ダンボール戦機レギオンズ   作:くらんもち

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はいというわけで第4話!やっぱり懐かしいですね、ダンボール戦機。僕はブラスライザーが大好きでした。


物語の胎動

──キタジマ模型店──

 

「よ、お待たせ。」

 

「遅れてすみません!」

 

「あっ、レイとリノ。」

 

「これであとはバンだけだな。」

 

週末、俺らはキタジマにいた。理由?そんなもん1つしかないだろ。

 

「そういえば山野君は?」

 

「それがまだなのよ……。」

 

「バンのやつ、どこで道草食ってんだか。」

 

「……書店じゃね?今日Lマガ発売日だろ?」

 

「しまった、今日発売日だっけ。」

 

「そうそう。だからだと思う。あ、これリノの分な。」

 

「いつも本当にすみません……。お金は、後で渡します。」

 

「うぃー。」

 

(仲良しねぇ……。)

 

幼なじみ故の仲睦まじさにアミが苦笑を浮かべた頃。

 

「皆ーっ!遅れてごめーん!」

 

茶髪のくせっ毛がトレードマークである我らが主人公、山野バンのご登場である。

 

「ごめんごめん、書店に行ってたんだ。」

 

「Lマガだろ?気にしてないから、早いとこやろうぜ。時間は有限だ。」

 

「レイの言う通りね。」

 

「皆、いらっしゃい。」

 

「今日は遅かったな?」

 

店の奥から出てきたのは北島夫妻。もはや説明不要。2人は、『面白いものを見せてやる』と再び奥へ。

 

「……へー?」

 

店長が置いたのは、青いカラーに白い騎士のLBXが描かれたパッケージ。そう、お馴染みアキレスである。その右下隅には、TOの文字が。

 

「白いLBXですね。」

 

「イケてんじゃん!」

 

(……とうとう始まったか、物語が。)

 

興奮する4人をよそに、レイは1人考える。

 

「レイくん?どうかしましたか?」

 

「ん?あぁ、こんなLBXの情報あったかなってさ。」

 

まさか物語の始まりに武者震いをしていた、などと言えるはずもなく。

 

「確かに。今日発売のLマガの情報にもアキレスなんてなかったぞ?」

 

「それなんだよ。問屋から新製品だって回ってきたんだが、どのカタログにも載ってなくてな。」

 

腕を組み、考え込む様子を見せる店長。

 

「てことは、超レア物ってコト!?すげー!欲しい!」

 

「でもこれ、アーマーフレームしか入ってないな。コアスケルトンないと厳しいぞ?観賞用にするならともかく。」

 

「う、うぅ………。」

 

がっくりとうなだれ、肩を落とすバン。大丈夫、近いうちに君のもんになるぞこれ。

 

「ま、何はともあれバトルだバトル。」

 

俺が半ば強引に場を締める。ボロ出したらたまらんからな。

 

「じゃあ誰からやる?」

 

カズの提案で、ジャンケンをすることに。

 

『最初はグー、ジャンケンポン!』

 

「勝ったぁ!」

 

「俺もー。」

 

「ちぇ、ツイてねぇ。」

 

「レイくん、ジャンケン強いですからね……。」

 

苦笑を浮かべるリノを尻目に、勝ったのは俺とバン。

 

「店長ー!今日も貸してもらっていいかな?」

 

「おうバン、いいぞ。」

バンが店長に一声かけて持ち出したのは、LBXグラディエーター。あれ、原作じゃムシャだったよな?早くもバタエフェ(バタフライエフェクトの略)発生してる?

 

「よし、じゃあ始めるか。いけるな、ムシャ!」

 

「くぅ〜!燃えてきた!頼んだぞ、グラディエーター!」

 

平原のフィールドに、2機の戦士が降り立った。

 

──バトルスタート

 

「あれ?その剣………。」

 

カズが俺のムシャが持つ剣に気がついた。

 

「これ?これは『ビームセイバー』。試作品だから、バトルがてらテストしようと思ってな。」

 

ムシャが持っているのは、ピンク色のビーム刃を持つ細身の片刃剣。言った通りこれは試作品であり、持ち手の部分が大型化してしまった。理想は細い円柱形の持ち手で背中のランドセルにマウントするやつ。

 

「レイが作ったの?すげー!」

 

「さあて、ビームセイバーの錆にしてやるよ!ビーム刃だから錆びねぇけど!」

 

両手でビームセイバーを構え、ムシャが駆け出す。

 

「く、やっぱ速い!」

 

出力全振りな俺の機体、それはバッテリーにも同じことがいえる。それでもこのビームセイバーを扱うにはギリギリ。やはりGNドライヴかハイパーデュートリオンエンジンがないと…………()

 

「そぉらっ!」

 

「わっとと!」

 

まぁ何はともあれ。ビームセイバーの一閃は躱されたが、当たった場所の地面が溶けて赤熱化している。……威力は問題なしと。むしろオーバースペックかもしれねぇ。下手すりゃ相手のコアスケルトンごと溶断しちまうなこれ。出力抑えめにっと………。

 

「威力やば………。」

 

「……威力はこれで大丈夫なはず。よし続けるぞ。」

 

ムシャの機動力に、ブロウラーフレームであるグラディエーターは追いつけない。そのまますれ違いざまに一撃。…よし、威力は問題なし。

 

「く、一撃でこんなに……!」

 

この(無印)時代には、対ビーム技術はそこまで発展してなさそうだと常々思っていた。だからこそ、ビームセイバーがクリティカルに入る。……ただこれ燃費クソ悪ぃんだけど!?もう4割くらいしか残ってねぇんですけど!!?

……短期決戦でいくしかないな。それとエネ効率化とバッテリーも開発しないと………。それこそパワーエクステンダーとか……。やることが、やることが多い……!

 

閑話休題(それはともかく)

 

今のとこ、機動力と一撃の威力で圧倒できてる。ここは一気に決める!と思いきや。

 

「いっけぇ!」

 

「マジかっ!?」

 

突っ込んできた!?しかも剣振り上げてるし……!ここは横に飛び退くっ!……だが。

 

「くっ、避けられた!」

 

「ムシャの動きが止まったわ!」

 

「………しまった、やらかした。」

 

バッテリー管理が甘かった。ビームセイバーが予想以上に大食らいだった。想定外だと言えばそれまでだが、要は俺の力量不足である。

 

──バトルエンド

 

「にしてもすげーなレイ。あんな武器まで作っちまうんだから。」

 

「うんにゃ、俺もまだまだよ。あれだけでも問題点わんさか見つかったし。」

 

「ちょっとカズ、勝ったのは俺なんだぞ。」

 

「バンは店長がチューニングした機体のおかげだろ。」

 

「ひどいな、俺だってその性能を最大限引き出せるように立ち回ってるんだぞ。」

 

「でも、レイのバッテリー切れなかったら勝ってたのはレイだと思うぜ?」

 

「う、そ、それは………。」

 

「でも、バンは自分のLBXを手に入れることが先決ね。」

 

「ふふ、そうですね。」

 

「アミぃ……。り、リノまで………。」

そうして笑い合いながらバトルをして、1日が終わった。……さて、今日アキレスが入ったということは、里奈さんが動くはず。先回りして手を貸しますかね。




なっが。我ながらなっが。2500字越えて。これまでのお話は大体1500〜600を意識してたんですけどね。分けるには中途半端だったから書いちゃった………。まぁそれはともかく。皆さんのおかげでUAがえげつないことになってます。これからもレイくんをどうぞよろしく。

次のアテナスメンバー誰出そう?

  • トウモト ケイ(クノイチ)
  • ミクリヤ マココ(ジョーカー)
  • 作者の推し(???)
  • その他(希望あればコメ欄まで)
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