ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
灰色の瞳の男の出現。
それに対して、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。
その油断を、男は見逃さなかった。
懐から取り出した物を地面に投げる。
投げた物は地面に転がると一瞬で煙が現れる。
「デデース!何デスか!」
「落ち着いて切ちゃん、ただのスモークだから」
切歌を落ち着かせるように調は呟く。
数分としない内に、煙は晴れるが、そこには既に男の姿はなかった。
それは勿論、男の傍にいた緒乙の姿も。
「緒乙っ」
ワイルドゴジュウユニコーンの反動で、自由に動く事が出来ない。
それでも、緒乙を追いかけようと身体を必死に動こうとする。
だが、そんな角乃の思いとは別に。
「これは実験が失敗だと思って良いのかな?ハニー?」
「そうねぇ…だったら、こっちの実験もしましょう、ダーリン」
すると、Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークは、残されたシンケンジャーのポーラーリングに眼を向ける。
シンケンジャーのポーラーリングに注ぎ込まれるのは。
「シンケンジャーのポーラーリングが何か」
「暴走させられている」
そうしている間にも、シンケンジャーのポーラーリングを中心に生まれたのは、怪人。
「なっ、あれは」
「シンケンレッドが暴走した姿…言うなれば、邪道シンケンレッドか」
その誕生に対して、熊手が悪態をついている間にも、邪道シンケンレッドは、その身体を巨大化していく。
「どうやら、こいつの始末は俺様の責任のようだな。行くぞ、グーデバーン!アウェイキング!」
熊手の声に合わせるように現れた巨神、グーデバーン。
「リングイン! 人神一体!グーデバーン!」『グーデバーン!』
熊手が、搭乗した事を宣言するように、グーデバーンは構える。
「デデース!今は、とにかく熊手さんに任せるしかないデスか」
巨大な邪道シンケンレッドとグーデバーン。
この状況において、切歌と調の2人が出来る事はない。
そう感じた切歌は、すぐに倒れている角乃を連れて、その場を退散しようとした。
だが。
「じー」
「調?」
ふと、調が何かに眼を向けているのに気づく。
その視線は、角乃の手にあるテガソード。
「調ちゃん?」
「・・・もしかしたら」
それと共に調は、そのままテガソードを掴む。
「えっ、調?」「調ちゃん?」
その行動に戸惑っていると。
「確か、アウェイキング」「「えっ」」
すると、調の言葉に合わせるように、上空を見れば、そこには確かにテガソードがいた。
「おぉ」「調!?」「えっ調ちゃん!?」
戸惑いを隠せない2人を余所に、3人は、そのまま現れたテガソードに搭乗する。
「テガソードって、あれ、これは」
「調っ!これってどういう事デスか!?」
「分からない、ただ、出来る気がした?なんとなくだけど」
「なんとなくって」
そうしていると、テガソードが搭乗した調を感じる。
「・・・なるほど、君から感じる気配、君が最期の彼女だったか」
「・・・そういう事か」
テガソードと熊手の2人は、その理由を察すると共に、頷く。
「ならば、ここは、グーデバーン!」
「えっ、はっはい!けれど、どうすれば」
「何、この状況、おそらくは出来るはずだ」
「何がデスか?!」
そうしていると、切歌と調。
2人のシンフォギアの輝きが増す。
「これは一体」
そうしている間にも、熊手が。
「リングイン! 超人神一体…!」
それと共に、テガソードとグーデバーン。
2体が、合体していく。
だが、それだけではない。
「デデース!あれって、イガリマ!なんでデスか?!」「・・・シュルシャガナも」
そうしている間にも、本来ホワイトバーンの両肩に乗るはずだった巨大な砲門の代わりに片方には、イガリマを、もう片方にはシュルシャガナが装着される。
「「テガソードザババ!!」」
そうして、誕生したのは、全く未知のテガソードザババだった。