ハカイオー「な、何なのこの人……」
──早朝 キタジマ模型店──
「はよござまーす!」
「朝から元気だねー、レイ。」
「あれ、紗季さん1人か。まぁいいか、沙希さーん。リヴァイブユニットってある?」
「旦那は朝ご飯。リヴァイブユニット?何に使うんだい?」
「リヴァイブとリペアキット、あるだけ頂戴。」
「あるだけってあんた何する気?」
「んー、ちょいとこれから入用になるかなってさ。金ならあるし、売ってくれる?」
少なくともこれからイノベーターと戦う都合上、回復アイテムはいくらあっても困らない。ましてや蘇生アイテムとかはかなり貴重。見かけたら根こそぎ買っていこう。50個くらいはストックしときてぇな。
「……まぁいいけどさ。」
「おっほぅ結構するー。まぁええや。はいこれお代。」
「まいど。」
カバン入るかなこれ。入ったわ。教科書とか全部学校置いてっからなー。入ってるのは
・レギオニス
・ムシャ
・整備キット
・大量の回復アイテム←NEW!
「邪魔するぜ。」
やっぱり来たよこの人。まぁだからこそ俺も来たんだけどさ。
「邪魔すんねやったら帰ってやー。」
「「「「あいよー。」」」」
かぁーっ、やっぱノリいいぜ郷田組はよぉ!イジってて楽しいわ〜。
「って何でだい!」
うん、やっぱりツッコミ役はリコちゃんだね。この人もこの人でノリがいいから話しててすっごく楽しい。
「はっ!何で帰ってんだオレ達は!」
「知りませんよんなもん。」←元凶
「お、レイもいたのかよ。」
「ご無沙汰してまーす。」
郷田ハンゾウ。ミソラ二中の番長にして俺の師匠的な人。体づくりのアレコレを教えてもらった。昨日パルクールぶちかませたのもこの人とのトレーニングあってこそである。
「ちょいと買い物に。郷田さんはなんでここに?」
「新しいLBXが入ったって聞いてな。」
「あぁ、あれね。少し待ってて。」
「アキレスのことですか。……ん?アキレスナイトフレームっすよ?郷田さんブロウラー使いでしたよね?」
「…頼まれたんだよ。ある人にな。」
「………ふーん?」
おのれラスボス。
「……ま、それならいいか。」
「はい、これでいいんだね?」
原作じゃあ泥棒まがいのことをしていたが、今は俺という人目がある。さすがにそんなことはしないだろう。思惑通り、郷田は普通に支払いをして帰っていった。じゃあ、俺も学校行きますかー。
──放課後 日乃邸──
あー、今頃バンがあたふたしてんだろうなぁ。その証拠にさっき電話で郷田について聞いてきたわ。適当にゲーセンにいるミカが知ってるってタレコんどいた。俺は俺でやらにゃあかんこともあるからな。まぁ、あいつらが郷田と戦う時までには間に合いそうである。
───────────────
「……よし、終わった。」
なんとか調整は終わった。効率化も出来たし、新しく作ったバッテリーも積んである。
レギオニス、これにて完成である!
……とと、もうそろそろ行かないとやべぇか。さもないと後でカズくん闇堕ちしちまう。腰を上げ、レギオニスを握り締めて再び学校へ。よぉーし、待ってろよぉ郷田ハンゾウ!
──ミソラ二中 スラム──
「よっ、レイ。」
「あっ先輩。ちわーす。」
入口に到着。郷田さんのおかげでスラムには顔パスである。ここにいる人達とも仲良くやらせてもらってるし、さっき声かけてきた先輩も笑いながら手を上げてくれるし。CCMの操作範囲は凡そ100m。入口からでは電波が届くか分からない。だからこそ、確実に操作できる場所からやるのである。
「LBXが通れそうなところは………あった。」
いい感じの穴がある。レギオニスを起動し、その中へ。
穴を抜ければ、カズのウォーリアーは破壊寸前。やっば急げぇ!!スラスターを吹かし、ジオラマへ侵入。そう、何とレギオニス、飛行可能なのである。やっぱり出力は正義なんよ(恍惚)
いかんいかん。はよ助けなくては。レギオンシューターを破岩刃へと数発発射。ビーム弾が当たり、ハカイオーの動きが一瞬止まる。その隙に、ウォーリアーを救出した。ウォーリアーからは青い光が放たれ、ブレイクオーバー。
「何だコイツは!?」
ごめんね郷田さん。カズくん闇堕ちさせるわけにはいかへんのや。
「レギオニス!?」
「バン、知ってるの?」
「あぁ、昨日助けてくれたLBXだよ。……またメッセージ?『破壊王との手合わせ、混ぜていただかなくてはな。 REGIONIS』……。」
「……怪しいわね。」
「……でも、強さは本物だよ。力を貸してくれ、レギオニス!」
任しとき。了承の意を込めて頷いておく。
「……よし!行くぞ郷田!」
……さすがに介入しすぎもよくないか。援護射撃程度に収めとこ。バンにもメッセでその旨を送っておく。
「分かった、頼んだぞ!」
りょーかい!
セットアップ!レギオンライフル!
レギオンライフルへと変形させ、狙うはハカイオーの腕。突貫だった昨日とは違い、今回はきちんと調整を済ませてある。ビーム弾撃ち放題だぜ!
ハカイオーはアキレスを狙うものの、アキレスは盾も使いつつ必要最低限の動きで回避、または防御。時折ビーム弾で嫌がらせをするのを忘れない。嫌がらせといっても威力は中々のもので、少なくともハカイオー相手でも同じ場所に2発当てれば装甲ぶち抜ける計算。とはいえ1発じゃ熱量が足りないし、動き回るハカイオー相手にそれはさすがに難しい。機体性能的には全然いけるんだけども。
郷田の意識がレギオニスとアキレスに固定されてきたところで、今まで身を潜めていたクノイチが動いた。背後から奇襲をしかける………ものの、郷田もバカじゃない。それを予想していたのか破岩刃を振り抜いた。うっわ、すごい勢いで壁に叩きつけられたし。脚関節お釈迦だなありゃ。
……しゃーない、前線出ますか。
セットアップ!ツインセイバー!
レギオンライフルから変形、双刃形態であるツインセイバーへ。早い話が正史ゲルググのビームナギナタみたいな運用するやつ。『突く』運用をするアキレスランスとは違い、『斬る』ことを主眼においている。俺とバンで交互に攻撃し、ハカイオーが攻撃に転じる隙を与えない。だがしかし、これでは千日手。
……っと、距離を取られた。………なんか胸の砲口が光ってる。やっべぇ!!
「消し飛べェ!!」
アタックファンクション
我王砲
っぶねぇ!!まさか俺目掛けて我王砲ぶっぱなしてくるとは思わんかった!持ち前の機動性で回避したが、ここからどうするか。反動で動けてないし、一気に畳み掛けるか。必殺ファンクション!
アタックファンクション
グロリアスレイ
ツインセイバーの刃に光が集まり、臨界状態となったそれを振り抜く。槍からエネルギー弾が発射され、ハカイオーにダメージが入ったことでスパークが走った。……さてと。
「『決めてみせろ』?」
バンにメッセを送信。こうすればファイナルブレイクの解説も入るだろう。
「そういうことか、バン!ファイナルブレイクを狙え!」
「そうね、ファイナルブレイクなら!」
「分かった、必殺ファンクション!」
アタックファンクション
ライトニングランス
アキレスランスが回転し、集った光がハカイオー目掛けて撃ち出される。ダメージを受け止めきれなかったハカイオーは爆発四散、バン達の勝利である。
「やったー!勝ったぞぉ!」
「やったわね、バン!」
「…あっでも、カズのウォーリアーが……。」
「気にすんな。勝手に首突っ込んだのは俺だしな。それに、こんくらいならまだ直るかもしれねぇし。」
……ふむ、さすがに気の毒である。この後のこともあるし、先手を打っておきたい。それなら一旦帰らないとな。この後解散するだろうし、そこで待ち伏せしよっと。レギオニスを回収し、そのまま家へと直帰するのであった。
──河川敷──
「はぁ……………。」
おっいたいた。偶然装ってと……。
「おっカズじゃん。どうした?ため息なんか。」
「……まぁな。…そうだ、お前ならこいつ直せるか?」
カズが差し出したのはウォーリアー。
「……なんともまぁ。まあ取り敢えず見せてみ。」
適当に座り、とりあえず分解してみる。
「……うっわ、悲惨。アーマーフレームだけならまだしも、コアスケルトンそのものが歪んでるし。しかもこれコアボックスも影響受けてんな。逆に異常ないとこが見つかんないレベル。こりゃ買い替えたほうが早いぞぉ。ジャンクのほうがまだマシなレベルだわ。」
「…………そっか。」
「……しょうがないなぁカズくんや。ほら、こいつ使いな。」
俺が取り出したのは、赤い装甲を持つ騎士型のLBX。
「こ、こいつは?」
「LBXグゥエール。ちょうどモニター探してたんだよね。」
説明しよう!グゥエールとは小説『ナイツ&マジック』に登場する
「い、良いのか!?それに、テストするならお前のほうが……。」
「良い。こいつは汎用性重視の機体だ。テスターが俺だけじゃデータが偏る。ちょうどいいし、貸してやるよ。」
「…ありがとな、レイ。」
「気にしない気にしない。タイミング良かっただけだし、俺とお前双方に利益がある。だろ?」
「あぁ!」
というわけでグゥエール登場。自分は漫画派です。これ書き始めてからずっと出したいなって思ってました。
その他にもリクエストありましたら活動報告にお願いします。自分の知識が許す限り応えます。
次のアテナスメンバー誰出そう?
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トウモト ケイ(クノイチ)
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ミクリヤ マココ(ジョーカー)
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作者の推し(???)
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その他(希望あればコメ欄まで)