ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
そして、今回の話は、とあるスレを元に書かせて貰いました。
https://bbs.animanch.com/board/5297026/
その日、風鳴翼は仕事が入った。
それは、S.O.N.G.としての仕事ではなかった。
「緒川さん、これは一体」
翼は、そう言いながら、隣にいるマネージャーである緒川に話しかける。
その疑問を問いかけるには、理由があった。
「翼さんも海外での歌手としての生活が長かった事もありますので、日本のファンが離れていると考えて、こちらの大人気番組の世界の果てまでイケGOの出演が決まりました」
「なぜ、またバラエティが!」
「数々のバラエティ番組に爪痕を残した翼さんへのオファーらしいですよ。さらには他のゲストも豪華らしいですよ」
「豪華って」
「ほら、ゲストが来ましたよ」
そうして、緒川の声と共に見ると。
「おぉ、久し振りですね、風鳴さん」
「tes.さん!まさか、イケGOのゲストに」
それと共に現れたのは、tes.。
大人気ダンスボーカルユニットMaximumのリーダーである彼が、なぜここにいるのか。
「ふふっ、イケGOは昔からファンだったからね、オファーが来たから思わず承諾したんだ」
「そうだったですか、私はあまりそういうバラエティには詳しくないので」
「ふふっ、イケGOは世界の様々な所で、色々な事をやっている番組だからね」
「おぉ、これは豪華なゲストじゃないか」
「あれって、お祭り男さんじゃないですか」
そうして、話していると、そこにはイケGOの中でも人気コーナーの名物キャラことお祭り男が現れた。
彼の本名はあまり知られていないが、それでも芸歴は長く、彼を親しんでいる。
「それにしても、豪華なゲストだけど、まさか日本で珍しい祭りがあるとは最初に聞いた時にはびっくりしたよ」
「珍しい祭りですか?」
「あぁ、なんでも、今年になって始まった祭りらしいけど、色々と謎が多いんだ」
「一体、どういう」
そう、彼らが話していた時だった。
「お待ちしておりました」
すると、聞こえた声。
翼は聞き覚えがあった。
「えっと、初めまして、あなたはえっと」
そこに立っていたのは、眼がガン開きをした黄色い法被を身に纏った男。
その男は、翼は知っていた。
「暴神さん!?」
「おや、これはこれは、翼さんじゃないですか」
「えっ、知り合いなの?」
「まっまぁ」
まさかの人物に対して、少し不安に思う翼。
だが、そこはプロ。
その場にいた全員が動揺している中でも、お祭り男はそのまま暴神に近づく。
「お祭り男さん達には、テガソード様を称えていただきます」
「なに、なんて?なにさま?」
「テガソード様です!さぁ行きますよ!!い、や、さ、か、テガソード!様ッ!!」
「待って待って待って待って何もわからん何も頭に入ってこん」
そうして、混乱したお祭り男は、その場を離れ、他の2人と話す。
「ちょっとすいません」
「……あの案内の人の目ぇヤバいよ!コロナとかでね? 国内のお祭りとかにも触れさせてもらったよ、でも俺見たことないねん、あんなギンギンな目で祭り案内してくれる日本人」
そう疑問に思うお祭り男に対して、翼は。
「おそらく今回の祭りの主催者だと思います」
「そうなん!?」
「なんで、翼さんは知っているの?」
「いや、あのテガソードというのを一応知っているというか」
「いやアカンもう不安やわ。見て、あの目?」
そう、3人が思わず眼を向けると。
「ハッ!」
「視線送ったら笑いかけてくれるんが逆に怖いねん、いやわかってんのよ、言ったらアカンのは。でももう……やってるやん? 捧げられるやん俺」
「大丈夫です! テガソード様は生贄をお望みにはなりませんからね!」
「ほら見て!! ずっと瞳孔開いてるもん!!」
そう、お祭り男は思わず頭を抱えてしまう。
「その、テガソードに関しては、私も知っていますが、一応は人を守る神ではあります」
「けれど、あんなヤバい人が信者なんでしょ」
「いや、あの人は確かにヤバいですけど」
「なんか、反対に、怖い物見たさで行きたいかも」
「あのーコレ一応毎回聞いてるんですけど、この祭りは危険ですか?」
「いいえ全く!!」
「あっ……あ、え? 危険やないん?」
「途中で不敬な輩が乱入してきて戦闘になる可能性はありますが、その時は私達が戦います。テガソード様の名のもとに!」
「危険やん」
「いいえ!!」
「声デカぁ……」
「この祭りを通してお祭り男さんもテガソード様の加護を得ます!! そしてテガソード様に選ばれた身として、私が必ずやあなたを危険から遠ざけてみせます! いやさか!!」
そう叫んだ暴神を見て、その場にいた全員が理解した。
『一番の危険が目の前にいる』