僕はまず百姉さんの所に向かった。
「百姉さ」
「創さん!組みましょう!」
「ちょうどよかった、相心、八百万、俺と組んでくれないか。」
秒で三人決まった…百姉さんと轟さんと僕…"個性"の暴力みたいなチームだ。
「すまない…俺もチームに入れてくれないか?」
飯田さんも加わった。…やばくないかこのチーム?できないことの方が少ない気がする。
体形的に僕が騎手になる。
先頭は飯田さんで僕から見て右に百姉さん、左に轟さんで組む。
合計ポイントは755P…逃げてれば勝てるけどそんな勝ち方したくない。
「Start!」
と言ってもむやみやたらに挑むわけにもいかない。
二番目に高いポイントのハチマキだから狙われる。
「創さん!」
百姉さんから激励を受けたらやるしかない!
「任せてください百姉さん!
色は黒、素材はレザー!ミッドナイト先生ご愛用の鞭だ!」
鞭を"想像"し、迫りくる手をぴしゃりと叩き落としていく。
「その調子だ相心君!次はどう動く!?」
「万が一取られてもいいようにもう少しポイントを取っておきたい!
そして時間半分になったら…1000万Pを取りに行く!」
もちろん狙いに行く。だって…1000万Pを取ったら勝ちが確定する算段がある。
僕たちの騎馬は本当に強い。
飯田さんの機動力、轟さんの氷、そして百姉さんが瞬時に色々なものを作る。
ポイントを守りつつ、ポイントを取っていく。
そしてその時が来た。
「緑谷さん…覚悟してください…!」
「そう上手くは…いかないか…!」
緑谷さんの騎馬と正面から向かい合う。
緑谷さんは超パワー、麗日さんは無重力、常闇さんは…ナニアレ?
黒い何かが動いている。後ピンクの髪のゴーグルの人は誰?なんの"個性"だ?
考えていると常闇さんの黒い何かが襲ってきた。
「っ!百姉さん!」
百姉さんが腕から盾を出して防ぎ
「そんな!?」
切れなかった…!?鋼の盾だぞ…!?
首にかけていた70Pのハチマキが奪われる。
ズレていなかったら額のハチマキを取られていた。
どうする…逃げるか…?ポイント的には逃げても上位4位に入れるけど…
「皆、残り1分弱…この後俺は使えなくなる…頼んだぞ。」
飯田さんが何か言っている。何をする
「しっかり掴まっていろ。」
エンジン音が鳴り響く。とにかく身構える。
「奪れよ相心くん!トルクオーバー!レシプロバースト!」
ものすごい速度で動く。すれ違いざまに1000万Pのハチマキを奪う。
「トルクと回転数を無理やり上げる裏技さ。
言ったろ緑谷くん…君に挑戦すると!!」
ここにきて大逆転だ。そして『勝ちが確定する』。
緑谷さんが超パワーを使って僕の首の1000万Pのハチマキを掴む。
「とった!!とっ…え!?」
そのハチマキは緑谷さんの手の中で消えた。
「僕の"想像"は百姉さんの"創造"と違って『僕の体から離れたら消える』…
その代わり『すぐに作れる』…こんな風にね!」
僕の首には大量の1000万Pのハチマキが巻かれている。
「正しく『想像』通り!もう僕にも本物が分からないからね!」
「流石ですわ創さん!私にはできない作戦ですわ!」
「流石だ創くん!君とチームを組んでよかった!」
「やるじゃねえか相心…」
もはや、誰も1000万Pのハチマキを取ることはできなかった。
「タイムアップ!早速上位4チーム見てみよか!!」
僕たちは当然一位だったけど…
緑谷さんのチームは最後に僕の額からハチマキを取っていた。
もしかしたら最後の油断が命取りになっていたかもしれない…危なかった…
昼休憩で昼食を食べながら百姉さんと話をする。
「なんとか最終種目にたどり着けたね、百姉さん。」
「ここからが本番ですわ…どんな種目になろうと負けるつもりはありません。」
「それは僕も同じだよ百姉さん…!」
改めてお互いが敵同士になったことを確認する。
「…にしても常闇さんの"個性"って何だろうね?」
僕としてはそれが気になっていた。百姉さんの盾を破壊できるのは相当な火力だ。
「『ダークシャドウ』とおっしゃっていましたが…」
「影なのかな…だとしたら…光が弱点なのかも。
でも太陽光ぐらいじゃ平気に見えたんだよね…」
「専用の照射機が必要かもしれませんね…」
「すげえ食ってるな二人とも…この後、動くかもしれないんだぜ?」
鋭児郎君がラーメンを持ちながらやってきた。
一口欲しいな…カツカレーのカツと交換できないかな?
百姉さんが峰田さんと話している。峰田さんは悪い人じゃないんだけど…
百姉さんの近くにはいさせたくない。なんていうか、よくない気配がする。
「…レクリエーションで…相澤先生が…?」
何だろう?相澤先生がレクリエーションで何かしてくれるのかな?
相澤先生ってセンスが壊滅的な気がする。合理的すぎて適当なもの選んで
昼休憩を終えてレクリエーショ
「も、ももももも姉さん!?何でチア衣装に!?」
もももも姉さんのセクシーボディーでチアはよくない。
すごくいいんだけれどよくない。いろんなところが元気になってしまう。
ああ、ごめんなさいももも姉さん…今日もももも姉さんの妄想で
「オイラがやったんだぜ?感謝しろよ?」
「峰田さん…百姉さんに変なこと言ったでしょ…!?」
峰田さん…責めれない…僕も喜んじゃったから…
最終種目は一対一の真剣勝負だ。
百姉さんと僕は勝ち進んでいけば決勝戦で当たることになる。
初戦は塩崎さんという人と戦う。あの茨みたいな髪の人だ。
さて、レクリエーションが終わるまでに対策を考えないと…
…でも、百姉さんのチア衣装を記憶に焼き付けるのが先だ。
創君は想像力が豊かですが、ビビりのため一人ではうまくいきません。
百姉さんを一緒になるととんでもなく強くなります。
百姉さんがいないとビビりのデバフがかかると思ってください。