アニメ2期の21話【ヘアチェンジ】回でも育がDEEN版アーチャーの【光魔法格好いいポーズ】をしていたと話題になりましたが、まさか2期連続で型月のパロディネタを入れてくるとは予想外すぎて大笑いしてしまいました。
だからという訳ではありませんが、今話でも一部Fate/ZeroのドラマCDから引っ張ってきた部分がありますので、気になる方は探してみてください。分かった所で13人目の彼女の話す内容みたいに大した意味はありませんが。
「2人とも、大丈夫!!?」
「ごめんなさい恋太郎くん…――迷惑かけたわね」
「俺は大丈夫だよ。それよりも今のは…?」
「悪いけれど、恋太郎に変身した途端私達2人とも意識がなくなったわ――だから、私達が何をしたのか教えてくれないかな?」
「……いやぁ、あはは……」
恋?『何で目の前に俺が!!?…あぁ、ライが俺に変身したのか……ビックリした……』
恋「え?」
「……ごめんね。お姉ちゃんはともかく、私がまだ【変身】に慣れていないせいで――【自分が偽物だっていう自覚】が持てなくなったみたいね」
「…それじゃあ、もし羽香里たちに変身したら…」
「さっきの恋太郎くんみたいなことが起きるだろうね――恋太郎は羽香里と羽香里、唐音と唐音みたいに同一人物がケンカしたり、争い合うのは好きかしら?」
「ぐふぅっ!!」
「恋太郎くん!!?――吐血するほど地雷なのね――お姉ちゃん!!――冗談よ。ごめんなさい2人とも。2度と言わないわ」
「はぁ…はぁ……心臓が止まるかと思った……」
「本当にごめんね恋太郎くん。話を戻すけど、私が慣れるまで変身の練習に付き合ってもらってもいいかな?――私達以外の誰かがいないと、止まれないでしょうから」
「そんなの、当たり前じゃないかっ!言ってくれたらいつでも付き合うよ!!」
♥♥♥♥♥
続く3回戦は“激辛麻婆豆腐”。『辛いものなら自信あるわよ』フンッと豪語するカラネと『
そして私とクルミの計4人が出場しました。
しかし、
「バカが悪ふざけで書いたレシピ」
口の中に激痛が走るレベルの辛さに慣れていないのか、ほとんどの参加者が悶絶しスプーンを運ぶ手が滞る事態になる。
「こんなもの食材への冒涜よ」
ミス・タケコがさじを投げたことで、3回戦は実質恋太郎ファミリーと
ペースは遅いものの根性で食べ進める呉莉羅連合チームに対し、私達の内…
「かれーのだ」 ぱくぱくぱく
「…………」ぱくぱくぱく
クスリと私の2人は一定のペースで食べ進め続けた。
「はああ!?どうなってんのよあんたら!!」
「楠莉調合ミスって劇薬とかよく飲んでるのだ」
「リリィはどうしてよ!!?まさか、また剣がどうとか言うんじゃないでしょうね!?」
「…………」ぱくぱくぱく
「無視してんじゃないわよっ!!」
「辛いものなら自信あるわよって…」
「ええ…ドヤ顔で…」
「……ッ!!ぐおああアアアーッ!!!!」 ガツガツガツガツ!!
辛い物を食べる時はただただ無心で。水を飲んだり、味変することもなく。ただの1度も停滞もなく。唯々スプーンを口に含み続けるべし。
麻婆豆腐の辛さによる痛覚を意図的に無視し続ける。こんな味わって食べることとは程遠い食べ方は、
○○『麻婆豆腐。ただ唐辛子が山のようにぶち込まれた一見雑な料理にも見えるが、豆腐を口に含んだ瞬間舌を焼く刺激が溜まらない味覚をもたらす。
そう!辛さこそ嗜好!辛さこそ!究極の味覚!!そう思わないか!!●●!!』
●●『今話しかけないで……』
この記憶は一体……?
…いえ、
きっと、どこかでお会いした方にお聞きしたのでしょう。【フードファイトフェスティバルを優勝する】という
「第3回戦の結果は…1位、恋太郎ファミリーチーム!3ポイント!2位、呉莉羅連合チーム1ポイント!3位、タケコ・スーパーデラックス選手1ポイント!」
「恋太郎ファミリーチームの大槻選手、院田選手、薬膳選手!!激辛麻婆豆腐にも決して怯まない、凄い食べっぷりでした!!」
3回戦結果
1位…恋太郎(計7P)
2位…呉莉羅(計4P)
3位…タケコ(計7P)
3回戦終了後電光掲示板を眺めている間に聞こえたアナウンスにふと疑問を覚えました。
……【大槻】って、誰のことでしょうか?
♥♥♥♥♥
4回戦はケーキ対決。
「「甘い物なら任せて
未だ実出場のハカリとハハリ。そして、私とクルミの計4人で出場したのだが。
3回戦が食べ辛い麻婆豆腐だったからか、もう4回戦にもなるというのに、ミス・タケコ選手と呉莉羅連合チームのケーキを食べるペースは決して落ちませんでした。
「「「おいしいいぃ~~!!♥♥♥」」」
「…っ!!~~~ッ!!!」ハッ‼カァァァァッ
「ん~~♪♪」にま~~~~ッ♥
ただ、それは私達も同様。元気が有り余っているハカリとハハリ、そして未だ余裕のある私とクルミも決して他2チームに遅れはとりません。
「首位独走はタケコ選手!だが呉莉羅連合も根性を見せる!」
「負けられないウホーッ!!」
「……ッ!!」ピーンッ
が、ここでハカリが動きました。
「こんなに甘いもの食べちゃって――体重…心配です」
「……ッ!!?」ピタッ
ハカリが何やら呟くと、右隣に座る呉莉羅連合チーム5人全員の動きが一斉に止まる。
……?体重がいったいどうしたのでしょうか?
「確かに…」
と、思ったら何故かハカリの左隣のハハリの動きも同じく止まっていました。
「最近増え気味だし…」
すると、今度はハハリの一言にハカリの動きが止まりました。
どうやら、今動きが止まった面々はエネルギーの過剰摂取による体脂肪の蓄積による体重の増加が気になる様子。
しかし、それはこのフードファイトフェスティバルに出場する以上避けられない
ほとんどの出場者が止まる中変わらず食べ進めているのは、私以外にもクルミとミス・タケコがいた。止まっている2人のことは無視して、ミス・タケコ選手に負けないようにケーキを食べ進めていると、
「――なにやってんのよバカ共…ッ脂肪は――胸にもなんのよッッ!!!」
カラネの一言によりハカリとハハリが復活。
それまで止まっていたのが嘘みたいに、クルミ以上のペースでケーキを食べ進める。
それにしても、ケーキを食べると胸が育つとは。カラネは物知りですね。
そういえば、
たしか、屋敷の裏庭に埋まっている
いや、それよりも、どうして……?
どうして私は、
……いいえ、そんなはずありません!!私の名前は……
あれ カランッ
「「…?●●●
ハカリとハハリが名前を呼ぶ。私の方へ向いていることからして私のことだということは分かる。
耳が聞こえなくなった訳では無い。けれど、この時になって。
私はわたしが誰なのか、分からなくなった
♥♥♥♥♥
「皆お疲れ様―!……あれ?」
レンタロウが彼の彼女達の活躍を祝して高速で移動しながら頭をなでなでしていくけれど、私の頭に触れた時点で何故か急に止まった。
……あれ?そういえば、以前撫でられそうになった時は必死で抵抗していたような気もしますが。どうしてそんなことをしていたんでしょうか…?
何か、大切な理由があったような気がするのですが…とても思い出せそうにありません。
「●●●…」
「……どうかしましたか?レンタロウ」
レンタロウからも私?の名前を呼ばれたらしいので反応を返す。
すると、何やら一拍置いてもう一度私?の名前を呼んだので、彼の方へと顔を向かせる。
「●●●本当にお疲れ様。●●●がいたおかげでここまで来ることができた」
「…?はぁ…」
そう言われて首をかしげると、いつの間にか私の視界が真っ黒に。
何かに目元と頭が覆われたが分かるのと同時に、何故か懐かしさすら感じられる。
この記憶は……
「だから、お疲れ様。後は俺たちに任せて先に休んでいてくれ」
「ライちゃん」
『万が一私達が暴走しかけた時は、耳元で【ライちゃん】の名前を囁きながら目隠しで目元を覆いなさい。そうすれば、ちょろいライちゃんは止まるでしょうから』
『分かった!!』
『お姉ちゃん?たしかに恋太郎くんにされたら嬉しいことではあるけれど…、そんな方法で本当に止まるかな?あと、さっきちょろいって言った?』
『それじゃあ早速恋太郎に変身するわよ――お姉ちゃん?無視しないで?ねぇ?どういうことか説明して――』
………あぁ、そうだった。私は……。
リリィでも、アルトリアでもなく。
私の名前は……
♥♥♥♥♥
【胡桃side】
「お、おい…!急に倒れたけど大丈夫なのかよ!!」
「……大丈夫。ライとライちゃんはちょっと疲れただけみたい」
さっきから何か様子がおかしかった大槻ライは、恋太郎先輩に自身の黄色のカッパと目隠しを着用させられた後耳元で何か囁かれた。
すると、まるで電源が切られたロボットみたいにスッと膝から崩れ落ちた。目の前にいた恋太郎先輩が受け止めたことで事なきをえたけれど、本当に大丈夫なんだろうな?
「羽香里も羽々里さんもありがとうございます。おかげで、事前にライとライちゃんの暴走を止めることができました」
「い…いえ……」
「本当に大丈夫なのよね?恋太郎ちゃん」
「…前もって聞いていました。変身したらこうなるかもしれないって。2人からは横に寝かせて後は時間さえ置けば大丈夫と聞いています」
自身の上着を大槻ライの頭の下に敷いて枕にすると、彼女の頭を撫でる恋太郎。
他の奴らも2人の傍に近付いて、大槻ライを撫でたり恋太郎先輩に撫でられたりしていた。
そんな奴らを視界に写しながら、あたしは不思議に思った。
全然食べられないと思ったのに…この人達はなんでこんなに―
特に大槻ライはあたしと同じくらい、いや、あたし以上にいっぱい食べていた。変身がどうとかリリィがどうとかははイマイチよく分からないままだけど。
相手チームの呉莉羅連合チームのリーダーが恋太郎先輩にどうしてそんなに食べられるのかと尋ねると、大槻ライを撫でながら恋太郎先輩たちは愛の力だと答えた。
愛“は誰かのため”、“皆のため”だからこそ実力以上の力が出せるものなんだ、と。
……何言ってんだこいつら……というのが正直な感想だけど。
「さあ決勝戦出場選手はステージへ―――」
「もういいでしょ。一体いつまでなでてんだよ」
「いや――」なでなでなで
アナウンスの指示に従うよう恋太郎先輩たちに伝えると、
「なで続けてないと俺達全員、吐きそうなんだ…!!」 なでなでなで
「やっぱ無理してたんじゃねーか!どこが愛の力だ!」
恋太郎先輩以外のメンバーは全員大槻ライのように横になっていた。気絶している大槻ライ以外の面々は恋太郎先輩も含め、誰一人の例外もなく顔を青くして今にも吐きそうになっていた。
「んで、あんたの吐き気はおさまんないでしょそれ」
「俺の胃が楽になるより、彼女の胃が楽になった方が楽になるんだ俺の胃は」
「どう言う原理でだよ」
「愛の力」
「ごめんな
「だから、あんた達に頼る気なんかないって言ってんじゃん」
あたしは恋太郎先輩たちに背を向けて決勝のステージへと向かった。
さっきはちょっと見直しかけたけれど、結局は勘違いだったことに気付いたから。結局はあたし1人の勝負だってことが分かったから。
けれどステージへと向かう道中、何故か無性に落ち着かなかった。
『あ、それなら私も全部出ますね!一緒に頑張りましょうクルミ!!』
『ふむ。それでは共に参りましょう。シズカ、クルミ!』
『すいませんクルミ。日本ではオスシに
『クルミは辛いものは大丈夫ですか?ご存知かもしれませんが、途中辛いからとお水を飲むのは逆に辛さが長引きますのでオススメしませんよ』
『【パンがなければケーキを食べれば良い】という言葉がありますが、まさか実際に体験できるとは…分からないものですね』
そういえば、これまでずっと一緒に出場していた大槻ライに話しかけられていたことを思い出した。特に誰とも馴れ合うつもりもなかったから禄に返事もしなかったけれど、大槻ライが途中リタイアした今、こうして1人になると……
なんか、無性に……
……な、訳ねーだろ。
子供じゃないんだから、1人が寂しいなんて子供っぽいこと思うわけない。
心細さに気がつかないフリをしたまま、あたしは今度こそ1人でステージの壇上へと登った。
※同一CPは原作でも14巻122話の「愛々ちゃんとあみぐるみお部屋デート」と23巻203話の「恋太郎ファミリーの日常(その7)」で出てきたネタですね。
作者は同一CPが大好きです。オリ主が変身できるのも同一人物の彼女同士での絡みを自己生産したかったからというのもあります。
一応ライダーが言ったみたいな同一人物のケンカや争い合う描写は100%ナシで(100カノの優しい世界に合わないので)、それ以外の同一CPネタを披露していきたいと思っているので、お付き合いして頂けると幸いです。