今回オリ主以外の視点で進めさせていただきます。アニメでは出てこない?キャラなので軽く紹介をば。
女井戸(めいど)妹(まい) ●●●の●●
花園家に仕えるメイド。恋太郎の彼女である銘戸芽依を【お姉様】と呼び尊敬している。
それでは本編どうぞ。
その方のお名前は、【大槻ライ】。以前から【花園グループ】と協力関係を築いている【大槻グループ】相談役【大槻
聞けば、不運な事故でご自宅が半壊したとのこと。その後
そして、そんな彼女のお世話を。
「それじゃあ
「よろしくねー」
「……かしこまりました」
♥♥♥♥♥
業務上掃除や洗濯をしなければいけない為ずっと
「ライ様、お茶が入りました」
「ありがとね、
頃合いを見て妹が差し出した紅茶をライさんはにこやかに受け取りました。その様子から見ても、ライさんはメイドにお世話されることに慣れています。そこは流石【大槻グループ】のご令孫様と言えるでしょう。
給仕の用意を終えた妹はその場から離れようとしましたが。
「妹ちゃんも一緒に休憩しよ?」
「いえ、まだ仕事が残っておりますので…」
「ちょっと妹ちゃんに聞きたいことがあってさ…お願い!!」
「……かしこまりました」
最早習慣化されたライさんからのお茶の誘いを受けます。
対面の椅子に腰掛け、自身のスイッチを切り替える。
「……それで、
普通なら休憩中とはいえメイドがお客様を様付けしないことは有り得ない。
けれど、これはそのお客様であるライさんから頼まれた、最初のお願いでした。
『仕事中はともかくさ、休憩中はもっと砕けた感じで話して貰ってもいい?』
『砕けた感じ…ですか?』
『うん。なんなら【呼び捨て】でも【ライちゃん】って呼んでくれてもいいよ』
『…流石にそれは砕けすぎかと』
結局妹自身慣れていないこともあって、最終的には【ライさん】と呼ばせて貰うことに落ち着きましたが。
「正直、妹はライさんに面白い話が出来た気がしないのですが。妹が話したことなんて、お仕事(メイド)のことがほとんどでしたし…小さい頃からメイドと触れ合ってきたライさんには退屈なんじゃ」
「そんなことないよ。それに、そりゃメイドは小さい頃からよく見てきたけど全員年上で、同い年の子は妹ちゃんが初めてだから」
「…そうなんですか?」
「うん。だから妹ちゃんはすごいなーって。これはウソじゃないよ」
…………
メイドという仕事には元々
この春中学校を卒業して、正式に住み込みで
未だに妹はお姉様のような、仕事も
分かっています。今の言葉は自身と同い年なのに既に仕事に就いていることを賞賛しているのであって、妹の仕事ぶりを褒めるものではないのだと。
けれど、メイドの先輩方や奥様お嬢様といった身内以外のお客様であるライさんに初めて褒められたことに、少しだけホッと息をつけたような気がします。
嬉しさにより緩みそうになる頬を必死に抑えながら、妹はライさんへ返事をします。
「そんな…褒められるほどのことでは…妹よりもお姉様の方が小さい頃から働いていますし」
「へぇ妹ちゃんに
「あれ?ライさんにもお姉様がいらっしゃるんですか?」
「うん、いるよー。ちょっと最近色々あって話せてないけれど」
「あれ…?でもたしか……」
ライさんは1人っ子じゃ……
そんな妹の疑問を察したのか、ライさんはこう答えました。
「まぁ本当は違うけどさ。こういうのって周りがどうこうよりもお互いがどう思うかでしょ?私がお姉ちゃんのことをお姉ちゃんって思ってるんだから、それでいいの」
「ですよね!!」
気がつけば、妹はテーブルに身を乗り出して、ライさんの手を両手で握りしめていました。
「
「え?う、うん…」
妹の反応にライさんがびっくりしていますけれど、きっとそれは歓喜によるものでしょう。
妹だってこんな近くに同士がいた事実に感激で震えているんですから!!ライさんも同じに違いありません!!
ッそうだ!!
「ライさんのお姉様のことお聞かせください!代わりに妹もお姉様のことをお話しますので!!」
「…そうだね、私もお姉ちゃん以外の姉のことについて聞いてみたかったし」
「それじゃあ妹からいきますね!!この間お姉様が……」
それから妹たちはお互いの【姉】についての自慢話や惚気話をお互いに繰り出し続けました。
話をしていくうちに、どこかライさんとの間にあった壁が取り払われて。ライさんが当初望んでいたような気安い関係になっていく気がしました。
それから妹の休憩が終わるまで、妹たちの間でお話が滞ることはありませんでした。
♥♥♥♥♥
それから数日後の夜遅く。
「うわぁぁぁ~!!お姉様ぁ!お姉様が奪われましたぁぁ!!!」
「おー、妹ちゃんが荒ぶってる」
妹はライさんのお部屋にお邪魔させていただいております。
今日の妹の労働は終了しています。なので、いつもなら既に妹のお部屋に戻っているのですが
「ぐおぉぉぉ!!お姉様は今日お休みの日だから、お部屋の中でピシィと姿勢を正すお姉様のお部屋の前を何回も通り過ぎるようシミュレートを重ねてきたのに!!」
「そんなこと考えてたんだ妹ちゃん」
「珍しく外出するからとお姉様に聞いてみれば…まさかデートだなんて!!しかもお相手は奥様とお嬢様の彼氏でもあるって!!どこのハーレム漫画の主人公ですか!!?」
「ちなみに私の彼氏でもあるよ?」
「見境なさすぎません!!?」
ライさんの口から漏れた衝撃事実に目を白黒させがながら、テーブルへ突っ伏す。お姉様がデートへ出かけたことだけでも到底受け入れられないんですよ、妹は!!ちょっとは加減してください!!
「途中お姉様が屋敷に戻ってきた時は『デートつまんないでございます』ってその男を振ったんだって思ってたのに!!」
「そんなこと考えてたんだ妹ちゃん」
「その男から奥様に電話があったかと思えばお姉様が膝を付いていましたし!!なんですかその男は!!これまで妹が見てきたこともないお姉様を妹の前で見せつけたりして!!ありがとうございます!!」
「そんなこと考えてたんだ妹ちゃん」
「はっ!思わずお礼を!?今のは違いますからね!!」
「妹ちゃんって面白いねー」
妹がてんやわんやしている間、ライさんはニコニコ笑いながらお茶の用意をしていました。そのことに少しモヤモヤしましたけれど、煎れてくれた紅茶を頂くとそれまで苛立っていた気持ちが段々と落ち着いていくのが自分でも分かりました。
それに…
……ぐぬぬ。妹が煎れたのよりも美味しい…!
「気に入ってくれた?アメリカで眠れない時にダッドがよく煎れてくれたから私も慣れてるんだーカモミールティー」
「ウソ!?妹、口に出してましたか!!?」
「いや表情から。妹ちゃんって分かりやすいよね」
「ッ!!?み、見ないでください!!」
「えー可愛いのに」
慌てて両手を顔の前に掲げて見えないように隠す。そんな妹をライさんは変わらず眺めるだけでした。
そんな余裕そうに構えているライさんを見て、妹は。
「……ライさんだって【妹】なら分かるでしょう?大切なお【姉】様が何処ぞの男に奪われる辛さと心細さは」
思わず言うつもりも無かった愚痴をこぼしてしまいました。
「私とお姉ちゃんは一心同体だからそうそう無いと思うけれど」
「今それはいいんですよ」
いや、この間の【妹】談義で聞きましたけれど。ライさんの身体にライさんのお姉様もいるということは。いや、聞いた時は耳を疑いましたけれどね。妹が言いたいのはそういうことじゃなくてですね。
「妹ちゃんも人のこと言えないでしょ?せめて芽依ちゃんに【姉】呼びする許可ぐらいもらいなよ」
「ずっと前に『別に――構いませんよ』って許可もらいましたが!!?」
「……ニホンゴッテムズカシイネー」
「何か言いました!!?」
妹の剣幕にごめんごめんと謝ったライさんは顔を上げると。
「まぁ、そうだね。お姉ちゃんが何処ぞの男に一目惚れしたとか言い出したら、悪いヤツに騙されていないか確かめたくなるけれど」
「【姉】なんですよね?【妹】じゃなくて」
「お姉ちゃんちょっと天然だから。そこらへん心配なんだよねー」
「えぇ…」
自身の【姉】、元を辿れば同一人物の半身にキツいことを言うライさんだけれど。
「……まぁ、寂しく思わないって言ったらウソになるかな」
「ライさん…」
そう呟いたライさんの顔は下を向いていた事もあって妹からは見えませんでした。
「お姉ちゃんが恋太郎くんを好きになってほしくないし。何処ぞの馬の骨に惚れたって言ったら気に食わないし。お姉ちゃんには
「…そう、ですよね……」
人が人を好きになることを止める権利なんて、誰にもない。
そんなこと、妹だって分かってる。
だから、大切な人には私だけを見ていて欲しいと思うのは間違っているってワガママだというのは、妹だって分かってる。
けれど、
お姉様に彼氏ができて。
お姉様に大切な人が増えたら。
お姉様の視界に、妹が映らなくなるかもと思って。
ただでさえ遠い妹とお姉様の距離がこれまでよりも離れていくことに、
どうしても不安になるんです。
「だからさ。不安になったら今みたいに私に声をかけてよ。愚痴でも聞いたりストレス発散に付き合ったり同じ【妹】として力になるからさ。ね?」
……え?
「……いいんですか?」
「いいもなにも今更でしょ。それにいつかは我が身なのは変わらないんだから私も。その時の助けになって欲しいんだよね、妹ちゃんには」
だから、これは私の為でもあるの。と、ライさんは告げる。
「だから、これから【妹】同士よろしくね?妹ちゃん」
「…!よろしく、お願いします!!」
テーブルの上で妹とライさんの手が繋がる。
ここに、【妹】同盟が締結した瞬間でした。
「…で、早速聞いて欲しい愚痴があるんだけどさ……」
「…え?ライさんがですか…?」
「うん。最近お姉ちゃんが挨拶すらろくに返さなくなってきてさ…何か塞ぎ込んでいるのは分かるんだけど、全く微動だにしないからどうしようもなくって…」
「……それは、大変ですね……」
「……うん。ちょっとだけ気分が晴れた。じゃあ次妹ちゃんの番ね。芽依ちゃんのことでも恋太郎くんのことでもいいからさ」
「…!!そうだ!!その男が……!!」
…………
【No side】
2人の妹の愚痴大会は夜遅くまで続き。
寝落ちした妹をライちゃんがベッドまで運んで、一緒のベッドで眠りましたとさ。
▽▽▽▽▽
「……はてさて、まさか裏切り者が身内から出てくるとは。世も末じゃのう」
「ま、待ってくれよ爺さん!!これは…その、出来心で…!」
「ほほう…であれば、お主はその出来心で
「う…!!」
「しかも1度ならず2度までも。よっぽど
「……あぁ、そうだよ!!僕はあいつが気に入らない!!
「……このグループの後継者はライではなくお主じゃと何度も言っておろうに。お主は信じられんのじゃろうな」
「だったら!どうしてあの時僕を会長に任命しなかった!僕のことが邪魔だから、あいつの方が大事だからだろう!!?」
「出来たことは否定せぬが、お主に会長を任せる準備がその時には出来ておらんかった。ただそれだけの話じゃ」
「ウソだ!!そんなデタラメ信じられるか!!」
「……これ以上言葉を交わしても無駄なようじゃの」
「……お、おい…!どこに行くんだよ!!」
「安心せいお主は死なせん。悪いことをせぬようずっと儂の監視下にはいてもらうがな」
「なっ!!」
「お主の配属先は追って連絡する。それまで此処で反省しておるのじゃな」
「…お、おい…!待てよ、待てって!!」
「それじゃあの、●●●」
※「二連つくね」さん、☆9評価ありがとうございます!
【追記】
※気がつけば30,000UA突破していました。読んでくださっている方本当にありがとうございます!!これからも頑張ります!
カラオケ回でライダー(姉)とライちゃん(妹)がどう歌うか
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①ライダーとライちゃん2人で1曲歌う
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②それぞれ1曲ずつ歌う
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③(①と②どっちも)やってくれ、必要だろ
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④アンケートの結果だけ見たい人用