ハイスクールD×D 黒の聖剣   作:神ショー

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設定を簡単にして、第二話を入れたので、宜しく。





悪魔

 

 

 

「ここが、部長のいるところだよ。多分、もう皆揃ってると思うから、入るよ」

 

 

連れていかれたのは、今は使われていない旧校舎の一室。

 

使われてないのに校舎の中が結構綺麗だったから、恐らくは小猫たちが掃除をしているのだろうと思う。

 

そして、小猫は扉を開けた。

 

中には三年のリアス・グレモリーと姫島朱乃、二年の木場祐斗と兄の兵藤一誠がいて、どうやら私たちが最後で、待たせたみたいだったようだ。

 

だがそれよりも目に入るのは、あちこちに描かれている魔方陣。

 

 

「えーと、小猫?なんだこの部屋......」

 

「.......部長に聞いて」

 

「まぁ、ほとんど私の趣味ね」

 

 

意外も意外だ。

 

少し気味が悪いぞ。

 

 

「さて、それよりようこそ。兵藤一誠君と兵藤有子さん。私達オカルト研究部はあなたたちを歓迎するわ」

 

「あ、はい」

 

「――人ではなく、悪魔としてね」

 

 

バサッと、リアス・グレモリーが言った瞬間、この場にいる全員の背中からコウモリの翼みたいなものが出てきた。

 

それは私やイッセーも例外ではない。

 

 

「イッセー、なんかいつの間にか人間やめてたみたいだな」

 

「そうみたいだな、でもそれはアリスも同じだ」

 

 

なんかまたフリーズしそうだったけど、なんとか頑張ったので誉めてほしい。

 

そしたら、リアスが話始めた。

 

小難しい説明だけど、私はある程度は知っているので、小猫のところに行ってくつろぐことに決定。

 

 

「なんか、びっくりだらけで疲れたな」

 

「強く生きよう。私も一緒にいるから」

 

「ああ~、小猫ぉ~」

 

「ちょっ!ア、アリスちゃん!?」

 

 

小猫の優しさに、思わず抱き付いてしまった。

 

小猫は頬を赤くして、恥ずかしがってたけど、私は特に気にしないし気にもならない。

 

周りはそれを見て微笑んでいるが、イッセーだけは息を荒げていたから、流石に引いてしまう。

 

 

「おほん!それで、あなたのことはアリスと呼んでもいいかしら?」

 

「ああ、いいぞ」

 

「こらアリス、年上には敬語使わないと」

 

「別にいいわよ。気にしないし、そっちの方が親しみやすいでしょ?」

 

「まぁ、部長が言うならいいか」

 

「それで、イッセーは良いとして、貴女はなんで悪魔になったのか分かる?」

 

 

リアスの質問に、改めて考えさせられた。

 

確かにそうだ。

 

大体悪魔になったのは、イッセーが殺された時だと何となくは分かる。

 

だけど、なんで悪魔にさせられたのか、その理由だけは分からない。

 

 

「――なんで私は悪魔になったんだ?」

 

「そうね、貴女が私をあの時に呼んだのはわかっているわ。それで私が召喚されたとき、既に死んでしまっているイッセーがいて、それからイッセーを助けるために悪魔にしたの。ここまではいいわね?」

 

「ああ。ちゃんと分かる」

 

 

しっかりと確認を取りながら説明をするリアスに、私が頷く。

 

 

「でも、そのあとの貴女が異常だったの」

 

「異常?」

 

「ええ。何故かは分からないのだけれど、貴女の体の機能がどんどん低下していたの。あのまま放っておいたら、今ごろはここにいなかったわね」

 

「........ああ、そういうことか」

 

 

リアスの説明を聞き終わった時、頭の中にある情報が出てきた。

 

それは、私の神器の使用者条件のことに関するもので、懇切丁寧にイメージ付きだ。

 

 

「?何か心当たりでもあるのかしら?」

 

「ああ、多分私の神器のせいだと思う」

 

 

すると、周りが疑問の顔をしているというのが分かった。

 

 

「部長、その神器ってのはなんですか?」

 

「ああ、そうね。イッセー、手を上げて自分が最強だと思う物を強く思い浮かべなさい――強くよ?軽くではダメ」

 

「え?は、はい」

 

 

イッセーは手を上げて、神器を発動させようとしている。

 

この間に、神器の使用者条件のことを整理しておこう。

 

それで、頭の中で情報を整理していると、赤い光が部屋を照らした。

 

見てみると、イッセーの左腕に籠手が装着されていて、イッセーも驚いているみたいだ。

 

 

「イッセー、それが神器よ。詳しい説明はまた後にして、アリス?貴女の神器について教えて貰えるかしら?」

 

「うん、いいだろう」

 

 

周りは皆が私に注目していて、小猫に限っては目をキラキラさせている。

 

なんでそんなに期待してるんだ小猫。

 

 

「まず始めに私の神器には、使用者条件がある。それを満たさなければ、その強すぎる力によって潰れてしまうらしい。リアスが見つけた時の体の機能の低下は、そのせいだな」

 

 

それを言うだけでも、小猫たちは驚く。

 

 

「使用者になるだけでも条件があるだなんて......それで、その条件って何なのかしら?」

 

「その使用者が人間じゃないことだ」

 

 

その発言により、周りは更にどよめいた。

 

 

「一体どんな神器なんだよ、アリスの神器ってやつは」

 

「それじゃあ、悪魔になったことで、その条件はクリアしたわけだけれど、その肝心の神器を見せて貰えるかしら?」

 

「別に構わないぞ」

 

 

手を前にかざすと、思った通りにあの時の武器が出てくる。

 

一度出せているので、簡単に出すことが出来たから安心した。

 

だけど出てきたのは、あの時と大分変わっていた剣と鞘。

 

 

「黒く、なってる?」

 

 

そう。

 

剣も鞘も、黒くなっているのだ。

 

まるで、私が悪魔になったのと同じように。

 

 

「どういうこと?」

 

「前に一度出した時は、黄金だった筈だ。それなのに、今は黒になってる」

 

「何か支障はあるの?」

 

「.......いや、何もない。大丈夫だ」

 

 

調べてみると、何故か私の魔力の色が悪魔になって変わったらしく、そのせいで剣の色も変わったらしい。

 

 

「でも、その神器は一体......」

 

「これは騎士王との聖約(セイクリッド・オブ・アーサー)という神器らしい」

 

「なっ!?それは本当なの!?」

 

 

なんでか分からないけど、リアスと朱乃、そして小猫が驚いているが、逆にこっちが困る。

 

木場とイッセーは、なんで驚いているのか分からないようだった。

 

 

「なんでそんなに驚いているんだ?」

 

「貴女の神器、それはお伽噺のものとして三大勢力に知られているの」

 

「イッセーの籠手とかと違ってか?なんでお伽噺なんかに」

 

「それは分からないわ。小さい頃から、絵本の中でしか無い空想のものだと教えられてきたから」

 

 

「そうか。そう言えばあの時もそう言ってたな」

 

 

どうやら、相当空想のもの扱いされた神器みたいだ。

 

その日はそれで一度解散となった。

 

 

 






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