてもここ以外の場所は思いつかなかっただろうけど。

 

 大槻さんが神社で気を失ったこと、ここが俺の家だということを伝えると、大槻さんはパッとこちらに目を向けたがすぐに目を逸らされた。

 

「そっか…てっきり愛城くんがオオカミになったのかなって…」

 

「オオカミ…?」

 

「気を失った女の子に手を出しちゃうような、スケベな人のことだよ」

 

「…!!俺はそんなこと大槻さんにしないよ…!!絶対!!」

 

「……うん。それでこそ愛城くんだね。でも、そんな否定されたら傷ついちゃうな。私ってそんな魅力ない?」

 

「…!!そ…そんな事は……」

 

「冗談だよ。……ゴメン、私が言って良いセリフじゃないね」

 

 そう言って気まずそうにする大槻さん。いや、いくら介抱の為とはいえ男の家に連れ込むのはどう考えても俺が悪い。大槻さんの言う通りだから気にしないでくれと伝えるとようやく顔を上げてくれた。……頑として視線を合わせようとはしないけれど。

 

「久しぶりによく眠れた気がする。ゴメン、今何時かな?それと私どれくらい眠ってた?」

 

「午後9時だよ。大槻さんが神社で倒れたのが8時くらいだったから大体1時間ぐらい?」

 

 大槻さんの質問に答える。けど、途中気になる言葉があった。よく眠れたって、最近眠れていないのかな?

 

 それに…

 

「大槻さん、あんな遅い時間に出歩いてちゃ危ないよ?寝不足なら尚更。俺がいたからよかったけど…」

 

「…ごめん、反省しているわ。まさか突然あんなことを聞くなんて思わなかったから…」

 

 あ……

 

 そうだ。大槻さんはアイツ()の存在を知っている。それどころか直接会話もしたときている。

 

 なら、あの時の俺とアイツの会話も途中から聞こえていてもおかしくない。

 

「え~っと…ちなみにどこから…?」

 

「…運命の人は幸せにならないと死ぬって所からかな」

 

「…そっか…」

 

 よかった…アイツがミスした原因については聞いていなかったんだ。

 

 いやまて、なんで俺がホッとしてるんだ?

 

「…盗み聞きして、本当にごめんなさい。……良いことだけじゃないんだね、運命の人って」

 

 頭を下げた後大槻さんは真剣な表情を浮かべていた。

 

「……どうするの、愛城くん。察するに2人から今日告白されたんでしょう?それで返事を明日まで延期させてもらった感じかな?」

 

「…その通りだよ。よく分かったね大槻さん」

 

「それで“運命の人”に詳しい神様に助言を頼んだら『どちらかと付き合えばもう片方は死ぬ』と来た。こんな無茶苦茶な責任、愛城くんに背負わせるなんて…!」

 

「大槻さん落ち着いて!俺は大丈夫だから…」

 

「大丈夫な訳ないでしょ!!?人を殺す選択なんて、唯の高校生の愛城くんが負えるようなモノじゃないって分からないの!!?」

 

「落ち着いて!俺は誰も死なせなんてしない!!2人とも、俺と付き合ってもらうようお願いするから!!」

 

「……え?」

 

 それまで感情のまま声を張り上げていた大槻さんをなんとか落ち着かせることができてひとまずホッとする。

 

「…それは2人に内緒で同時にお付き合いするっていうこと?」

 

「いや。2人の目の前で、2人ともに告白しようと思う」

 

「……成る程。2人に運命の人の事情を話して納得してもらうっていう訳ね。だったら、そんな荒唐無稽な提案も2人は受け入れてくれる……」

 

「いや、2人にそのことを説明するつもりはない」

 

 

 

「なんで!!?」

 

 

 

 大槻さんは信じられないとそれまであった距離を詰めてきた。

 

「説明すればいいじゃない!なんでそれをしないの!!愛城くん、あなたが今からしようとしているのは、堂々と二股宣言をする最低野郎がすることなんだよ!!」

 

「分かってる!いくら神様のミスだろうと2人の命を救うためだろうと、俺が最低なことをしているのは変わらない!!」

 

「違う!最低なんかじゃない!!愛城くんも被害者なんだよ!?愛城くんが1人責任を取る必要なんてない!!説明するだけでいいのに、なんでそうしないの!!」

 

 大槻さんは怒っている。たしかに、それが1番合理的だ。事情を全て話せば2人とも困惑はするだろうけれど最終的に納得はしてくれると思う。

 

 けど、これだけは譲れない。

 

「俺は!2人に“死にたくないから付き合う”んじゃなくて“幸せだから付き合う”――そんな恋をしてほしいんだ!!2人が俺のことを好きになったのが神様の不手際だって知ったら、きっとすごく悲しむ!!心から望んでもいない恋をしなければ生きていけないなんて、運命によって殺され幸運を奪われるのと何も変わらないから!!」

 

「っ!!……愛城くんの言いたいことは分かったよ。でもさ、今は()()2人だからいいよ。でもこの先、100人と出会うことが確定なんだよ?100人の女の子との同時交際なんて前人未踏なこと、彼女達に説明もしないで出来る訳ない!!」

 

「出来るか出来ないかじゃない、やるんだ!!その為なら俺の命なんていくらでも張り倒してみせる!!」

 

 気付けばお互い言い争っていた。最初は戸惑いの感情が色濃かった大槻さんも時間が経つにつれて俺を心配する感情に変わっていっているのは、いくら鈍い俺でも分かった。が、俺の覚悟が伝わったのか、大槻さんの握りしめられた両手から力が抜けたのが分かった。

 

「……そっか、愛城くんの覚悟は伝わった。そこまで言うなら私はあなたを止めたりしない」

 

「っ!…そっか。良かっ…「その代わり!!」」

 

 納得してくれたことに俺が一息入れるよりも先に、大槻さんが1つ提案をしてきた。

 

「今から、()()()()()。それが二股宣言を行う条件」

 

 

 

 

 

▽▽▽▽▽

 

「女の子はね、彼女持ちの彼氏に惹かれる傾向があるの。2人と同時に付き合うなんておかしな話、ウワサ好きな校内で広まらない訳がない。女の敵って敬遠されるのがほとんどだろうけれど、()()()()じゃない女の子から告白される確率も決して0じゃない」

 

「そ…そんなものなのか?」

 

「“隣の芝生は青い”っていうやつね。自分の持つオモチャより、他人が持つオモチャが良い物に見えるみたいなそんな話」

 

 大槻さんが突然『自分を振れ』と言ってきた。

 

 唐突すぎて理解が追いつかない俺に大槻さんは説明を重ねた。

 

「女の子はね、特別扱いされたがるものなの。もし、この時愛城くんが告白を受けでもしたら大変だよ?彼女が増えるだけでも大変なのに、“運命の人”でない“異分子”がグループに存在するだけで崩壊する危険があるの。百害あって一利なしね」

 

「そんなこと、俺が絶対させない!!」

 

「愛城くんは一人しかいないんだよ?どうしても目が届かなくなる場面が出てくる。“運命”レベルで惹かれる彼女ならともかく、そうでない人には耐えきれない場面が絶対出てくる。だから、“普通の恋愛”をしたい女の子の告白は最初から拒絶するべきなの。愛城くんと運命の人たちだけじゃなくて、その女の子の為にもね」

 

 ニッコリと笑みを浮かべながら説明を続ける大槻さん。

 

「だから、その予行演習として今から私が愛城くんに告白するの。“運命の人”じゃない1度振られた私相手なら愛城くんも遠慮しないですむ。練習相手としたらこれ以上無いと思うんだけど」

 

 笑みの為に閉じられていた目が開く。その視線は依然俺と重なることはなかった。

 

「じゃあ、いくよ?言っておくけれど、今からの告白は()()()だから、本気にしないでね?」

 

 そう前起きを入れた大槻さんの目が()()()()()()()()。微かに身体と口元が震えていた。

 数秒、お互い何も発しないまま時が過ぎた。が、ポタポタと何かが滴り落ちる音が聞こえた数秒後大槻さんが動いた。

 

 

 

 

 

「あ、愛城くん…ダ…ダイ…ダイスキ…です…。私と…付き合ってください…」

 

 

 

 

 

 涙を両目から溢しながら、身体を震わせながらそれでも大槻さんの視線は俺から決して離れることはなかった。

 

 

 

 その告白を受けて、俺はようやく大槻さんの意図が分かった。

 

 大槻さんは俺に振って(終わらせて)欲しいんだと。

 

 さっきまでの説明も嘘ではないはず。けれど、“運命の人”とそうでない人、つまり自分自身がもし仮に同じ彼女になりでもしたらグループが崩壊するかもしれない。それを俺に伝えるためにあんなことを言ったんだと。

 

 大槻さんは卒業式のあの日、俺からの告白を断わった。しかも、『ダイッキライ!!』という強い拒絶で。その謝罪は今日の昼に受けてそれで解決したものだと思っていたけれど、大槻さん自身は未だ納得していないんだろう。だから、あの日の俺と同じ痛みを受けようとしている。

 

 そして、前もって『告白は嘘』と伝えた上で断わる為の予行演習だという設定は俺の罪悪感を少しでも減らす為の大槻さんの“嘘”だ。彼女の“嘘”はこれまで交流する中でいくつも聞いてきたけれど、そのどれもが今回のような“誰かを傷つけない嘘”や“話を盛り上げる為の嘘”がほとんどで、“偽装や誇張により利益を得る為の嘘”は決して使うことが無かったことを思い出した。

 

 運命の力によって卒業式のあの日から彼女の本心が“偽り”で塗り固められようと、大槻さんは大槻さんのまま、何も変わっていなかったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だったら、俺の答えは()()()から変わらない。

 

 

 

 

 

「俺も、大槻さんのことが大好きです。これでやっと両思いだね、俺たち」

 

 

 

 

 

 

 大槻さんの震える両肩を両手で押さえる。ビクッと大きく震えた後震えが止まることもないまま、大槻さんの口が開いた。

 

 

 

「ダ…ダメだよ、愛城くん…。これは予行演習なんだよ…?私の告白だって嘘っぱちなんだから、こんな嘘吐きの私なんかの告白に本気になっちゃ…」

 

 顔を赤くしながらもそう告げる大槻さん。視線はあっちに行ったりこっちに行ったりと大混乱だ。

 

「ゴメン。俺バカだから失敗しちゃった。だから、俺が断わることが出来るまでずっと俺にダイスキって伝えてほしい。視線は外さないまま、ね」

 

「ヒドい…ヒドいよ…愛城くん……。そんなこと、何回も私ができないって、分かってるくせに…!」

 

「知らなかったの?俺は明日の朝2人の女の子に堂々と二股…いや、三股宣言をする愛城恋太郎だ。ヒドくて当たり前だよ」

 

「……花園さんや院田さんに悪いよ…あの2人は自分から勇気を出して告白をした“運命の人”なのに…、こんな嘘吐きの私なんかが、しかも2人よりも先に返事をもらうだなんて…」

 

「俺が大槻さんに告白したのは卒業式の日だ。さっきの大槻さんの告白がその返事。間に色々なことがあったけど、大槻さんが2人に悪いと思う必要はないんだよ」

 

「……愛城くんは騙されてるんだよ。女の子は嘘泣きが得意な生き物なんだよ?私が今こうして泣いているのも演技だから、騙されちゃ…ダメ……なんだよ…?」

 

「いくらでも騙されていい。大好きな大槻さんの嘘や演技になら、むしろいくらでも騙されたいぐらいだ。だって、それこそ俺の大好きな大槻さんなんだから」

 

「…う…ウゥゥゥゥゥゥゥ!!」

 

 瞬間、大槻さんが俺の胸目掛けて飛び込んできた。涙を流したまま俺のシャツに顔ごと押しつけてきた。俺はその衝撃を受けた後右手で彼女の頭を、左手で彼女の背中を撫でて落ち着かせることにした。

 

「ダイスキ!ダイスキ!!あの日、本当はそう言いたかった!!なのに、『ダイッキライ』なんて言って、愛城くんを傷つかせて、私は…私は!!」

 

「大丈夫…大丈夫…」

 

「神様に言われたの!!愛城くんは“運命の人”じゃないから諦めなさいって!!高校で100人の運命の人と出会う愛城くんは私なんかを相手にするヒマはないからって!!」

 

「春休み中ずっと考えてた。あんな断り方をした以上()()()()()()()()私が愛城くんの傍にいていい人間じゃない。だから今すぐ連絡をして事情を話して、明日からは()()()()のフリをしようって。

 廊下で出会っても軽く会釈するだけで、放課後も他人みたいに知らんフリして、夜も1人で帰って、今までの事は全部忘れようって。

 結局連絡は出来なかったけれど…」

 

「…………」

 

「だから、今日2人と楽しそうにおしゃべりしている愛城くんを見て諦めようとした。でも、できなかった!!花園さんと院田さんが愛城くんに抱きついている所を見て羨ましいって、妬ましいって思った!!私の愛城くんなのに…私のダイスキな愛城くんなのにって、感情を抑えきれなかった!!」

 

「…そっか…そうだったんだね…」

 

「でも、2人は良い子だった!愛城くんの“運命の人”だから、どっちが彼女になっても愛城くんを幸せにできるはずって無理矢理に納得した!!2人が悪い子だったら良かったのに!!2人が悪い子なら、私が愛城くんの隣にいられる理由にできたのに!!」

 

「うん…うん…」

 

「でも、片方と付き合ったらもう片方の彼女は死んでしまうって聞いて怖くなった!!あり得ないのに、絶対にあり得ないのに!私が彼女達を恨んだから死ぬかも知れない運命に変わったんじゃ無いかって、違うって分かってるのに少しでもそう思ったら、もう止められなくて!!」

 

「…大丈夫…大丈夫だから…」

 

「……こんな悪い子な私を…、それでも大好きだって、言ってくれるの…?」

 

「あぁ、何度だって言うよ。俺は大槻さんが大好きだ。これから先大槻さんが悪いことをしたら叱ることはあっても、嫌いになることは絶対ない」

 

「……そっか、良かった…。私も…愛城…恋太郎くんのことがダイスキ…」

 

 卒業式のあの日からずっと笑顔の裏に隠していた衝動。

 

 大槻さんがそんなことを思っていたなんて全く想像すらしていなかった。嘘で自分の感情を偽るのがクセな大槻さんがこうして口を開いてくれるまで、俺は全然大槻さんのことが分かっていなかった。せいぜい、卒業式のあの日のことを謝ってくれるなんて良い子だなぐらいしか分からなかった。

 

 だから、こんなに察しの悪い俺は大槻さんの彼氏としては力不足なのかもしれない。ただでさえ知らなくて良い“運命の人”をアイツから聞かされて寝不足になるほど不安定になっていた彼女を今日まで放置していた俺は相手として相応しくないだろう。

 

 でも、俺が大槻さんのことが大好きだから。

 

いくら力不足だろうと、相応しくなかろうと。これから彼女の彼氏として、もう大槻さんがこうして泣かせないですむような、そんな彼氏に俺はなってみせる!!

 

 俺の胸の中で泣く大槻さんの背をポンポンと叩きながら、俺はそう決意した。

 

 

 

 

 

▽▽▽▽▽

 

 その後、

 

 泣き止んだ大槻さんを家まで送り届けた後、先生に学校敷地内に入る許可をもらい朝までずっと四葉のクローバーを探し続けた。

 

 花園さんと、院田さん。大槻さんに言われた通り、2人が俺の告白を受け入れてくれるかは正直賭けだったけれど、誠心誠意俺の気持ちを2人に伝えきった。

 

 その結果

 

「愛城君がそうしたいと言うのでしたら私は二股でも構いません…!」

 

「し…っ幸せにしなかったら承知しないんだからねっ!!」

 

 2人とも、俺の告白を受け入れてくれた。

 

 俺は告白に成功した達成感と今現在2人に抱きつかれている幸福感で天に昇りそうになっていると、

 

「3人ともおはよう。朝からおアツイね」

 

「あっ、大槻さん!」

 

「えっ!?大槻さん!!?」 「ちょっ!なんでアンタがここにいんのよ!!?」

 

 そこには、基本の制服の上に黄色の百合を刺繍した袖口が広く膝下まである羽織を着て、目元には羽織に合う和風のアイマスクを着用した大槻さんがいた。

 

「大槻さん!?そのアイマスクどうしたの!!?」

 

「ライちゃんと呼んで。だって恋太郎くん、私のことを気にして仮面とかフルフェイスヘルメットを着けて生活送るかもしれないなって思ったから。これなら、恋太郎くんが何か着用する必要はないでしょ?」

 

「ぐぅ…反論できない…。でも、それを着けたまま歩くなんて危ないよ!!?」

 

「たしかにまだ慣れないけれど。案外いけるよ?もう少し慣れたらアイマスク(これ)着けたままフルマラソンいける気がする」

 

「視界はともかく、体力的にまず無理だよねそれ!!」

 

 アイマスクを着けたまま登校してきたらしい大槻さんと会話していると。

 

「ちょちょちょっと!!なによあんた達!!昨日ただの友達だって言ってたわよね!!?」

 

「…もしかして…大槻さん、あなた……!」

 

「うん、2人が思っている通りだよ。改めまして、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()嘘が大好きな大槻ライです。恋太郎くんの彼女同士これからよろしくね?2人とも」

 

 2人が驚愕しながら大槻さんに話しかけるが、大槻さんは素知らぬ顔で呑気に自分も2人と同じ、俺の彼女だと伝える。

 

 無論、2人が落ち着いていられる訳もなく。

 

 

 

「ハ、ハアアアアアアアアアアアア!!?

 

「ちょっ、恋太郎君どういうことですか!!?早く説明してください!!」

 

 二股どころか三股である事実を受け入れられないでいる2人に慌てて説明する俺を大槻さんはフフフと笑いながらアイマスク越しに見つめてくる。

 俺がこんなに大変だというのに1人だけ愉快そうにしている大槻さんに毒を吐きそうになったけど、もう大槻さんが俺の顔を直視しないよう目を背けることがないことがたまらなく嬉しかった。

 

 結局、朝のHR5分前を告げるチャイムが鳴り始めるまで、落ち着かない女子2人に対して何とか説明をして落ち着かせる男子1人とそれを楽しそうに眺める女子1人がその場から動くことはなかった。

 




※こうして、オリ主大槻ライは愛城恋太郎の0人目の彼女になりました。

 感想欄で“ライちゃん”という愛称を付けてくれたり、幸せを祈ってくれたりする人がいてものすごく嬉しかったです。感想の返信でも書きましたがもう1度言わせてもらいます。本当にありがとうございます。

※この話で貯めていたストックが切れましたので、次話の更新は大分遅れます。

※最後に、オリ主のプロフィールを軽く紹介して終わりにします。

名前:大槻ライ(おおつき らい)

呼称:(恋太郎)恋太郎くん⇔ライちゃん (羽香里)羽香里ちゃん⇔ライさん
   (唐音)唐音ちゃん⇔ライ

身長:羽香里や唐音と同じくらい(150後半?)

体重:りんご3個分*1 両利き

目の色:ハイライト暗めの紫

髪色:茶色

生年月日:4月1日(15)

星座:おひつじ座

個性:嘘吐き・帰国子女・??

CV:天野聡美さん

外見:茶色の髪をストレートに腰まで伸ばしているが、前髪は目元が見えるぐらいの長さに整えている。“運命の妨害”により恋太郎の顔を見れなくなった為、告白が成功した翌日から家にあった和風のアイマスクを着用した上、既存の制服の上に袖口が広い黄色の百合が刺繍された膝までの長さの羽織を着ている(BLEA○Hの隊○羽織)。また、スカートの長さも羽織と同様膝小僧が見えるぐらいまで伸ばしている。

○○のサイズ:15人目の彼女の説明*2より、姫歌さん<オリ主<うさちゃんさん

*1
ウ・ソ♪

*2
第20巻 第171話 セクシーポニテニット回参照

羽々里さんの台詞を1字表記する際何て書く

  • 羽々里さんの『々』
  • 羽々里さんは皆の『ママ』より『マ』
  • 羽々里さんは羽香里の『お母様』より『母』
  • ヤツ(♀)より『ヤ』
  • 羽香里を『香』で羽々里さんを『羽』表記
  • その他
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