個性だと思ってたけど喰種だった   作:こらか

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主人公のさとりちゃんは幼少期の出来事から、個性使用時の赫眼を人に見られるのが苦手です。



みんな違ってみんな良い

 

『個性把握...テストォ ! ? 』

 

「入学式は ! ? ガイダンスは ! ? 」

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出てる時間ないよ」

 自由な校風が売りの雄英。それは教師側も然り。と相澤先生は続けた。そして、今から個性ありの体力テストを行うらしい。

え ? 個性有り ? ? 嘘でしょ。聞いてないって....流石に心の準備が......

 

「────爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」

「67m」

 ほー。あのツンツン髪の彼、爆豪くんっていうのね。

 

「────死ねぇ ! ! ! 」

 え...... ? シネ ? ? やっぱり怖い人だバクゴーくん。あ、でも記録すご。705mかぁ。すご

 どうやって良い記録出そうかな。素の身体能力も悪くはないはずだから何とかなるかぁ。

 

 

「──トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

 え....除籍 ! ? やっぱり個性使うしかないよね....

私は軽く絶望した。

 

 

 ◇

 

 

 [第1種目:50m走]

 

 大体の人が個性を使って走っていた。私は普通に走った。

 6:58→6:55

 少し速くなってて嬉しい。

 

「みんなすごいなぁ」

「さとりちゃんもすごいよ ! でも個性使わないの ? 私みたいに体力テストと相性悪い感じ ? 」

「そんなことないんだけどね....ちょっと心の準備が」

「そっかー。よく分かんないけど一緒に頑張ろうね ! 」

 

 

 

 

 [第2種目:握力]

 

 個性を使う覚悟ができ、とりあえず1本触手を出して握力計を握った。計測が終わったらすぐに引っ込めた。

 

「540kgて ! ! あんたゴリラ ! ? いやタコか ! ! 」

「タコってエロいよね......」

 

「さとりちゃん。530キロって....力強すぎん ? 」

 ペアのお茶子ちゃんの目が飛び出そうだった。

 

 

 

 [第3種目:立ち幅跳び]

 

 触手使ったけどみんながすごすぎた。

 

 

 

 [第4種目:反復横跳び]

 

 これは峰田くんの独擅場だった。

 

 

 

 [第5種目:ボール投げ]

 

 1回目は素手で投げた。2回目は触手使って投げた。2回目の方が少し記録が良かった。

 

「お茶子ちゃん∞とかすご ! 」

「えへへ。それほどでも....」

 照れてるお茶子ちゃんも可愛い。

 

 その後、緑谷くんが相澤先生に個性を消されたり、爆豪くんが縛られたり、色々あったけど何とかボール投げは終わった。

 

 

 

 [第6種目:上体起こし]

 

 これは素の身体能力でそこそこの記録を出した。

 

 

 

 [第7種目:長座体前屈]

 

 限界まで伸びをしたあとに腰から触手を出した。触手は最長で3~4mくらいまで伸ばせるのでクラスの中では割と上位の方の記録をだした。

 梅雨ちゃんが舌を伸ばして1番だった。

 

 

 

 [第8種目:持久走]

 

 これは普通に体力勝負すぎた。もっと体力つけないと。

 

 

 

 結果は6位。結構良い方なのでは ? ?

 最下位は緑谷くん。最後の方は全部ボロボロだった。指が真紫になるほどの怪我をして、全部の競技やりきったのすごいよ。根性あるね。

 

「ちなみに除籍はウソな」

 え ? え ?

 

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 相澤はハッと鼻で笑いながらそう言う。

 

「「「はーーーーーー ! ! ! ? ? 」」」

 みんなが叫ぶ。もちろん私も叫んだ。特に緑谷くんは死にそうな顔で叫んだ。

 

「あんなのウソに決まっているじゃない....ちょっと考えれば分かりますわ......」

 さすがももちゃん....私めっちゃ本当だと思ってた。

 

 その後、相澤先生が教室にある書類に目を通しておけと言い、緑谷くんに保健室利用書を渡してその場から去っていった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 生徒玄関を出て、前の方に見覚えのある緑が見えた。

「やっ ! ! 怪我大丈夫 ? 」

「あっえっと...」

「あぁ、自己紹介まだだったね。私佐倉。よろしくね緑谷くん」

「佐倉さんよろしく」

 2人で雑談をしながら歩いていると、後ろから飯田くんが現れた。また少し歩いていると、今度はお茶子ちゃんが現れた。

 

「えっと、さとりちゃんは知ってて、飯田天哉くんに緑谷....デクくん ! だよね ! 」

「デク ! ! ? 」

「お茶子ちゃん ! 緑谷くんの下の名前はいずくくんだよ ! 」

「いずくくん ! ! ? 」

「でも、テストの時爆豪って人が言ってたからてっきり....」

 

 

「──『頑張れ ! 』って感じでなんか好きだ私」

 お茶子ちゃんの言葉を聞いた緑谷くんが顔を真っ赤にしてデクとして生きていくことを決めた。言っちゃあれだがチョロいな緑谷くん !

 

 

 






オマケです


3人と別れたあと、1人で歩いていると彼を見つけた。

 
「おーい ! シンソー ! ! 」
大きく手を振りながら駆け寄る。
「あ、佐倉」
「シンソーもこの辺に家借りてるの ? 」
「そうだよ。てか入学式で佐倉のクラス見かけなかったけど何してたんだ ? 」
「実はかくかくしかじか....」
今日あったことをシンソーに話す。


「個性把握テストね....やっぱりヒーロー科は違うな」
「私もビックリしたよ。そういえば友達できた ? 私はできたよ ! 」
「俺もできたよ。みんな俺の個性知っても普通に接してくれてさ、いいヤツらだよ」
「そっか....私はやっぱり怖くてまだ話せないや。シンソーは強いね」
会話が途切れ、少し重い雰囲気に包まれる。
佐倉は咄嗟に 暗くなっちゃった ! ! と話題を変える。


「そんなことよりさ、雄英って申請すれば体育館とか運動場とか使えるらしいよ ! 今度申請して一緒に組手しよ ! 組手 ! ! 」
「確かに受験もあったから最近してないな....」
「でしょ ! じゃあ私申請しておくから。約束ね」
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