芸術的で文化的な異世界生活を目指して   作:生しょうゆ

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第27話 ゴミみたいな授業

 

 

 

「ちょ、ちょっと待って下さいます? ワイエス教授、殺し合いとはいくらなんでも物騒な……」

「ファック! クソ貴族はクソの口をクソ! 授業開始だ。良いから席に着け」

 

 丁度チャイム音が鳴り、同級生等は互いに顔を見合わせながらも、一応は言われたとおりに席に着く。マルガレーテはワイエス爺の罵倒に閉口し、むすっとした顔で最前列の席に着いた。

 

 取り残されたのは俺とトレージである。必修なので無視して帰ることも出来ないし、それにこの爺がタダで単位をくれるとも思えない。

 

 そうこうしている内に爺は杖を振り、教壇をどかして黒板前にスペースを作った。「やれ」と傲慢不遜の態度を崩さない。

 

「やれったって何をやるんだよ。なあトレージ?」

「仕方ない。やるしかないか……」

「お前はやるのかよ」

 

 溜息を吐きながら鞄から杖を取り出し、向けてきたトレージに俺は軽く引いた。お爺ちゃんの対応に慣れきってない? 慣れきって殺し合おうとするのどうかしてない?

 

「まあ、良い機会だ。君の実力は一度見てみたいとも思っていたんだ。よろしく頼む」

「そんな軽い気持ちで殺される俺が可哀想すぎるんだが」

「なに、安心したまえ。殺し合いと言っても互いの技量を見せ合うだけだろう。いくらお爺様がお爺様だからってそこの所は分かっているはずさ」

 

「ねえお爺様?」とトレージは目を爺に向ける。しかし爺は事も無げに言った。

 

「いや、殺し合えと言っておるが。安心せい、ある程度の欠損ならば繋ぎ合わせてやろう」

「おいトレージ」

「ごめん」

「ごめんじゃないが!」

 

 言っている内にトレージが魔術を発動させる。灰色の炎が杖先に現れ、鎌首をもたげるように軌跡を描いた後、蛇のように飛びかかってきた。

 

 慌てて俺は杖を取り出し、水流を以て打ち消そうとするが不思議と効果が薄い。炎はそのまま向かい来る。内心で首を傾げながら炎壁を三枚置いてようやく打ち消した。

 

「うん、流石だな君。これに対応できるとは優秀だな」

「おいお前何だったんだよさっきの謝罪は」

「あの『ごめん』は、僕は死にたくないの『ごめん』だ」

「うーん、クソッタレ!」

 

 彼の口癖で言い返してやるがそんな場合ではない。先の炎は小手調べに過ぎなかったようで、次いで二撃、三撃と連続して灰色の炎が撃ち出される。

 

 炎にはやはり水だろうと、そう思って水流を撃ち出してもやはり効果が薄い。風は却って燃え上がらせるばかりで、同じ炎と土壁の方が効果が高い気がする。

 

 それにしても奇怪な炎だ。教科書には載っていなかったぞ! とデータキャラみたいな真似をしたところで、さてあれは何だろうか?

 

 マルガレーテの目を見つめる。心配そうな目を浮かべるばかりであった。戦闘の余波を気にしなくて大丈夫なのか。と思ったが薄く隔壁が敷かれている。爺の手による物らしい。無駄に上等な代物である。

 

「殺し合いをさせる一方で安全に気を払うとは、なんて素晴らしい爺さんだろうな? お前もその薫陶を受けて育ってきたわけだ。そしてその炎がその成果か?」

「ごめん。その皮肉に関しては同意しかない。そして謝罪の気持ちしかない」

「こっちこそごめん! 流石にキチガイ爺の同類扱いは言い過ぎだな!」

「おいクソガキ共! 儂の悪口を言う暇があったら手を動かさんか!」

 

 しかし口撃で隙を曝け出させるという作戦は失敗したわけであるし、トレージの振る舞いは堂に入っている。

 

 灰色の炎の種が明かせぬ以上、俺の敗北は必至であり、即ち全く信頼できぬ爺の手により俺は再び蘇るのだ。

 

「そんなの嫌すぎるわ! お前が代わりに生まれ直せ! お前はそこの爺から出てきたんだから蘇生魔術にも家庭の味があるだろう!」

「そんな奇怪な隠し味を最上級魔術に入れないで欲しいのだが。そしてお爺様にそんな物を期待するのは無理だ!」

「だったら今から家庭円満をやり直させてやる。死んでまた生まれてこい!」

 

 言い返すと共に攻勢に移る。持てる手札を尽くしての飽和攻撃である。水と風は切り捨てて、炎と土で攻め立てるも、灰の炎は防御にも有効なようで、天井まで吹き上がった炎の壁に尽くを打ち消される。

 

 そしてトレージの方も攻撃に攪乱を混ぜ始めた。変な言い方だが、灰の炎を守るように水流を繰り出し、そのものへの対処を難しくさせている。

 

「さて、困った」

 

 そう独りごちた。打ち切れなかった炎をギリギリで避けた後のことである。負けるのは良いが、いや無様は悔しいので良くないが、爺の手によって蘇生されるのは最悪だ。何としても避けねばならん。そのためにはマジックならぬ魔術の種と仕掛けを明かさねばならんだろう。

 

 そもそも通常の魔術で打ち消せないということは、通常の魔術ではないと言うことである。そして、似たような物を見た覚えがあった。

 

 学院を受験した時に見た、トレージの後方で憮然とした表情を浮かべているクソジジイの黒い炎である。

 

 あの時は我武者羅に生き延びようとしていたが、今思えば、魔術が魔術に呑み込まれるにしては、不思議なほどに抵抗がなかった。

 

 魔力差なり実力差なりで力負けし、結果として呑み込まれるなら分かる。火蜥蜴の小火がドラゴンのブレスに勝てる道理はないだろう。

 

 しかしあの時の黒炎は、俺の撃ち出した炎を力負けさせるのではなく、初めから呑み込むように展開されてあった。

 

 そして全属性で連続召喚した壁が効いたのだった。無我夢中で撃ち出した一手だが、これにヒントがある気がする。単一の属性魔術では呑み込まれるだけの魔術。そして黒や灰といった特殊な色。

 

「ああ、つまりそういう魔術? 複数の属性を混ぜたオリジナルの火魔術って事? だから単一の属性じゃ効きが悪いのか」

「その通りだよ君。しかし、君は知らなかったのか?」

「そんなの教科書に載ってないぞ!」

「いや、載っているだろう? 錬金術を専門に学ぶなら属性の複合は基本だと言って良い筈だ。専門的内容が始まるのは四年からだがね」

「それは知っているし魔術式学にも同じ事が言えるだろうが、魔術学においてはそうじゃないだろう。六年まで行っても単一の属性のみが学習の対象だ」

「まあ学術的なものじゃなくて戦闘的な技術だからね。だけど六年生の奴の端っこには載っているはずだよ。複合属性魔術と言ってね、単一属性相手には滅法強いんだ。僕のこれは火と土の複合だよ」

「ああ……確かコラムに載っていた気がする」

「そう、それが教科書の限界だね。その先の技術はどうしても盛り込めないからコラムが精々だ。この辺り、僕としては改善の余地があると思うんだが」

「しかし学習の段階というものがあるだろう。一年生の数学の教科書に線形代数を持ち込んだって仕様がない」

「だから、その先の段階における教科書だよ。帝国学院の学習指導要領の先に教科書はない。勿論、専門書や論文は様々に存在するが、しかしそれらは細分化が激しい。技術と知識は体系的に学ぶべきだろう」

「それを学ぶための六年間であり、その先を示すのが教授陣じゃないのか? 何せ大抵の奴は学習するだけで満足するだろう。その先なんて望んでいない」

 

 帝国学院魔術学部における学習段階は二段階に分かれている。一年から三年までは全ての学科を広範に学び、四年からは一つの学科を選び、専門的な内容を学んでいく。

 

 しかし、その四年から六年にかけても学習の段階でしかない。新しい何かを生み出そうとする研究や実験は、この学院においては学習指導の範囲ではないのだ。推薦なり面接なりで研究所に進む必要がある。

 

 この辺りが、帝国学院が、そして魔術師が貴族的なものであるという事実をまざまざと示しているだろう。魔術とは、貴族において身に付けるべき教養とステイタスのようなものである。予算を気にしてあくせく働くのは彼らの仕事ではなく、そこから上澄みを吸い取って国家に領土に還元するのが彼らの仕事である。学院はそのために必要な知識を身に付けるための場に過ぎない。

 

 研究機関としては歪で、未だ発展途上の段階にあると言って良いだろう。そもそも研究機関ではないとも言える。

 

「魔術師とは、あくまで魔術を使う者という意味だからな。研究者はそうじゃない。その辺りの意識の差が学習指導要領に現れているとも言えるだろう。だからトレージ、お前の言う教科書の先の教科書というのは無理があるんじゃないか?」

「だとしても、ここは名高き帝国学院だ。国家における最高学府だよ。君は教授陣が教科書の代わりになると言ったが、それこそが問題だろう。職人ギルドの徒弟制度の域を超えていない」

「成程、確かに教授から直々に学ぶしかないという環境は、古来からの魔術師的な風景そのままだ。教育に近代化をもたらすには、その辺りにもメスを入れる必要があるわけだ」

「その近代化には犠牲もあるだろうがね。学院の教授陣が特権を保持できているのは、まさしくその古来からの伝統によるものだ。師弟関係は権力構造を越える事がままある。寧ろ古めかしい師弟関係こそがこの学院に一定の権力をもたらしているとも言えるだろう」

「しかしそうなると現在の研究機関を学院に組み込むことになり、それは権力の均衡を……」

「いや、研究機関はあくまで存続し、現在の徒弟制度的風景をだね……」

「何時までくっちゃべっとるんじゃクソガキ共ッ!」

 

 爺が急に叫んだ。「杖を放って黒板に書き込み始めるなクソが!」と、書き込んでいた内容まで杖の一振りで消されてしまった。教室内の生徒達だってメモしていたのに酷いや。

 

「まあ、この辺りは後でじっくり話すとして……」と、トレージは気にした様子もなく杖を再び構えた。

 

「しかし、これは幸運だね。僕は君が知らないことを知っているどころか、それを身に付けている。一ヶ月もあれば並ばれるだろうが、今この瞬間は僕が上だ。中々に気分が良いね」

「俺が言えたことでもないが、みみっちい性分だな。どうせこれから勝ったり負けたりするんだ。一々気にするなよ」

「勝ったり負けたりするからこそ、最初の一回を僕の勝利で収めておきたいのさ。それに、君だってそのみみっちい性分だろう」

「よく分かる」

「分かるさ。分かることが嬉しい」

 

 どうやらトレージも負けず嫌いらしい。俺の場合は周囲に舐められる事への嫌さだが、彼は前向きな負けず嫌いだ。挑戦心と言えば良いだろうか。

 

 しかし、トレージの有利性は事実である。どうやらデータキャラとしての俺は出来損ないらしい。教科書も読み込まない奴がデータキャラをやっていけるわけがないだろう。

 

 だからやっぱり、俺に似合っているのは、事前の策よりも土壇場での解決策。つまりはその場で何とか誤魔化すサボり野郎である。

 

「そりゃあ最初の一回は。いや、何回だって勝ちたいよな」

 

 瞳を開く。

 

 魔力の流れは人だけではなく詠唱される呪文、発動される魔術そのものにまで行き渡っている。即ち付与魔術と同じく魔術式が存在する。

 

 トレージの操る灰の炎魔術は、その構成に土魔術が絡む以上に、複数の属性を混合させるために奇妙な式を描いている。この差異が単一属性とは違うところだ。

 

 これがある為に普通の炎では防ぎきれず、土属性を宿した炎が炎を貫く。まさしく上級の更に上の魔術であり、俺がまだ習っていない分野である。一昼夜で模倣するのは不可能で、この瞬間に会得するのは無謀が過ぎる。

 

「だけど邪魔するのは出来る」

「何か光明を見出したようだが、改めて言っておこう。『ごめん』と」

「それを言うのは俺の方だぜ」

 

 その術理の詳細を読み明かすことは出来ないが、纏めて攪乱することは出来るのだ。何せ俺には目に見えている。その魔術が成立する根幹が。

 

 何せトレージが振るうのは、最初から最後まで奴のオリジナルってわけじゃない。基本的な火と土魔術の複合に過ぎない。故に、その複合を成立させている部分が自ずと導き出されるのだ。

 

 それだけでは何の意味もない魔術式を、俺は魔力に乗せて撃ち出した。

 

「っ!」とトレージが驚愕の顔を浮かべる。炎魔術同士が打ち消し合うのは、それが同一の属性であり、類似した魔術式を描いているからに他ならない。多少の差異は大部分の類似に掻き消され、攻性の意思が反応し合って爆発を起こすのだ。

 

 故にこの無意味な魔術式は、小規模の爆発を起こして奴の灰の炎を解体させた。炎と土とが弾け飛んでくるが、通常の魔術であれば余裕で打ち消せる。

 

「いや、頭おかしいだろう。君、君ね、僕の魔術への対抗呪文をこの瞬間に生み出したのか? クソッタレだな。クソッタレが過ぎる!」

「そんな上等な物じゃねえよ。見えたものを写しただけだ」

「訳の分からぬ理屈を……! おお神聖なるクソッタレ!」

「なにその慣用句」

 

 しかし尚もトレージは笑う。余裕ぶった笑みを見せる。

 

「だが、それでも決定的な有利にはならないだろう。僕は絶対的な有利を失ったが、代わりに必ず二手先んじる。君が僕の炎を打ち消すと、二つの魔術が発動する訳だ」

「そうだな。詠唱の速さ比べをしようにも、そもそもの手数が追い付かないからな」

「ならばどうする!」

「こうする!」

 

 そう言って俺は一気に駆け出した。トレージの目が見開かれ、笑みと共に杖が振り抜かれる。繰り出されるは灰の炎。俺は直ちに打ち消し、分かたれた二つの魔術も打ち消した。

 

 それでも尚俺は駆ける。至近距離。トレージは笑って言う。「馬鹿め! この距離で呪文の詠唱をしても!」意味はない。確かに意味はない。同じ速度で壁が張られるだけだ。

 

 なので俺は呪文を詠唱しない。どころか杖も使わない。

 

 そして、魔術も使わないのだった。

 

「食らえ! 魔術パンチ!」

「ぶげーッ!?」

「えぇ……貴方、えぇ……」

 

 振り抜いた右腕が、見事にトレージの腹を撃ち抜いた。もんどり打って転がったトレージへ、とどめに「魔術キック!」「ぶほッ!?」とお見舞いしてやる。会って二日で容赦なく殺そうとしてきた仕返しである。

 

 だからマルガレーテも呆れたような引くような顔をしないで欲しい。仕方ないだろう魔術合戦じゃどうやっても勝てなかったんだから。俺と彼とじゃ彼の方が腕前が良いのだ。

 

「とにかく俺の勝ち! 死んで生まれ直すのはお前! 精々お爺様に抱かれ直すんだな!」

「う、生まれてこの方、お爺様には抱かれたことがない……」

「あっごめん」

「いや、いいさ……お爺様に人らしい機微があった方が気持ち悪いしね」

「おいクソ孫、流石にムカつくぞ」

 

 傷付くとかじゃないのかよ……と思っている内に、「まあ殺すまでもなく決着はついたか」とワイエス爺が残念そうに杖を振り、トレージの傷を癒やした。

 

「だが、どちらが上等か、という判別は難しい物になったな。打ち倒したのはブレイクの方だが、魔術的には始終トレージの方が圧倒していた。この違いは何によるか? そこの、おい、金髪頭」

「それ私に聞いているんです……? それはまあ、手数の違いによる物でしょう。難しい概念ですが、複合魔術という絶対的な有利により、ワイエス君はジョット君より優れていました。それは互いの手数という形で如実に現れていましたわね」

「ファック! クソ貴族娘の割には理解力がある!」

「褒められているんですかそれ……?」

 

 不機嫌そうな顰め面でワイエス爺は教壇を呼び戻し、「帰れ」と俺達二人を席に着かせた。そうしてやおら黒板に文字を書き殴り始めた。

 

「魔術師同士の殺し合いに必要不可欠な物は手数だ! 火水風土光闇の六属性は基礎の基礎に過ぎない。そして初級下級中級上級最上級といった区分は段階に過ぎない! 重要なのは手数、そして『どう思考するか』! 手数こそが思考の幅を広げ、相手を殺戮せしめるに至る!」

「いや、あの、別に殺し合いを学びたいわけではないのですが……?」

「黙れ金髪頭! 折角儂がやる気になっているのだから質疑応答は後にしろ!」

「えぇ……」

「質疑応答があるだけ上等だよ、アルケシア君。これ本当に珍しいから」

 

 歪んだ眼鏡のフレームを魔術で直しながらトレージは言う。その間にもワイエス爺は黒板に書き殴りまくり、ものの数分で全体を埋め尽くした。

 

「その手数を更に上等な物に押し上げるのが速度だ。即ち詠唱などクソッタレ! ファッキンスピード! 十二分に揃えられた手数を幅広い思考で素早く選り分ける! これこそが優れた魔術師というものだ。宮廷魔術師共のように何かにつけてちまちまと物事を進めているようでは早晩この国は滅ぶだろう!」

「お爺様の言葉を翻訳すると、この授業での到達目標がそれって事だね」

「ブレイクとトレージの殺し合いをボケッとした顔で見ていたわけではないだろうなゴミ共! 貴様等ゴミと比べずとも、クソガキ共はこの年にしては十分に手数を持っている。だがまだまだ不十分だ! 特にブレイク! 複合魔術も知らぬとは、お前の目はぱっちりしているだけか! このぱっちりお目々野郎! これからそのボケ頭に叩き込んでやるからな!」

「翻訳すると、目標に到達するためには幅広い知識が必要で、この授業ではそれを取り扱うって事だね。つまりは魔術学基礎の授業方針だ」

「しかし、複合魔術を打ち消す魔術式を咄嗟に構築したのは見事な物だな。だがそんな発想なんぞクソッタレだ! 事前に知っていればクソ孫のヘボ魔術なんぞ問題にもしなかっただろうに。そんな発想力は精々研究室で使ってろ! 殺し合いの場に持ちだしてくるな!」

 

 俺はトレージに言った。

 

「トレージ、翻訳すると?」

「授業で重要点になるのは独自の発想じゃなくて、どれだけ既存の知識を得るか、そしてそれをどう使うかという思考力って事だね。発想力も大事だけど、それはこの授業じゃなくて別の研究とかに使えって事だよ」

 

 トレージの説明に「おお」と教室中から拍手が響く。実に分かりやすい。流石は十三年間この爺に付き合ってきただけのことはある。

 

 そして続けざまに爺が言った「次の授業までに教科書全部を暗記してこい!」という発言に「おお……」と教室中から溜息とも付かぬ声が上がった。

 

 

 

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