前話は作中で矛盾を発生させたまま投稿してしまい本当にすいませんでした。今後はこういった事がないよう何度も推敲して確認するようにいたします。
恋太郎くんが提案した作戦はこう。
ライ「『原作既読済の人は【】以外の内容は飛ばして大丈夫』って作者のアホが言っていたよ」
羽香里「まぁ、文字だけのこれより絵も付いているマンガの方が100倍分かりやすいですからね」
唐音「べっ別に、まだ原作を持っていないっていう人にこれを機会に買って欲しいだなんて思ってないんだからね!!」
恋太郎「読者の方々に説明をしながら原作の宣伝をする俺の彼女たちが偉すぎる!!!!!」
モーン21「誰もライちゃんの『作者のアホ』発言否定してくれない…悲しい…」
羽香里「…?今誰か喋られましたか?」
唐音「さぁ…?私じゃないわよ」
ライ「前話で矛盾した内容を修正すらせずに投稿した作者なんてアホ以外の何者でもない」
モーン21「返す言葉もございません…」
ファーストキスが誰か問題を解決する為に三人の誰が先に恋太郎くんとキスしたのかを
音楽プレイヤーとサイコロとアイマスクを取り出した恋太郎くんはそれぞれ私達に配りながら説明を続けた。
【まず、彼女側である私たち三人の“立ち位置”を
唐「なんで『はじめ○のチュウ』なのよ」
恋「初めてのチュウだからだ」
そうしたら、私たち三人はそれぞれのサイコロを振ってさっき決めた“立ち位置”に立つ。大事なのがこの時実際に動くのは
サイコロの出目が小さい順から二人
この後残った一人は
三人分の合図が来たら、恋太郎くんはサイコロを二回振ってそれぞれに出た数字で出きた…11~66のランダムな秒数を数える。
数えたら再びサイコロを振り出た数字を確認してアイマスクをつける。
この時出た数字が奇数なら“右から”偶数なら“左から”それぞれの立ち位置に歩いて行って三人にキスをする。
この時点でさっき数えた11~66秒のランダムな秒数が経過しているので三人はここまでの待ち時間で自分のキスの順番を予測する事ができない。
三回のキスが終わったら恋太郎くんは元の位置に戻り再びサイコロを二回振って出たランダムな秒数を数え…三人にラインで合図を送る。
【合図を受け取った三人の内、最後に端に移動した一人はその場から後ろに離脱して合図を送る。】
二回の合図を受け取った残り二人はサイコロを振って再び数字の大小で左右の立ち位置を決め直す。これで恋太郎くんにはもうキス時点の二人の立ち位置は分からなくなる。
そうしたら二人はラインで恋太郎くんに合図をし全員イヤホンを外して作戦完了。
そこに残っているのはそれぞれ“大好きな人と初めてのチュウをした”という幸せな記憶だけ……Fin
【例:ラ「1」羽「3」唐「5→5」恋「3と1→1」】
恋(31秒待機後“右から”)
順番 ① ② ③
立ち位置 ○ ○ ○ ○
彼女 ラ 羽 唐
「よっライアーゲームさながら!」
「いやちょっと待ちなさいよ!そんなの…途中でアイマスク外したりズルし放題じゃない!他の三人には見えてないんだから…!」
花園さんがパチ♡パチ♡と称賛を送る一方院田さんから指摘が入る。院田さんの言うことも最もだ。ここにいる四人全員が参加者で裁定者がいない以上、ズルを咎める存在がいないのはルールの欠陥と言われても仕方なかった。
「そうだからここで仕上げに…一つの“策”を実行する!」
「…策…?」 「ああ」
聞き返す院田さんに恋太郎くんが力強く返す。
恋太郎くんの一つの策とは…
「『絶対にズルはしない』って指切りげんまんをする」
「ロジカル
まさかの人の善性に全BETだった。
「バッカじゃないの!?そんなもんになんの強制力があるって言うのよ!!」
「いや…守るだろだって破ったら針千本飲まされるんだぞ。
「
「……昨日告白された時のこと思い出しました。恋太郎君ってこういう人でしたね」
「そうだね。羽香里ちゃん、良かったら後で昨日告白された時のこと教えてくれない?興味湧いた」
「…えぇ、構いませんよライさん。院田さんも誘って3人で恋バナでもしましょうか」
花園さん改め羽香里ちゃんと声を交わして2人の下へと向かう。
今の恋太郎くんの言葉は院田さんの言う通り
それは『俺の彼女である皆ならズルなんて当然しないよね?』という、信頼という名の脅迫。
仮にここでズルをしてファーストキスを得たとする。が、終わった後に手にするのは純粋にキスしたことを喜ぶ他三人といつズルしたのがバレやしないかと気が気でない自分。
これから先何日も付き合っていくのであればこの罪悪感は決して軽くない。私を含めた3人ともきっとその疚しさに耐えきれなくなる。
恋太郎くんの一見丸投げとも思えるこの策は物の見事に私たち3人の動きを阻害できていた。これを意識して編み出したというのなら正直勝てる気がしないんだけど。
「ゆ~びき~りげ~んま~んウッソつ~い~た~らハ~リせ~ん~ぼ~ん~
…を三人に飲ませるくらいなら代わりにオ~レが~飲むっ♪ゆ~び切ったっ!」
((この誓いは死んでも守るッッ!!!!))
(え?これ遠回しに嘘吐きの私にズルしろって言ってる?)
(ダメだからね、ライちゃん)
(恋太郎くん…直接脳内に…!!?)
…まぁ恋太郎くんにそんな意図は全くないのはすぐ分かったけれど。無意識な分唯の策士よりも厄介だと思うな恋太郎くん。
「…………うーん」
「どうしたのライちゃん。何か気になる所があった?」
「……いや、数回ハプニングが起こりそうだなって思っただけ。恋太郎くん以上の案は思いつかないから、このままで問題ないよ」
「……?そっか、分かった」
昨日からアイマスクを着用しながら生活を送っている私は頭を傾げる。視覚だけでなく聴覚も防がれた状態でこの作戦が上手くいくとはとても思えなかったからだ。
まぁ、1発で成功させなきゃいけない訳でもないから。何回も行えばいつかは成功するだろうと楽観的に構える。
「よし…!それじゃさっそくやってみよう!」
だけど、この時の私たちは思いつきすらしなかった。こんなエキセントリックなキスゲーム
私も数回は失敗するものだとは思っていたけれど、10回、数10回と回数を重ねていったが1度も成功の芽が生まれることはなかった。
…………え~っと……これはどういうこと?
『ごめんライちゃん
『仕切り直し…?何があったのよ』
『いや…まあ…別に……』
『ってほんとに何があったのよ!!!』
『わぁ、2人とも顔真っ赤。大丈夫、
『『……!!?』』
『大丈夫ですよ、
『ごめん……ライちゃん……
『何があったんですか!!?』
『……
『『……!!』』
『ッ!!……ごめん。ちょっと勘違いで恋太郎をボコボコに……』
『ライちゃん!唐音は何も悪くないんだ!!ただちょっと、不幸な行き違いがあっただけで…!!』
『…恋太郎くんがそう言うなら』
これと似たようなことが何十回もあった。この時恋太郎くんの隣に羽香里ちゃんがいる時は両者赤面を、唐音ちゃんがいる時は恋太郎くん
恋「キスがこんなに難しい
羽「映画やドラマではあんな簡単そうにしていたのに……っ」
慣れない目をつむっての作戦に3人とも疲れ切っていた。私以外の全員疲労困憊の状態で屋上にそれぞれ身を投げ出している。
私?私は特に疲れていないからそんな3人を姿勢を変えずに起立したままアイマスク越しに眺めている。
「ったくやっぱりこんな
「
「…はぁ?なに私が悪いって言いたいの?」
「…………」
イライラした唐音ちゃんが思わず吐いた毒が同じくイライラしていた羽香里ちゃんの癇に障ったらしく、2人の間に険悪なムードが流れる。私はそんな2人をただ見ていた。
「別にあなただけとは言ってませんよ…」
「大体あんた達一体どんなキスの仕方してんのよ!なんで毎回二人で顔真っ赤になってるわけっ!?」
「ちょ…っ落ち着いて…!」
唐音ちゃんの作戦が成功しない苛立ちとそれまで内面でグツグツと煮えたぎっていた不満がついに爆発した。恋太郎くんが2人を止めようとするがその声は2人には届いていない。
「それを言うならあなたの時だってなんで毎回恋太郎君のキズが増えてるんですか?私の恋太郎君を傷つけないでくださいよっ!」
「はあぁ!!?私の恋太郎君ってなによ。私の恋太郎よ!!」
「私のですっ!!」 「私のよっ!!」
2人はお互いのことしか眼中にないらしかった。恋太郎くんのことも私のこともすっかり忘れているんだろう。
そうだよね。
唇を固く結ぶ。そうでもしないと、形はどうあれ私とは違って
自分でも何を口走るのか想像がつかなかったから。
おかしいと思ったのは10回を越えてからだ。恋太郎くんに肩を叩かれて仕切り直しを告げられる。そんなもう当たり前のようなケースを
3人の内1人を選ぶ訳だから確率は約33%。3回やれば約1回は当たる確率だけど、10回経っても1度も選ばれない確率も約3%ではあるがあるにはある。不思議には思ったけど無い話ではないとその場の不満は抑えこんだ。
でも、それからずっと。20を越えてからはもはやカウントしていなかったがそれでも、私の下に恋太郎くんが訪れることは1度も無かったことでようやく気付いた。
あぁ…私は“運命”に嫌われていたんだったなと。
それに考えが至るとこの作戦が全て無意味なこととしか思えなくなった。今唐音ちゃんが言った『バカな作戦』というのはまぁ否定しない。けれど、その作戦で2人はちゃんと形はどうあれ
胸や唇下半身に手が触れたとか、ズボンやスカートが弾みで脱げてしまったとか、実際にどんなスケベなことが起こったかは知らないけれど。それでも
でも、そんな感情をぶつけてしまえばそれこそ恋太郎くんを困らせてしまう。恋太郎くんに嫌われてしまう。
アイマスクの内側で両目を固くつむってこぼれる涙を押し込めてポーカーフェイスを維持する。
「やめてくれよッ!!!」
そう叫ぶ恋太郎くんにより2人がようやく口論を止めた。
「…二人が争わないでくれよ…っ!!…悪いのは俺なんだ…!!」
「…俺が……ファーストキスなんて争いの種を持ってるから……っ
―――――ッッ!!!」
そう言うと恋太郎くんは突如立ち上がり、屋上から出て行った。
「
「恋太郎君…っ一体どこへ…!?」
突然どうしたのかと私たち3人も唐音ちゃんを先頭に恋太郎くんを追いかける。それは屋上への上り階段を下りきり、廊下に辿り着いても変わらなかった。
…え、廊下?
「教頭先生―――っっ!!!」
「「え……っ」」 「……っ、あのバカ…!」
恋太郎くんが叫ぶ。その時になってようやく私は恋太郎くんが何をしたいのかが分かった。後悔が募る。が、今すべきはそれじゃない。
「呼ばれて飛び出てバババーン。よくも廊下を走りよったな!!!
前方の教室の扉から勢いよく現れたのは朝方の
「え…っえっ!?あのままじゃ
羽香里ちゃんがようやく事情を飲み込めたのか今から起こりえる衝撃映像に怯んで立ち止まってしまう。ダメだ、足を止めるな。このままだと恋太郎くんのファーストキスがあんな年増に奪われてしまう!!
「ゲェ~ヘッヘッヘ捕まえたぞえ!!!」
「笑い声が低級妖怪のそれ」
「くらえ愛の
「うぎゃああああああ!!!」
教頭先生がついに恋太郎くんを捕らえた。けれど、私は依然辿り着いていない。必死に手を伸ばすが、私の足の速さではあと一歩がどうしても届かない。
…ここまでか…
「
唐音ちゃん!!?いつの間に教頭先生の背後に!!?唐音ちゃんも届かない距離にいたはずなのに。いや、今はそんなのはどうでもいい!!
「ラーメンマ…
「恋太郎くん!!」
とにかく、唐音ちゃんが教頭先生をなんとか抑えている今恋太郎くんの唇を死守するのが先決と走り込んだ勢いのまま恋太郎くんに抱きつく。恋太郎くんの顔を胸元に抱えることで、例え唐音ちゃんが教頭先生に振りほどかれようともう先生にキスされないように力をギュッと込め続ける。
「生徒が教師にキャラメルクラッチ*1していいと思っとるのか」
「教師が生徒にディープキスしていいと思ってんのか」
「あーっ!!!あれは教育委員会の
「!!!!」
教頭先生と唐音ちゃんの両者の力は教頭先生の方が優勢だった。が、羽香里ちゃんの
「キェェエエエエエエイ!!!今日はこのくらいにしていてやる」
「まだ職は失えん。いっぱい稼いで出張ホストで若い男とディープキスしまくるんじゃーっ」
「ふぅ…これで一安心……ってぇ!!!ちょっとあんた!恋太郎になんてことしてんのよ!!?」
「ライさん、なんて羨ましい…じゃなかった。ライさん恋太郎君を放してあげてください。恋太郎君息が出来なくて困っています」
が、安心したのも束の間。2人からビックリしたかのように声を掛けられたことで今の自分の状態を再認識することができた。
……あっ。
改めて前方を確認する。私の両腕は恋太郎くんの後頭部に回っていてつい先程まで教頭先生から守ろうと必死に力を込めていたのは覚えている。
そして、肝心の恋太郎くんの頭部は……
私の胸部に密着していた。
「ア……ゴメンナサイ恋太郎くん……私、こんなはしたないマネを…」
「いや…俺こそゴメン…。必死だったんだよね?俺は全然気にしてないから…」
「…………ン」
「私たちを放っといて2人の世界に入ってんじゃないわよ!!」
「…恋太郎君…どうしてこんなことを…?」
恋太郎くんとお互い顔を赤くしながら謝り合う。おかしな空気になっていたけれど唐音ちゃんのおかげでそれも霧散したから感謝しかない。
いつもなら適当なことを言って流せたはずなのに、普段とは違う意図してやっていないことだったからかな。
1人離れた位置にいた羽香里ちゃんもこっちに来て恋太郎君に説明を要求している。恋太郎くんは少し逡巡を挟んだ後観念したかのように私たちへと向き直った。
「…三人は俺の大好きな人で…………これは俺のわがままなんだろうけど……俺は……俺の大好きな人同士に…仲良しでいて欲しいんだ…」
恋太郎くんの答えは単純ではあったけれど、だからこそ難しいものだった。
「……それなのに俺自身が……ファーストキスなんて争いの種を持ってしまっているのなら……っ…そんなもの
私は2人が恋太郎くんの“運命の人”と分かっているからいいけれど、2人は違う。彼女たちからしたら私たち3人はいわば“競争相手”なんだ。
恋太郎くんのあの作戦は結局の所ファーストキスの結果を“詳細不明”にすることだった。明確に“誰か”が分かれば私たちの中で軋轢が生まれるからだけど、結局こうして2人が揉めてしまったのを見て恋太郎くんは決意したらしい。ファーストキスの結果を“詳細不明”から“
そうすれば、少なくとも2人の諍いを止めることは出来るからと。自らのファーストキスが凄惨な物になるのを度外視してそう結論を出した。
自己犠牲と言う名の献身。自己のことを省みない考え方に沸々と文句が出て来そうになったが、
「「
「「……えっ?」」
羽香里ちゃんと唐音ちゃんは恋太郎くんの覚悟を聞きそう答えた。そして、まさか相手も自身と同じ事を言ったことが信じられないのかお互い見つめ合っていた。
私はそんな2人を恋太郎くんの隣に座りながらただ呆然と眺めていた。
「「「「…………」」」」
「そ…そうなのか…?俺はてっきり…恋の競争相手だからこそ
四人とも黙り込む時間が流れたが、意を決し恋太郎くんが2人に尋ねる。それは私も思っていたことだ。作戦前に唐音ちゃんが私に譲ろうとした理由がまさにそれだったから。
「「……」」
2人は少し気まずげに互いの顔を覗き見る。そして視線を外すのと同時に話し始めた。
「………もちろんそう言う気持ちもなくはないですけど…
「……分かんのよ……ああこの子も本当に
そして、ようやく気付いた。さっきまで互いを名字呼びしていたのにいつの間にか名前で呼んでいることに。ニホンでの名前呼びは相手に心を許した証だとここに来て学んだ。それを聞いて私はようやくホッと息を吐く。とりあえず、これで安心かな。
「ひゃあっ!?」 「ちょっちょっとなにすんのよっ!!」
恋太郎くんも安心したのか、2人の許可を取ることなく2人の肩に両手を回してぎゅ~~~っ!!♡♡と勢いよく抱きついた。私も恋太郎くんに倣って2人の後ろに回って軽く抱きついた。恋太郎くんみたいに大きくないから中途半端だったけれど、なんだか心温まる感じがした。
「ライさん!!?」 「ちょっ、いきなり後ろから来るんじゃないわよ!!?」
2人が何やら言っているが無視だ。2人が喧嘩している間私はちゃんと黙りきったんだ。だから、これぐらいは許容されて当然だと思う。
選ばれなかったことの不満が無くなった訳ではないけれど、あれだけ喧嘩する仲だった2人が互いを認め合えたことの方が唯々嬉しかった。
「ぷ…ふふ…っなんだよ…っ俺の思い過ごしじゃん…っ…そういうことなら…!あんなのよりもっっっといい作戦があるんだ!」
▽▽▽▽▽
唐「はぁ!?」 羽「え…っ!?」
唐「四人一緒にキスぅッ!!?」
恋「そう!四人一緒にキス!」
ラ「…わーお」
恋太郎くんが再度提案した策を聞いて私たち3人とも開いた口が塞がらなかった。
いや……そうすれば確かに“誰が”ファーストキスかなんて揉めたりはしないだろうけれど……。
「こんなの作戦でもなんでもない一番最初に思いついたような案だけどさ…一つだけ問題があってこの方法を採るとなるとさ、ほら…」
「「?」」
恋太郎くんは少し恥ずかしそうに区切る。そんな恋太郎くんを不思議そうに見つめる羽香里ちゃんと唐音ちゃん。
「俺とだけじゃなくてライちゃんと
「「!!!」」
……まぁ、そういうことだよね。
まさか、ファーストキスが彼氏とその彼女たちによる多人数でのキスだなんて。両親が聞いたらどんな反応返すんだろうか。
羽香里ちゃんと唐音ちゃんの顔がすっごい赤い。きっと私も同じくらい赤くなっているんだろうけれど。まだ、アイマスクをしているおかげで2人みたいにボケ~っとしている所を皆に見られていないのは不幸中の幸いかな。
そんな私たちを余所に恋太郎くんが説明を続ける。
「だから二人がライバル関係なんじゃ絶対嫌だろうなって没にした案だったんだけど…でも大丈夫二人になら…いや俺たちにならできるっ!!!……ライちゃんもいいかな?」
「勝手に盛り上がってんじゃないわよ!!」
「いや…異論は無いけど……これだけは確認させて恋太郎くん?」
「ん?何かな」
「恋太郎くんって、女の子同士がキスしてる所が好きだったりしないよね?」
「?別に特別好きって訳じゃないけど。そういうのが好きな人っているの?」
「……うん、その反応が返ってきて安心した。恋太郎くんに他意はないんだって分かったから」
大丈夫…私のマムも映画のお話で女の人とキスしたって言っていたし。同じ恋太郎くんの彼女同士、ある意味家族なんだからキスした所で問題ないでしょ。その映画は年齢制限があったからまだ見れていないけれど。……恋太郎くんが18歳になったらプレゼントしてやろうかな?
そう考えていると恋太郎くんが両隣の羽香里ちゃん、唐音ちゃんと手を繋いだ。2人は少し身震いしてお互いを見やった後私の方を向いてきた。
……うん、大丈夫。マムから『女は度胸』って口酸っぱく教えられてきたんだ。ここで怯んだりしたら女が廃る!!
ギュッと私も羽香里ちゃん、唐音ちゃんと手を結んだ。これで四人全員1つの円が出来た。そして全員顔を近づけて……
ちゅ…♡
「ごめんこれ完全に屋上でユーフォーを呼ぶ少年少女達の図だ」
……恋太郎くん、それは思っても言っちゃいけないと思うよ。私も思ったけれど。
【オマケ】
ラ「それにしても、2人とも恋太郎くんからセクハラされたんだよね?良かった。私はされなかったから」
唐「はぁ!!?何よそれ!!あんた、実は見えててズルでもしてたんじゃないの!!?いつもアイマスク着けてるし!!」
羽「唐音さん落ち着いてください。仮にズルをしていたなら、ライさんがファーストキスをして終わっていたはずです。そうならなかった以上ライさんは無実です」
唐「…ごめん。でも、1回も選ばれないってそんなことあるの?」
羽「確率上限りなく0に近いのはそうですね」
ラ「私自身信じられないけれど実際そうだからなぁ。
恋「…………」
ラ「恋太郎くんに聞いてみる?触った本人がそういうの1番分かっているだろうし……恋太郎くん?」
恋「…えっ!?どうしたのライちゃん」
ラ「いや、特に何もないけれど何か悩んでいるみたいだったから。大丈夫?」
恋「大丈夫だよ。心配かけちゃってゴメンね」
ラ「そっか」
恋「…………」
※オリ主は“運命”に嫌われているからか、「恋太郎絡みの全てで不運になる」ことになりました。羽香里の「恋太郎絡みの謀(はかりごと)は全て失敗する」(読者推定)と同じくらいのレベルです。オリ主は今回ので確信して、オマケで恋太郎ももしや…?と半ば確信している状態です。でもまぁ、命に関わるレベルの不運レベルではない他仮に恋太郎がオリ主に尋ねた所ではぐらかされるだけだから、確信に至るのは当分の間ありません。
※まぁ、不運のおかげでラッキースケベに遭うこともなく、逆に恋太郎をpfpfできた訳だからオールオッケーじゃよな(神)!
※次の話は恋太郎が新しい彼女と会うお話なんですけれど、オリ主が介入する隙間なんて無いに等しいので、その時間のオリ主たち残りの彼女たちに焦点を当てたお話になると思います。人数が増えに増えれば自然に消えると思いますので、温かい目で見守って頂けると幸いです。
【5/11 22:55追記】
オリ主の“不運”のレベルは「くじ引きに必ず当たらない」とか「先行有利のゲームで後攻からしかスタートできない」といったぐらいです。今回オリ主は初めて“不運”を感じたことで必要以上に落ち込んでいましたが基本笑えるレベルでの“不運”になるように意識して描写していこうと思います。
また、私の稚拙な描写では表現しきれないことや曖昧で分かりづらかったことが多々あると思います。そういった場合にはお手数をおかけしますが感想欄などで指摘して頂けると誠に助かります。なるべくこういったことは無いようにしたいですが、皆さんの感想を拝読することで自らのみでは理解できなかったことに目が届くことも少なくありません。是非ともよろしくお願いいたします。
長くなりました、お目汚し失礼いたしました。
羽々里さんの台詞を1字表記する際何て書く
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羽々里さんの『々』
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羽々里さんは皆の『ママ』より『マ』
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羽々里さんは羽香里の『お母様』より『母』
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ヤツ(♀)より『ヤ』
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羽香里を『香』で羽々里さんを『羽』表記
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その他