ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

12 / 346
戦いの終わりとその裏に

あの戦いが終わった後。

俺達は、まるで青春ドラマに出てきそうな河原で夕日を眺めていた。

そこには、涙を流していた本気の横で、俺達は微妙な顔をして立っていた。

 

「・・・ふられてしまったな」

「・・・そうじゃな」

 

それに同意するように禽次郎は呟きながら、俺の方を見る。

 

「まさか、あの戦いでこんな結果になるとは思わなかったが」

「ある意味な。それよりも本気殿、その良いのか?」

 

呟きながら、確認すると。

 

「・・・良いんだ、俺にはもう必要ないから。むしろ吹っ切れたから」

 

呟きと共に、マジレンジャーのセンタイリングを禽次郎に渡した。

禽次郎は、それに対して、戸惑いながらも、受け取った。

 

「正直に言えば、未だに諦められない所はあった。けれど、告白した勇気は確かにあった。だから俺はこれからは自分の力で好きな気持ちを」

 

それと共に、本気はあの時の事を。

本気が恋をしたという少女である暁切歌に告白した。

その答えは。

 

『・・・ごめんなさいデス。実は、好きな人が他に出来てしまって』

『・・・そうだったんですか、いや、良いんです』

 

見事に断られてしまった。

それに対して、本気は後悔はなかった。

俺の言葉を聞いて、勇気を出したから。

ただ、まさか。

 

『その、聞いても良いかな、その好きな人というのは』

『・・・素顔は分からないデス。けれど、あの時に助けてくれた赤い人』

『赤い人、もしかして』

 

その言葉に対して、本気は思わず聞いてしまう。

それは。

 

『その名前は』

『名前は』

 

思わず本気は、聞いてしまう。

 

『ゴジュウウルフさんデス!』

『・・・』

 

その瞬間、本気の足下が崩れたように見えたのは気のせいではなかっただろう。

そして、その告白を終えた後、本気と共にここに来ていた。

 

「ふぅ、それにしても、一日、疲れたのぅ」

「全くだ……って!?」

 

俺がそう呟いていると、隣にいたはずの禽次郎の声の変化に気づく。

見ると、そこにいたのは、さっきまで学生だったはずの禽次郎が爺さんになっていた。

 

「あぁ、キンちゃん、そろそろ時間だったよな」

「すまんのぅ、本気殿」

 

そうしながら、本気から渡されたのは、ゆで卵。

そのまま、ゆで卵を食べると、なんとみるみると若返ってしまった。

 

「どっ、どうなっているんだ」

「んっぐ、儂は願いを叶えようとしたが、その際にテガソードから卵を食えば若返る力を得たんじゃ」

「・・・あのテガソードは本当になんでもありだな」

 

そうして、俺は呆れている頃。

その戦いもまた、また起きていた。

どこかの駐車所。

その駐車所で、二人の人物が向き合っていた。

 

「あなた、事件の事を知っているわよね」

「ここで呼び出した以上、あんたもその事件を追っているんだな」

 

その問いかけと共に、睨んでいた。

 

「だったら、事件の事を」

「悪いけど、アタシも追っているんだ。そして、情報を渡しても良い。けれど」『デカレンジャー』

 

テガソードに装填したセンタイリングによって、女性は、デカレンジャーへと変身する。

 

「さぁ、構えな」

 

それに対峙する女性も、その手には金のテガソードを構え、センタイリングを装填した。

だが。

 

「やっぱりっまだっ」

 

その時だった。

 

「先輩!」『パトレンジャー!』

 

女性の前に現れたのは、もう一人のユニバース戦士。

 

「えっなんで!」

 

「今はとにかく、僕の後ろに!」

 

そう言いながら、パトレン1号は、そのまま女性の前に出る。

 

「仲間という訳か」

 

「そういう事だ。悪いけど、先輩はやらせない!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。