すごく今更ですが、オリ主のイメージ図をAI作成ですが作ってみました。目次に貼っていますので見て頂けると幸いです。
オリ主以外のオリキャラが出てきますので、再度【嘘吐きー7】の前書きに書いているオリキャラ紹介を再掲します。軽く読み飛ばして頂いて構いません。
薬膳士呂→シロ・セイバー(イギリス帰化時改名)
ライの実の父親。薬膳楠莉の義理の母方の叔父でもある。赤髪橙眼。薬剤師。
大槻鈴(後のベルノ・ヴィンヤード)と結婚しオリ主を設けるが、その数年後アルトリア・セイバーと出会い離婚した後再婚。
運命の人アルトリアも最愛の人ベルノも失った後、紛争地帯で発見されたのが最後。助けた人に裏切られ死亡したとウワサされている。
アルトリア・セイバー
薬膳士呂の再婚相手かつ運命の人。金髪碧眼。イギリス貴族かつ製薬会社の代表。
多忙の中、オオツキ家の3名とプライベートで交流を深めていた。
薬とオリ主の身柄を要求されたボスにより殺される。
【胡桃side】
恋太郎先輩にあたし以外にも彼女がいること(それも7人)を聞いた時は、あたしの耳がおかしくなったのかと思ったよ。思わず聞き返したけれど、あたしは別におかしくないはず。
放課後、あたしのことを先輩が彼女たちに紹介してくれたけれど。いつもお腹ばかり空かせて、イライラしているあたしのことを他の彼女たちが受け入れるとは思えなかったから。
「言っとくけど…あたしは別に
どうせいつか嫌われるなら、最初から馴れ合わなければいい。
あたしなりの処世術だった。
だから、あたしは大槻ライのことは特に印象には残らなかった。
せいぜい、こいつはどうして
そんなやつが、
「それでは共に参りましょう。シズカ、クルミ!」
「『あたぼうよ』」
「…………」
まるで他人に変身した時どう対応すればいいんだよ……他のヤツ等はあたしより落ち着いてるし……なんなんだよ……
▽▽▽▽▽
【リリィside】
唐「アルトリア・セイバー・リリィって何よ!」
「あっ、すいません間違えました。正しくは【大槻リリィ】です。参加受付にもそう記入しましたので、どうかよろしくお願いします!」
羽「そんなまさか……って本当です!どうして!?」
「
「胡桃、ライちゃん…いや、ライは他人に変身することが出来るんだ」
「いや、どこのSFだよ!!」
「ライ……いや、リリィ…さん……」
「呼び捨てで大丈夫ですレンタロウ。心配しないでください。これは
「…そっか。それじゃあよろしくな!リリィ!!」
突然の
……うん、皆さん可愛らしく綺麗な方々ですね!これがレンタロウファミリーの彼女達ですか。
『伝統ある食の闘技会フードファイトフェスティバル!この第1回戦食べてもらうのは――“タピオカミルクティー”です!!!』
司会者のアナウンスが会場内に鳴り響く。
これから始まるのが決勝トーナメント。ルールは……前話*1*2でライが説明していたわね。読者の方々は前話か原作かアニメを見てください!
「――第1回戦は誰が出場…ウブッ」
「予選頑張ってくれた
「さっきも言ったけどあたしは全回戦出るから」
「ドラ○もんみたいな胃袋してんのだ…」
「『いや、あの』“猫型兵器”『のは胃ではない』」
「いくら
「ほっといて」
「あ、それなら私も全部出ますね!一緒に頑張りましょうクルミ!!」
「……は?」
「いやいや、全部は無理でしょ。
「ライちゃんはライちゃん。
「理由になってねーのよ。どこのお母さんだ」
「今、ママって呼んだかしら!!?」
「呼んでないです、お母様」
1回戦に誰が出るかという話になった為クルミと共に立候補する。隣のクルミ含むほとんどの人が私を心配そうに見つめてくる。唯一の例外は2人から“ハハリさん”と呼ばれる女性。何かを思い出しそうで思い出せない、そんな表情を浮かべている。
それにしてもタピオカミルクティーですか。イギリスで
「他のチームの出方にもよりますね」
「まずは様子見が合理的」
「『そう言う事なら―――』『私も出よう』」
「ふむ。それでは共に参りましょう。シズカ、クルミ!」
「『あたぼうよ』」
「…………」
▽▽▽▽▽
「――それでは第1回戦…開始ですっ!!」
始まりました。開始の合図と同時にストローを口に含む。
カッ!!
こ…これはっ…!!
「「おいしい~!!♥」」
甘くクリーミーなミルクティーともちもちのタピオカの食感がすごくマッチしています!イギリスの物と比べて甘みが強いですが、それもまたアリ!ですね!!
「おかわり」
「おかわりください!」
「おかわりお願いします!」
「おかわりウホ!」
両隣に座るクルミ、シズカと共にタピオカを咀嚼しながら飲み進める。……しかし、一番向こうに座るミス・タケコは咀嚼の1つもすることなくザラッと飲み続ける。
……?いえ、今はミス・タケコよりも
しかし、10分後。
「首位を独走するタケコ・スーパーデラックス選手!その
そう司会者が告げた時だった。
「アゴが…」
「クルミ!?」
クルミのペースが劇的に落ちる。成る程。タピオカの強い弾力が原因でアゴが消耗した…という訳ですか。
ですが、
「もっちもっちもっちもっちもっち……」
「もぐもぐもぐもぐ……」
「あんたら…!どうして…!?」
私はともかく、シズカのペースが落ちないのは驚きました。一体どういう理屈なのでしょう。
「他は止まりそうなのに…どうして
「リリィは分からないけど、静ちゃんは……」
「お口がちっちゃいんだッッ!!!!」
「だからなによ」
………!!成る程、そういうことですか。
「人より『一口』が少ないと言う事は『一食』に必要な
つまり普段から人の何倍も噛んで食事している
それは、普通ならデメリットとなり得るもの。
『一口』が少ないと言うことは、1回で許容できる量も少ないと言うことだから。
大食いという競技ではあまりにも不利すぎるこの特徴だったが、この『タピオカミルクティー』というカテゴリーにおいては当てはまらなかった。
「…つまり
「ええ…静ちゃんは――!!」
「『小動物』みたいでかわいいねって言うこと……!!!!」
……たしかにそうね。タピオカをホッペに溜めて必死に咀嚼するシズカの姿は、頬袋にどんぐりをたくさんつめるリスのような愛らしさを覚える。
ハハリとレンタロウのコメントにうんうんと頷きながら飲み進めていると、
「あんたは…!あんたはどうして…!!」
「ゴクッ。…私は剣を嗜んでいるので!!」
「いや、訳分かんねーよ!」
いえ、剣を握る上でアゴの力は無視できませんよ。剣に力を持たせる為にもアゴの力は必要不可欠ですから。常にアゴを引く為にもアゴの筋肉は決して怠ってはならないものでもありますから。
……後はまぁ、2人はともかく
ごめんなさいクルミ。今は競技中ですからここまでです、これが終わったら説明しますので!
隣のクルミに申し訳なく思いつつタピオカを咀嚼しながらミルクティーを飲み続けた。
「第1回戦の結果は…1位、タケコ・スーパーデラックス選手!3ポイント!2位、恋太郎ファミリーチーム2ポイント!3位、呉莉羅連合チーム1ポイント!」
「1位とは1杯差ですか……」
「『紙一重か…』」
「くそ…ッ!!」
「3人とも!お疲れ様!!凄かったよ!!」
あと少しで1位になれた事実に打ちひしがれる私達にレンタロウが声を掛ける。シズカはともかく、私とクルミは二回戦にも出る予定。切り替えは大事だ。
それにしてもおかしい。私達は3人で1位のミス・タケコは1人。人数は有利だったはずなのにそれでも1位になれなかったのがどうしても信じられません。ラストは私もシズカもペースが落ちていたのに、ミス・タケコは唯一人ずっとペースを落とすことなくザラッと飲み下していたのも疑問です。
これが、大食い世界王者だと言われればそれまでだけれど。それだけじゃない気がします。
ライも疑問に思っていましたし、この事は少し頭に留めておきましょうか。
私はシズカの頭を撫で、クルミの頭を撫でようとして避けられるレンタロウを眺めながらそう考えた。
……私ですか?当然避けましたよ。私の頭は安くないので!私の頭を撫でて良いのはシロだけですから!!
▽▽▽▽▽
「第2回戦は“寿司10貫早食い”です!チーム内でより早い選手のタイムがチームの記録となります!」
「
「あ…あたしだって…!」
「すいませんクルミ。日本ではオスシに
「知らねーよ!隣のヤツに聞けよ!!」
「聞いてみたのですが…」
「トッピングなんて非効率的」
「…………あたしは付けるから。あんたも好きなようにしなよ」
「ありがとうございます!」
時と場合によりますが、許されるのであれば……
▽▽▽▽▽
「――それでは第2回戦…開始ですっ!!」
「「おいっしいいぃ~~!!♥」」
「味わってる場合じゃないぞ
お米1粒1物しっかり立っているシャリの上に瑞々しくハリのあるお魚の味がしっかりするネタ。そしてそれら2つを調和する
なぜ今回の競技は“早食い”なのか運営に物申したくなってきました。このお寿司を10貫
「やはり早い早いタケコ選手!!このまま独走で一着か―――!!」
「ぐうううッ!!!」
「大丈夫ですクルミ。私達には……」
「――いや!!
「………………」パクゴクン、パクゴクン、
「ナノがいます!!」
先ほどのタピオカミルクティーとほぼ同じ早さで食べ進めるミス・タケコと同等のスピードでナノが追従していた。
「すごいのだ
「ちょっと待って…あれ…噛んでる?」
「?
「特殊合金*3ででもできてんのかのど」
……ふむ。ナノのこの調子なら
騎士道において、
だから、今目の前にあるオスシは……少しだけ…少しだけ…味わって……
「さあ両選手10貫目を手に…!!勝つのはどっちだ―――!!」
5貫目を味わって食べ終えると丁度そのアナウンスが。6貫目に伸ばす手を少し止めてナノへとちらりと目を向けると……
ピタッ
……ッ!!
「おお~っと一着はタケコ選手!!
それまで順調だったはずの凪乃が最期のオスシを口の前まで運んだところで緊急停止しました。まるでロボットの電源が突然切れたみたいな動きです。
唐「どうしたのよ
凪「食べすぎて…吐きそう…」
唐「寿司9貫で!!?」
唐「あんたいつも『栄養素はサプリが効率的』とかって小食だから…!」
楠「胃がメダカみたいにちっちゃいのだー!?」
凪「メダカに胃はない…」
本当ですかナノ!!?
「
…まずいですね。このままでは追いつかれます。私は目の前の皿にある5貫のオスシを目にやる。これまでのペースで食べ進めていれば3位に落ちるのは必至。
であるならば……!もう、四の五の言っていられません!!
いざっ!!
▽▽▽▽▽
「
「さすがです
「ありがとう凪乃―ッ!!」
「お…
「あああ凪乃今行く今行く」
2回戦結果
1位…タケコ(計6P)
2位…恋太郎(計4P)
3位…呉莉羅(計2P)
10貫目のオスシを
…なるほど。必死になっていたから分かりませんでしたが、…ナノの方が1足早かったようですね……。何故司会者の場所まで移動しているのかは分かりませんが。
「おい、あんた…どうして…大丈夫か…?」
…隣のクルミが心配そうに話しかけてきた。なんだ、最初は態度が悪い娘だと思っていましたが、根は良い子のようですね。
クルミの視線の先には私のテーブルの上。クルミ自身の皿の上には未だオスシが数貫残っているが、私の方には何も無い。
「…私がオスシを味わって食べられたのは、ナノとクルミがいたからです。もし、3位に落ちるようなことがあれば、
まぁ、必要なかったみたいですが。
ふふっ…
「そんなこと…っ!」
「そんなことよりっ!オスシ美味しかったですね!!次はどんな料理が出るのか、楽しみです!!
次も一緒に頑張りましょうね!クルミ!!」
「………おう」
「…のど大丈夫なのかよ。その、最期噛まずに飲み込んでただろ?」
「大丈夫です!私は剣を嗜んでいる*5ので!!」
「だから、訳わかんねーって」
大丈夫、大丈夫です!
頑張りが評価されなくても、努力が実を結ばなくても。
そんな【大槻ライ】のような子供みたいなこと、
だって、【私】はアルトリア・セイバー・リリィですk
「胡桃、リリィお疲れ!!最期凄かったな!見てたぞ!!」
……え?
気がつけば、凪乃を抱っこするレンタロウが、目の前にいた。
「リリィ、のどは大丈夫か?もし無理そうなら、休んでくれても大丈夫だからな!」
「あ……う、うん……」
「胡桃もキツくなったらすぐ言ってくれ。いつでも代わりに俺が……ウプッ」
「くどいって、あたしは大丈夫だから」
…………
嬉しい
嬉しい…嬉しい、嬉しい。嬉しい!嬉しい!!嬉しい!!!
レンタロウくんは私の頑張りを見ててくれた!!クルミ以外の他の会場の人達の誰も気付かなかった私の頑張りを見逃さずに見つけてくれた!!
そう感情がこぼれ落ちかけた瞬間、
……ッ!!!
ここで変身が途切れたらマズい……。この大会を優勝する為にも、最期までこの
…………
ふ――――ふうぅぅぅ
……よし!!
イギリスで生まれ、朝から晩まで剣の修行に励みながら色々なことを学んできた、アルトリア・セイバーの
3回戦も、この調子で……いや、この調子じゃダメなんだった……とにかく!!頑張ります!!