東方仄々譚   作:セサミストリート

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上白沢慧音とほのぼの

「「せんせーさよーなら!!」」

「気をつけて帰りなよ〜」

「はーい!」

 

は〜ぁ…あ、どうも。古海鬨です。今日は人里の寺子屋で臨時教師をしていました。

空を見れば日が落ちかけてオレンジ色になってきてる。優雅だね。

 

「やぁ古海。今日もありがとう。いつも助かってるよ」

 

後ろから声が聞こえて振り返ると、美女が立っていた。

彼女は上白沢慧音。腰まで届こうかというまで長い、青のメッシュが入った銀髪。頭には頂に赤いリボンをつけ、何か変わった帽子を頭にきてる。

衣服は胸元が大きく開き、上下が一体になっている青い服。袖は短く白。襟は半円をいくつか組み合わせ、それを白が縁取っている。胸元に赤いリボンをつけている。下半身のスカート部分には幾重にも重なった白のレースがついている。

僕からすれば少し叡智を感じてしまうよ。その格好でどれほどの青少年が性癖を歪められたのかを知るといい(下衆)

 

「いえいえ、僕なんかでよければ」

「そう謙虚するな。君の授業は人気なんだぞ?最近は一部の妖怪や妖精が君の授業目当てに来るほどだ」

「そんな面白い話はしてないですがねぇ…?」

 

あ、僕はここに来てからは基本的になんでも屋をしてます。家事洗濯掃除に人里の見回り、今日みたいな寺子屋の臨時教師もしてますよ。

ここだけの話、上白沢先生の臨時教師は割と儲かる(下衆)

 

「君の接し方がいいんじゃないかな?分け隔てることなくすることは感心してるよ」

「はぁ…ありがとうございます」

「できれば妹紅も来てほしいものだが…」

 

いや〜無理でしょ(即決)あの人は基本的に迷いの竹林にいるし、会うこともあんまりないし、後ちょっと怖い。

 

「あ〜…妹紅さんには合わないのでは?」

「…言った手前で納得してしまう自分が恥ずかしいな」

「それほど妹紅さんに対する理解が深い証拠ですよ」

「ふふっ、嬉しいことを言ってくれる」

 

嬉しそうな上白沢先生を見て僕も嬉しくなる。

…そういえば風の噂で『上白沢先生は夜な夜な誰かと会って一晩帰らないことがある』と聞いたことがあるが………うん、あまり人?のプライバシーに触れるのは良くないな。上白沢先生は指導としてよく生徒に頭突きをするし、されたくないから黙っておこう。

 

「さて、生徒たちも帰ったことだし、よければ飲まないか?私が奢ろう」

「いえ、僕は…」

「遠慮しなくていい。日頃の感謝を込めて、ここは飲みに行こう。どうだ?」

 

上目遣いでお願いしてくる上白沢先生はちょっと叡智だ。だって胸元見てるもん…ふふふ…セッ(ヤメナイカ!!)っととにかく、ここまでお願いされては断るのは男がすたる。ここは甘えるとしよう。

 

「わかりました。お供します」

「ふふっ、そうこなくては。さて、近くに新しく居酒屋ができたから、そこに行こう」

 

…さて、今日は長くなりそうだ。

 

ーーーーー………

 

「そしたらなぁ!?妹紅のやつがなぁ!?」

「えぇ、ひどい方ですね」

「でもなぁ!?そこがかわいいんだよぉ……!」

「えぇ、もちろんわかってますとも」

 

はい、居酒屋に来てものの一時間ちょっとでやけ酒けーね先生の完成です。

いやなんで?一瓶一気し始めたあたりから嫌な予感したけど、まさかここまでとは…そこまでストレスを抱えていたか。

 

「でもなぁ…君のおかげで…」

「…先生?」

「君のおかげで妹紅が人並に生活してるし、私も君に会うのも楽しみにしてるんだ…」

 

結構飲んだせいで酔っ払ってるからか、上白沢先生は僕に嬉しいことを言ってくれる。できればその言葉を素面で聞きたい。

 

「…僕も、上白沢先生のおかげでこの幻想郷を愛しています。先生がいなければ、僕は今頃そこらの妖怪に食べられていましたでしょうし」

「んふふ…君は人を褒めるのが上手いな。花丸を付けてやろう」

 

上白沢先生は僕の額に花丸を書いてずっと笑っている。つられて僕も笑ってしまう。

周りにいた人達は何やら温かい目で僕たちを見ているが、ぜひともやめてほしい。見世物じゃないんだら。

 

そんなこんなで、幻想郷は今日も平和です。

 

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