ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「シュゥゥゥゥンッ!!」
重厚な金属音が夕暮れの街に響き渡った。巨大化した邪道シンケンレッドの振り下ろすシンケンマルが、テガソードザババの頭上で火花を散らす。
「切ちゃん! 今だよ!」
「了解デース! トァアァァ!」
調の合図と共に、テガソードザババの両脚に青白い光が走る。
シュルシュガナの丸鋸が高速回転を始め、脚部のローラーが地を蹴る。
まるでスケート選手のように滑走しながら、迫り来る巨大な刃を紙一重で回避した。
「グォオオオッ!?」
邪道シンケンレッドの驚愕の叫びが風を切る。
常識外れの機動性で死角に入り込んだテガソードザババ。右腕のイガリマの鎌が緑のオーラを纏いながら、巨大怪人の脇腹を深々と切り裂いた。
「まだまだデース! 調! いっけぇぇぇっ!」
「うん! こっちも!」
左腕も同調し、二つの巨大な鎌が交差する。
十字の斬撃が赤黒い装甲に亀裂を刻み込む。しかし邪道シンケンレッドも黙ってはいない。
両肩の火炎放射器が咆哮し、真紅の火球が街並みを焼き尽くさんばかりに降り注ぐ。
「避けられないっ!?」
「じゃあ迎撃するだけ!」
調の冷静な判断がコックピットに響く。
テガソードザババの両肩が展開し、無数の小型丸鋸が一斉射出された。
空中でぶつかり合う火炎と鋼鉄の舞踏。爆風の中から飛び出したテガソードザババは、再び低空飛行へと移行する。
「ははぁ、凄いじゃないか!さすがは恩人達だ」
「うぅ、気持ち悪い」
現状、2人に操縦を任せている熊手は笑みを浮かべる。
そして、操縦に巻き込まれている角乃はその激しい動きで酔っていた。
『少女達、決めるぞ』
「おぉ、テガソードの声が聞こえるデス!」
「切ちゃん、決めよう」
「勿論デス!」
テガソードからの言葉を聞き、切歌と調は同時に頷く。
「ダブル・ディバイド!」
調と切歌の掛け声と共に、テガソードザババの両腕の鎌が更に大きくなる。
「いっけぇぇぇ!!」
その掛け声に合わせるように、テガソードザババは宙返りをする。
それに合わせて両腕の鎌を交差させる。
「『必殺・Wザババクラッシュ!』」
その掛け声と共に、鎌が巨大な十字を描き、それを振るう。
その斬撃を受けた邪道シンケンレッドは、耐えきれずに崩壊する。
『ダブル・ディバイド・フィニッシュ!』
そして、最後の一撃によって完全に消滅する。
戦い終えたテガソードザババはゆっくりと地に足を付ける。
「なんとか、倒せて、指輪も手に入れる事が出来ましたけど」
「その、緒乙さんは」
「・・・大丈夫よ。むしろ、緒乙が生きているのが分かっただけでも」
「デデース」
その一言を聞きながらも、角乃は決意を固めていた。