"創造"と"想像"   作:神剣狩刃

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第3話 百姉さんに友達を紹介しよう…すみませんどなたですか?

試験から数日が経ち、僕の下に雄英からの通知が来た。

「私が投影された!相心少年!君は一位での入学だ!おめでとう!」

何と80Pも取っていたそうだ。早速家族に報告する。

 

「合格だよ!パパ!ママ!」

「…ふっ。」

「おめでとう創!パパも大喜びよ!」

「おめでとうございます創さん!早速パーティーの準備ですわ!」

 

…いつから百姉さんは僕の家族になったのだろうか?

というか家族になるなら僕が百姉さんの所に婿入りするべきだろう。

そうすれば八百万創という凄まじい名前になる。

いやでも僕なんかが婿入りしたら迷惑

 

「創さん!合格おめでとうございます!それでは、乾杯!」

「か、乾杯…」

いつの間にか『創さん合格おめでとうパーティー』が開催されていた。

今回のパーティーも堪能させてもらいました。

百姉さんとの社交ダンスはドキドキしたけど…

僕にもっと身長があったらなあ…

この身長でタキシードだと『お坊ちゃん』感がすごい…

 

なんだかんだと時は流れ入学初日になる。

「おおお、おはようございます…もも、ももも姉さん…」

「あらあら…うふふ。おはようございます、創さん。」

制服姿のももも姉さんが美人すぎる。うまく言えないぐらい緊張する。

中学の時から思っていたけどももも姉さんは年不相応だと思う。

同年代の子と比べて才能とか発育とか色気とか明らかに飛び級して

 

ももも姉さんに手を引かれ1-Aと書かれた教室に入る。

「…あら?私たちが一番乗りみたいですわね。」

「そ、そのようですね…ん?」

黒板に張られている座席表の『切島鋭児郎』の文字を見て思い出した。

 

「そうだ、百姉さん。試験会場で友達ができたんです。」

そういえば百姉さんに鋭児郎君のことを話していない。

「まあ!どんなお方ですの!?」

百姉さんがプリプリと目を輝かせて聞いてくる。こういうギャップがかわいい。

とりあえず思い出せる限りのことを百姉さんに話す。

 

「だからあんまり髪の事言うなよ!」

「いいじゃないか高校デビューマン!」

赤い髪の人とピンク色の人が教室に入ってくる。

「…お、創じゃねぇか!お前も1-Aだったのか!」

なんでこの人は僕のことを知っているんだろう?どこかで会ったっけ?

 

「なになに『切島』、知り合い?」

「おう、試験の時にな…創の"個性"ってすげーんだぜ?」

切島…切島…桐島鋭児郎…

「ええ!?鋭児郎君なの!?」

思わず大声が出る。だって明らかに試験の時とは別人だ。

もっと、こう…落ち着いてたような…

 

「ああ、過去の俺との決別でな。俺は変わるんだ。」

「…僕とおそろいの赤い髪だね。」

「そういやそうだな。赤髪同盟でも組」

「貴方が切島さんですね!創さんがお世話になりました!」

百姉さんが嬉しそうに鋭児郎君にお礼を言っている。

 

「おっ!?いや、こ、これはどうも…」

「うわー!メッチャ美人!スタイルもやばっ!」

ピンクの人が言うとおりだ。百姉さんは同年代の女子に比べて美しさの次元が異なる。

 

「私、八百万百と申します。これから三年間よろしくお願いします。」

「私、芦戸三奈!気軽に三奈って呼んでね!」

三奈さんか…でも『皆さん』との区別がつかないと大変だから芦戸さん呼びになるかな。

「…あっ、ぼ、僕は相心創…百姉さんのついでに一緒によろしくお願いします…」

 

「「『百姉さん』?」」

鋭児郎君と芦戸さんが頭にハテナを浮かべて聞いてきた。

「えっと、僕と百姉さんは中学校が同じで三年間の付き合いで…」

「創さんは私のかわいい弟ですわ!私、頼れる姉として精進しています!」

「…ちょっと創を借りますね。」

鋭児郎君に男子トイレへと連れられて行く。

 

「お前の心に決めた女ってあの人なのか?」

「心に決めたっていうか…憧れかな。」

百姉さんは本当にすごい人だ。見た目だけじゃなくて内面も優れている。

 

ビビりな僕を『慎重に行動できる人』と言ってくれた。

"想像"の体験がないと言ったら

『私の"創造"で体験すればいいですわ』と物を作ってくれた。

人物の具現化が怖かったときは『私がいますわ』と手を握ってくれた。

ありきたりな言い方だけど…僕のヒーローだ。

 

「そうか…創も守りたいものを守れる漢になれよ。俺も…頑張って目指すからよ。」

「うん。一緒に頑張ろうね、鋭児郎君。」

鋭児郎君と握手をする。百姉さんの手とは違うけど、頼れる手かもしれない。

 

「…お前って結構がっちりしてるよな?」

手を握った鋭児郎君が不思議そうに僕を眺める。

「うん。結構鍛えている…と思うよ。見てみる?」

「せっかくだし…見せてくれねえか?」

制服を脱いでシャツになる。

 

「うおお!?バキバキじゃねえかよ!?俺よりも腹筋割れてるんじゃねえか!?」

「どうかな…どう思う?」

シャツをペらりとめくり僕の腹筋を鋭児郎君に見せる。

「す、すげえ…小さい体にこんなのが付いてるのか…」

鋭児郎君も腹筋を見せてくれた。なかなかのものだ。

 

「まあ、百姉さんと一緒にトレーニングしてるからね。環境が違うよ。」

「八百万と一緒に!?てか、八百万もトレーニングしてんの!?」

「うん。流石に僕ほど筋肉はついてないけど…女性としてはある方だと思うよ。」

 

「ねえねえヤオモモ、スタイルの秘訣ってあるの?」

「や、やおもも…トレーニングでしょうか…」

「やっぱりそういうことしてるかー…ちょっと腹筋みせてくれない?」

「ええ、どうぞ。」

「うっそ!?バキバキじゃん!?えっ、マジ!?」

「流石に創さんほどではありませんが…」

「創もバキバキなの!?あんなちっちゃいのに!?」

 

後日、百姉さんと僕は『バキバキ姉弟』と言われるようになったとかなってないとか…




ゴールデンウィークが忙しすぎる…
ちなみにストックはまだありますが、後の話との整合性チェックで投稿はまだになります。
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