ブルーアーカイブ 転生者によって歪められた青春の記録   作:雨の日

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メモ帳 トリニティ編その1

トリニティ編

 ミレニアムとゲヘナのどちらでも問題を起こした転生者組の扱いに悩んだ先生はリンに相談する。するとリンは先生についた転生者組が人材資源室のナンバー3がつけた者たちだと明かし最近行動が怪しいことも同時に告げる。

 

 その転生者組はゲヘナからシャーレに帰ってくるとすぐにナンバー3に呼び出され説教を受けた。連邦生徒会に所属している転生者たちにも認識の差が結構あり上に上がれる者は割と現実を見ているのだが下っ端はそうでもない。特に先生につけられた者たちは主人公(先生)側についているのだから自分たちの行動には正当性があるという認識だったりする。

 

 上に上がれる者は現実を見ているが前世の基本平和な世界を知っているので銃撃戦への忌避感が高く戦闘能力が低い。逆に下っ端はそういうのを気にしていない脳筋が多いので戦闘能力が高い。なので先生の護衛には下っ端の方が向いているのだが問題を起こす可能性も高いと懸念されていたのだがそれが当たってしまった形になる。

 

 次に行くトリニティに連邦生徒会はDU地区の治安安定の際に協力してもらった恩があるので転生者組をつけていくことはやめてほしかった。トリニティで問題を起こしたらナンバー3のクビがとぶだけではすまないからだ。

 

 しかしシャーレには転生者組以外で所属してくれている人がいないので転生者組をつけていくしかない。先生の戦闘能力はほぼないしキヴォトスの治安を考えると護衛をつけないという選択は取れない。

 

 最初から不安要素満載のトリニティ行きは道中は問題なかった。仲が悪いゲヘナより後に訪問されるのもセイア暗殺事件のことがあったので表だって文句を言うものもいなかった。ただその件もあり要人の警護のレベルが上がっており駅まで正義実現委員会の人間が迎えに来た。

 

 ティーパーティーのテラスではウルが用意させた紅茶とお茶菓子が先生に出された。先生は紅茶の種類などには詳しくなかったがこのような場で出されるのだから高級品なのだろうと推測した。

 

 アイスブレイクとして自己紹介などを少し話した後先生は本題である困ったことがないかをウルに訊いた。ウルは少し悩んだ後これから話すことに必要な前提知識であるアリウス分校の情報があるか尋ねた。先生はシッテムの箱を使ってアリウス分校について軽く調べたが特に情報がなく素直に知らないと答えた。

 

 ウルはその答えを聞きアリウスのことについて説明をした後3日後にアリウス自治区に向かうことを告げる。先生は自分も同行すると提案するがウルはその提案をちょっと考えた後断った。

 

 アズサからの情報によるとアリウスはトリニティを恨んでいるものが多く自治区を訪問すれば戦闘になる可能性が高い。その時に事前に得た情報からウルの指揮に先生や先生の護衛である転生者組が従ってくれるか信用できないというものがあった。

 

 転生者組はウルの発言に反論しようとしてこの場にいるウルたちティーパーティーの冷たい視線に口をつぐんだ。連邦生徒会はセイア暗殺事件の容疑者がいることがほぼ確定している組織でありそこに在籍しているものに対する態度は自然と冷たくなっていた。

 

 先生はセイア暗殺事件の時にはキヴォトスにいなかったことがわかっているので犯人ではないとわかっているのだが同じ組織の人ではあるので一応隠そうとはしているが先生の洞察力が高いのでバレてしまっている。

 

 先生はセイア暗殺事件について知らなかったので冷たい態度をティーパーティーの生徒たちがとる理由がわからなかったので後で調べることに決めた。

 

 ミミカは先生との話が終わった後自室でティーパーティー中に聞こえた音について考えていた。先生の提案をウルが断った時にガラスが割れるような音がミミカには聞こえたのだ。ミミカ以外には聞こえていなかったようでびっくりして目を見開いたり突然の音で困惑したりしている人はミミカの見た範囲にはいなかった。

 

 悩んでいると部屋をノックする音が聞こえた。こんな夜も更けたころに誰だろうと不思議がりながら神秘でドアのところにいる存在を調べる。だが生徒ならだれでもまとっているものである神秘を検知できなかった。

 

 こんな時間に大人が自分に訪問してくる。そのことに嫌な予感を感じてすぐに携帯から正義実現委員会に所属する転生者に緊急のモモトークを送る。するとすぐに部屋の前が騒がしくなる。

 

 部屋の前で誰かが話す声がしたあとすぐに銃声が聞こえた。何が起こっているのか把握したミミカも愛銃を持ってきてドアに向けて発砲した。ドアの前にいた人物はこれにはたまらなかったのか部屋の前から相手の気配が遠ざかっていった。

 

 完全に誰もいないのを神秘で確認してからドアを開ける。もちろん誰も部屋の前にはいないが念のため周囲を見渡す。その後モモトークを開くと先ほど送った相手から部屋の前から人影が遠ざかるのを確認したことが書かれていた。

 

 部屋の前にいたのは首の上がない手に写真を持っている謎の人物だったという情報を得てミミカはゲマトリアにそんな人がいたことを思いだす。転生が発覚した直後に忘れるだろうからとノートに書いておいた原作の情報を確認すると写真に写っている人物がゴルコンダで手にその写真を持っているのがデカルコマニーという人物であることがわかった。

 

 ミミカはなぜ自分のところに来たのかはわからないが警戒しておくことにしておこうと決めて部屋に戻る。銃声や話し声が聞こえていたはずの隣室の生徒が部屋から出てこないことが不気味だったが。

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