ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「指輪の戦士だった人達」
その言葉を聞いて、戸惑いを隠せないマリアを余所に、陸王は笑みを浮かべながら問いかける。
「へぇ、元指輪の戦士だったのか、そんな君達がなぜここにいるんだい?」
その問いかけに対して、グッドスピード以外の指輪の戦士が前に出る。
「その、銃のようなテガソードを持つ人に襲われて、気がついたらここいたんです」
「銃のような、まさか」
その特徴を聞くと、2人はすぐに心当たりがあった。
「クオンね」
それと共に、陸王は。
「少し聞きたいが君達が何者かも聞いても良いかい?」
「そうだったね、、まだ自己紹介もしていなかったよね」
それと共に。
「僕は、シシレッド、星野玲央」
「俺は、賀州 甲也!アカニンジャーだぜ」
「・・・剛力千兵衛、レッドマスクでこいつらの担任だ」
それらの説明を聞いて、陸王とマリア。
2人は納得するように頷く。
「マリアちゃん、彼らは」
「あぁ、全員がガリュードに指輪を取られた人達だね。グッドスピード以外はね」
同時にここの空間に連れて行った人物が誰なのか、すぐに察する事が出来た。
だからこそ、陸王は疑問に思った。
「だとしたら、グッドスピード、君はなんでここにいるんだい?さっきの話を聞く限りじゃ、かなり怪しいけど」
「・・・さぁな、ただ、スピードを求めた結果、過ごせない時間があったんじゃないかと思っただけだ」
「過ごせなかった時間」
それを聞きながら、陸王は思案をする。
「俺は、その、指輪の争奪戦が行えなくなって、夢を諦めなくちゃと思った」
「あっ、それは俺も」
「俺は、学校の生徒に青春を伝えれなくなった事に」
3人の言葉を聞いた時、陸王は笑みを浮かべながら言った。
「なるほどねぇ、青春か」
「えっ」
「あぁ、この結界に閉じ込められた者の共通点は一つ。青春に未練がある人間って事だね」
「青春に」
そう、陸王の言葉を聞いて3人は思い出すように言葉を漏らす。
それを見て、陸王は続ける。
「さてと、そうなると僕も同じ事だね」
そう、陸王は呟くように言った。
「陸王さんもですか?」
「えっ?いやいや」
「あぁ、そうだよ。僕も青春に未練があるんだよ」
そうして、陸王は笑みを浮かべながら続けて言った。
「僕は中学の頃はアイドルを目指して勉強も何もしない毎日。けれども、どうしてもアイドルになりたくて高校に行かずに就職したんだ」
「それがアイドルだった」
「あぁ、まぁね。その時が青春と言えばそうかもしれないね。けれども」
そうして、陸王の脳裏に浮かぶのは灰色の瞳の男の事だった。
「まぁいいや。今はそんな事よりも脱出する方法を考えないとね」
そうして、陸王は話を変えながら、脱出の方法を考え始めた。