ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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第100話

妹の緒乙に忘れられた。

その事に関して、角乃はショックを隠せなかった。

 

「すっ角乃さん」「大丈夫ですか?」

 

緒乙は、彼女はその場からすぐに去って行った。

放心している彼女を置いて、どこかへ。

切歌も、調も、そんな角乃を放っておけずにいた。

 

「ほぅ、まさかシンケンジャーのセンタイリングが選んだのが、お前の妹だとは」

「あっ、熊手さん!」

「ようやく見つけたデス!」

 

そこには当初、探していたはずの熊手がそこにいた。

思わず、2人は声を出す。

だが、それよりも早く、角乃はすぐに詰め寄り、胸ぐらを掴んだ。

それは、何時もは余裕のある彼女からは考えられない程に怒りに満ちていた。

 

「あんた!緒乙の事をずっと知っていたの!」

「角乃さん!落ち着いて」「そうデス!話を聞かないと」

 

切歌と調はすぐに離れて貰うように、掴んだ。

すると、熊手は。

 

「まず、勘違いして貰っては困るが、俺様はお前の妹に関しては知らない」

「だったら、なんであんたの持つ奴とそっくりなのが、緒乙が持っていたのよ!」

 

思わず叫ぶ角乃に対して、熊手は懐からニンニンジャーのセンタイリングを取り出す。

 

「まず、俺様が持つこのポーラーリングは、俺様の力を込めた事で変化したセンタイリングだ。だが、どうやら俺様自身の力があまりにも強すぎる結果、ポーラーリングはその心に共鳴した者の元に行く性質があるらしい」

「共鳴?」

 

すると、角乃の持つゴーバスターズのセンタイリングを見る。

 

「例えば、今、お前の手元にあるゴーバスターズのセンタイリング。それがポーラーリングの時に共鳴したあの少年、颯 勇護は、バイクに強い愛情を持っているようだ。

このゴーバスターズのレッドバスターの相棒はバイクに変形するロボット、チダ・ニックがいた。その事と共鳴した結果、俺様の手を離れて、彼の元に来ているようだ」

「デデース!それって、テガソードから渡されるのとは違いがあるんデスか?」

「良い質問だ、テガソードがセンタイリングを渡す基準は未だに分からないが、その本人と相性の良い物とは限らない。反対に、俺様のポーラーリングはどうやら指輪自身が共鳴して所有者を選ぶ為、その力は、並のユニバース戦士では倒せないはずだ」

「・・・未だに分からない事だけど、ようするに、熊手さんの所にあると、またユニバース戦士が現れる可能性があるって事」

「その通りだな」

「・・・だったら、緒乙はどんな願いで、そしてシンケンジャーのポーラーリングは何に共鳴したって言うのよ」

 

そこまでの話を聞きながらも、未だに根本的に解決していなかった。

それが角乃には。

 

「・・・でもでも、良かったじゃないデスか!」

「良かったって、何がよ」

 

場違いな明るい声に対して角乃は、思わず叫んでしまう。

 

「あの子が、私の事を忘れていたっ、その事がどんなに悲しい事か「けど、生きていた」それは」

 

すると、今度は調が隣に立つ。

 

「私も、切ちゃんに忘れられたら、とってもとっても辛い。けど、忘れた分も切ちゃんと一緒にいたらきっと乗り越えられる」

「私も調と同じ気持ちデス!角乃さんはどう思うデスか?」

 

2人の言葉。

それを聞いた角乃は。

 

「緒乙との時間」

 

それは、これまで自分の人生を賭けていた大切な願い。

指輪の争奪戦に参加した理由でもあった。

そんな緒乙が記憶を無くしたとはいえ、戻ってきてくれた。

その事に。

 

「私は!」

 

その決意をした時。

聞こえて来た悲鳴。

 

「今のは」

「・・・なんだこれは」

「熊手さん?」

「・・・ポーラーリングが染められている。まさか」

 

その言葉に疑問に思いながらも、熊手が走り出した。

3人もまた、その後を追いかける。

そうして、向かった先、そこにいたのは、シンケンレッドとなって、苦しんでいる緒乙がいた。

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