目を覚ませば、白い天井。今日も1日が始まる。そう、思っていたのに。
見慣れない布団、窓から見える景色。少なくとも、俺の知ってる街並みじゃない。昨日は、何が、あったっけ………。
手がかりになりそうな物を探し、辺りを見回してみる。………ベッドの頭の上あたりに、名札?書いてある名前は……『日乃 レイ』。日乃レイ………。頭の中で反芻していると、ずきりと頭が痛む。
そうか、俺、死んだんだ。死んで、転生したんだ。頭ではなく、心で理解した。死ぬ瞬間も覚えてる。信号無視のトラックに轢かれて、そのまま。サイレンも聞こえてた記憶があるけど、かなりぼんやりとしている。時計を見れば、午前4時。寝過ごし必須であるがとりあえず、今日は寝よう。頭を整理しながら目を閉じて、起きたのは昼の1時でした、まる。
翌日は検査だ。どうやら聞くところによると、家族諸共車に撥ねられたらしい。両親は即死、今世は姉もいたらしいが病院で死亡確認。祖父母は一昨年に鬼籍となり、叔父などの親族もなし。……どうやら天涯孤独、というやつらしい。正直それはいい。正直俺にとっては他人も同然。俺には俺の親が………、あれ?前世の俺の名前、なんだっけ?両親の名前も、友達の顔も、好きなアニメのキャラだって思い出せる。でも前世の名前だけ、自分でも気に入っていたはずなのに、思い出せない。
ま、そのうちなんかの拍子に思い出せるでしょ(呑気)。
さてこっからはお医者さんからの質問パートである。
「悪いけど、質問をさせてくださいね。まずお名前と年は、言えますか?」
名前は日乃レイ、12歳です。
「名前は問題なし。では次は──」
そこからは単純だ。簡単な計算、漢字の読み書き。あとは語彙とか。あれか、記憶障害疑われてる?実際記憶どころか人格まるっと替わってる可能性あるけど……、まぁ分からんだろ。
「──特に問題はなさそうですね。お辛いかと思いますが、心身ともにどうかゆっくり、休んでくださいね。」
優しい女医さんでこちらとしては本当に感謝である。横柄じゃないだけ最高である。
──数日後 病院の中庭にて───
とりあえず分かったことがある。ここはなんとダンボール戦機の世界、トキオシティはシナガワタウン。中庭に展開済みDキューブが置いてあった。あの特徴的な柄を見間違えるはずもないし何なら俺自身がLBXムシャを持っていた。だがこれだけだとメガトン級ムサシという可能性もある。あとは──
「あぁっ、いました!レイくん!」
幼なじみの水無瀬リノである。いやまさかとは思う。でも本当にそっくりなんです。ゲーム『装甲娘』に出てくる彼女と。俺だって最初はビビり散らかした。でもまぁ、この頃は押しも強くないし、初期のリノちゃんである。そして彼女がいるということはここはダン戦の世界で確定だ。
「リノ、どうしたの?」
「どうしたのじゃありません。先生が探してましたよ。」
ちっ、もうバレたか。病室抜け出してまだ20分も経ってないぞ。
「お友達が面会にきたみたいで、先生がどこだーって。」
「……そゆこと。仕方ない、戻るか。」
退屈すぎて堪らねぇや病室なんか。リノと一緒に談笑しながら病室へと戻る。と、その途中で………。
「あっ、レイ!」
「よ、ルナ。今日はだいぶ調子よさそうじゃん。」
「うん、おかげさまで!」
病室が同じ縁でココ最近仲良くしてる石森ルナちゃんです。言わずと知れた里奈さんの妹。
「俺なんにもしてないって。里奈さんも、元気そうで何よりです。」
「えぇ。レイ君こそ、元気みたいね。」
「はい。もうすっかりなのに、うちの担当医さん心配性で。」
あはは、と冗談交じりに笑いあう。すると、くいっと袖が引かれる感覚。
「………あの、レイくん。こちらは?」
「ん?あぁ、リノにはまだだっけ。こっちが病室が同じで最近よく話してるルナ。で、こっちがそのお姉さんの里奈さん。」
そういや、昨日来た時はルナ散歩中だったな。
「よろしくね。」
「あ、はい、水無瀬リノです。よろしくお願いします……。」
「リノちゃん、よろしくね。あ、レイ、LBXバトルしよ!」
「ごめん、先生に呼ばれてるから。また今度な。」
「そっかぁ、ならしょうがないね。じゃあまたね!」
「またなー。」
石森姉妹と別れ、再び歩き出す。
「…………レイくんは、あんな子が好きなんですか?」
なんかちょい不機嫌っぽい。俺なんかした?(アホ)
「あぁ、ルナのこと?そういうんじゃないよ。普通に友達。」
「……そうですか。」
なんかやらかした気がしないでもない。どうせ前世非モテだった俺にゃあバッドコミュしかできませんよーだ。まぁともかく、せっかくダン戦に転生したんから、色々しっちゃかめっちゃか暴れてやろうじゃないか。それに夢だったんだよな。バン達と背中合わせて戦うの。
──病室──
「ようレイ。だいぶ良くなったみてぇだな。」
「お、カズ。どうしたんだよ。お前が見舞いとか柄じゃねぇな。」
「おいおい、そりゃないぜぇ……。」
がっくりとわざとらしく肩を落とすカズこと青島カズヤ。俺の友達である。あ、ちなみにバンアミとも関係あるっぽい。
「ま、そんだけ言えんなら大丈夫そうだな。で、学校にはいつからくる?」
そっか、俺まだ小学生だわ。ちなみに誕生日は7月5日である。
「うーん、退院の時期わからんからなんとも。でもまぁ、近いうちには行けるんじゃない?知らんけど。」
知らんけど。それは魔法の言葉。
「知らんけどってお前なぁ。」
「ま、そのうち復帰するよ。ご安心めされなって。」
「そーするよ。じゃ、俺帰るわ。またな。」
「おうまたなー。」
さてと。俺は自分のLBXを取り出す。
「ムシャですか?」
「うん。人気ってことは、それだけ信頼性とかも高いし。ただ、個人的にはもっと出力欲しいかなぁ。」
出力高めれば機動性やパワーにも割り振れる。出力は正義、ダブルオーとリボーンズがそう言ってる。
「なら、レイくんが自分だけのLBX、作ったらどうですか?」
「あなるほど、その手があったわ。」
完全に盲点だった。カスタマイズばかりに気をとられて、『設計』に目がいかなかった。それなら、俺に合わせた機体を作れる。よーしやったるぞぉー!早速紙とペンを取り出し、図面を引く。
「……こうなったレイくんは止まりませんね。体調崩さないようにしてくださいねー。」
リノちゃんの苗字は適当に漢字宛てました。そのまま『ミナセ リノ』じゃ味気ないですよね?
ね?(圧)
あ、ちなみに私は原作とリスペクト作品がないと基本的に書けません。どこか似てるとことかあっても、『あぁあの作品か』と流してください。内容はほぼ別物なので。
どうかお願いします┏○┓(※土下座です)
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