ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
俺達は、今回の山火事の犯人を捜す為に行動をしていた。
本来ならば、警察を呼ばなければならないが、眼前のギンガレッドこと鷹山 莉央は俺達を犯人だと疑っている為に、それが出来ない。
「それで、なんか見つかったか禽次郎?」
「いいや、まだだな。確かに煙はここからだが」
俺と禽次郎は、周囲を探索しているが、未だに放火犯の姿は見つかっていない。
「お前は何やってんだ?クリス?」
そうして、クリスは俺達から離れながら、一人で木の上にある部分を見ている。
「別に怪しい物がないか確認しているだけだ。ここには木が多いからな」
「まぁ、山火事は自然でも発生するからな」
「そうなのか?」
「あぁ、雷もそうだが、乾燥した葉同士の摩擦で起きる時もある。だから火種になりそうなものがあれば、放火かどうかわかるんだ」
俺はその言葉を聞きながら周囲を見回した。確かに枯れ葉が多く落ちており、地面はカラカラだ。風が吹けば火花でも散りそうだ。
「でも犯人がいるならもっと直接的な証拠が残ってると良いんだけどな……」
そのとき、禽次郎が突然地面に這いつくばった。
「おい何やってんだお前?」
「これを見ろ!」
禽次郎が持っていたのは小さな黒い破片だった。
だが。
「なんだ、これ?こんなの見た事ないぞ」
明らかに自然物ではない事は分かる。
「そこに落ちていたが、まるで宇宙船の欠片みたいだな」
「なんだって?」
俺はその欠片をじっくり見た。表面には複雑な模様がある。
「まさかUFO墜落事件とか言うんじゃないだろうな?」
クリスが苦笑いした。
「だが、この形状……自然界ではあり得ないだろ?」
「確かにね……」
それと共に、俺は。
「・・・匂いをかけば分かるだろ」
そう、俺は、それの匂いを嗅ぐ。
幸い、これで犯人を見つける事は出来るかもしれない。
俺は黒い破片の匂いを嗅ぎながら、ゆっくりと森の中を進んでいった。他の皆も後に続く。
「吠っち、ほんとに臭いでわかるのか?」
「うるさいな。匂いは嘘をつかないんだよ」
しばらく歩くと、俺の鼻が鋭く反応した。
「止まれ!」
皆が足を止める。前方には大きな岩壁があり、その奥から異様な臭いが漂ってくる。
「この先に洞窟があるみたいだな……」
クリスが警戒しながら呟いた。
「匂いは間違いなくここからだ。犯人が潜んでいる」
俺たちは慎重に洞窟に入り込んだ。暗闇の中を進むと、やがて広い空間に出た。そこで目にしたものに全員が息を飲んだ。
「なっんだ、あれは」
それが犯人だと理解出来た。
だが、明らかにそれは違った。
「明らかに人間じゃない。それにノーワンとは違う」
そう、その姿はまるで怪獣。紫色の肌をしており、その頭部には二つの角がある。
だが、何より特徴的なのは腕。
その両手には、巨大なドリルが付いている。
「ドリルって……冗談だろ」
俺達は困惑した。
目の前の怪獣は、その巨体を揺らしながらも俺達を見据えている。
「あれはゴライアス……」
その時、クリスが小さく呟いた。
「クリスさん!あの怪獣を知っているのか?」
「あぁ、ゴライアス……かつて、オルカブースターと同じように保管されていた聖遺物の一つだ。確か」