ブルーアーカイブ 転生者によって歪められた青春の記録   作:雨の日

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メモ帳 トリニティ編その7

 ウルたちと別れてトリニティに戻るミミカたち。ベアの門が出ていた地点には誰もおらず神秘の残骸がトリニティに向かっているのを観測したので問題ないだろうと捜索するのではなく帰還を優先することにした。

 

 ミミカの恐怖活性による後遺症は普通の医療ではどうにもならないので救護騎士団のいる治療室ではなくパテル分派の寮に行き治療するためにハジキを呼びに正義実現委員会の転生者、水鶏マスがいるであろう図書室に向かいミカと紅はアリウスでのことを報告するためにナギサのいるティーパーティーのテラスに向かった。

 

 ティーパーティーのテラスは普段より騒々しかった。ミカが疑問に思い近くにいた生徒に訊くと先生が来ていることを告げられた。それだけでこんな風になるのかと疑問に思いもう少し詳しく訊いてみると他校の生徒を連れてどこか焦ったような表情をしていたらしい。

 

 ミカたちはそれでアリウスに向かう時に追跡していた生徒が門を通って帰還して先生に報告した結果先生がアリウスに向かおうとしているのだと結論を出した。ただ、アリウスに行くにはカタコンベを通らないといけないのだがカタコンベはシスターフッドが管理しているのでティーパーティーの権限では通ることはできないのだが先生たちは知らないのだろうという予想もした。

 

 ミカたちは入室の許可をもらいテラスの入ると予想通り先生がナギサにカタコンベへの侵入の許可を取っていた。ナギサはそれを冷静にかわしているように見える。ミカはいつもの明るさでナギサに絡みに行った。これによりナギサも先生たちもミカたちの存在に気づいた。

 

 先生の後ろにいた生徒がありえないものを見たようにミカたちを見る。アリウスで見た怪物は普通に恐ろしくこんな短時間で倒せるようなものには見えなかった。殿を置いて逃げてきたのかとも思ったがミカたちの表情からしてそれはないだろう。つまりミカたちは怪物を倒したのだろう。それもほぼ無傷で。自分では到底無理な所業に内心恐怖していた。

 

 先生もアリウスから帰還した生徒からミカたちが大変な目に合っていると聞いていたのでびっくりしていた。

 

 ミカはそんな先生たちの様子を気にせずナギサに紙(アリウスの問題は解決したよとだけ書かれた紙)を渡した。ナギサはそれを読み先生たちに向き直ると問題は解決したようなのでと退室を促した。

 

 それに先生の後ろにいた生徒たちは食い下がろうとしたが先生に制止され先生は時間を取ってもらったことに感謝の言葉をかけてから退室した。生徒たちも不満そうだったが先生に従ってテラスを後にした。

 

 ナギサは先生たちの退室後すぐに詳細な情報の共有をミカに求めたがミカはそこら辺は紅に聞いてといってミカもテラスを後にした。その様子にナギサが疑問に思っていると紅にミミカが重体であることを告げられてナギサはミカの行動に納得した。

 

 ナギサは紅にアリウスについての情報の共有を求めて紅は後で詳細をまとめた報告書を提出すると前置きしたうえでナギサにわかりやすく事実だけを報告した。あまりの情報量にナギサは頭を押さえて少し悩んだ後一般生徒への情報伝達はもう少し待とうと結論を出した。

 

 紅もウルやベアがアリウスに残り事後処理を行っているので戻るまでは下手に動かない方がいいだろうとナギサのだした結論に賛成しナギサに紅茶を入れた。その後少しの間ナギサとのティータイムを楽しんだ後紅もテラスを後にした。

 

 テラスを出たミカはすぐにミミカの元に戻ろうとしたがシャーレのあるDU地区に向かう駅に向かったと思っていた先生たちに遭遇し足止めを食らっていた。どうやらミカから詳細な情報を聞きだそうとしているようだ。だがタイミングが悪かった。

 

 一刻も早くミミカのもとに戻りたいミカは内心焦りながらも先生からの質問に答えていく。ただその質問はアリウスでの状況を知っていないとおかしいものになっていきミカはそのことを指摘すると先生は素直に後ろにいる生徒がミカたちを追跡したことをバラして謝罪した。

 

 ミカはそんな先生を冷たい目で見た後先生からの質問に答えずその場を後にしようとした。先生は引きとめようとしたがミカの放つ雰囲気がそれを許さなかった。

 

 パテル分派の寮ではマスに連れられたハジキがミミカの治療にあたっていた。幸いなことに恐怖活性による後遺症は表面上だけで内部にはそこまでダメージがないようだったので直せないというものではなかった。

 

 ハジキはミミカに右足の後遺症は7日で直り、這い回る呪いの刺青は明日には消えると告げた。その報告にその場にいた生徒たち全員安堵の息をもらした。やはりミミカが大丈夫だといっていても心配だったのだ。

 

 ミカはパテル分派の寮に帰還後ハジキの報告を聞いてすぐにミミカに抱き着いて涙を流した。ミミカはミカのその様子に流石に罪悪感が湧いたのかミカが泣き止むまで大人しく抱きつかれていた。

 

 ミカは泣き止むとちょっと恥ずかしそうにしながらミミカから離れた。その後ミミカにテラスとパテル分派の寮に帰る道中で会った先生たちのことをミミカに報告した。ミミカはミカからの先生の印象が悪いことに疑問に思ったが原作でミカに起こった出来事がないからこれが普通なのかなと無理やり自分を納得させた。

 

 ミミカはその後ハジキに治療のお礼を言って紅の帰還を待ちながら情報の共有を行った。それによるとどうやら先生たちにトリニティの転生者たちは接触しなかったようだ。ミカもいるので名前は出さなかったが先生やシャーレ所属の生徒たちに声をかけられた者はいたようだが転生者や憑依者だと気づかれたものはいないようだ。

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