ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「「はぁ!」」
二人の掛け声と共に、銃の引き金を引く。各々の銃から放たれた弾丸が周辺で火花を散らす。パトレン1号は、その身で受け止めながら突進する。対してデカレッドは軽やかな動きでパトレン1号に攻撃を行う。
戦い方は対極。
パトレン1号はスーツの頑丈な装甲で攻撃を敢えて受け止めつつ、そこからの反撃を狙う「肉を切らせて骨を断つ」戦い方を基本とする。
一方でデカレッドは軽快な動きで相手の攻撃を避けつつ、攻撃を加える機動的な戦い方だ。
「はっ!」
パトレン1号はその頑丈な装甲でデカレッドの銃撃を耐えつつ、そのまま突進。
「ぐっ!」
それを受けてデカレッドはバックステップで後退し間合いを取る。
その後もデカレッドは巧みなフットワークでパトレン1号の攻撃を躱しつつ、反撃を繰り返す。
「ぐっ!」
パトレン1号はダメージを受けつつも攻撃を続け、遂にデカレッドに接近するとその銃身を掴む。
「このぉ!」
そのまま力任せに振り回すと地面に叩きつけた。
「うわっ!!」
叩きつけられたデカレッドはすぐに立ち上がり距離を取ろうとするが、パトレン1号は逃さない。
すぐさま追いかけ間合いに入ると拳による連続攻撃を浴びせる。デカレッドはなんとか防御するも次第に押されていく。
「くそっ!」
不利な状況となったデカレッドだったが不意にパトレン1号の背後に回り込む。
そして無防備な背中に向かって膝蹴りを打ち込んだ。
「がはっ!」
体勢を崩した隙を見逃さず、更にパンチを放つがこれをなんとか防ぎ切り距離を取り直すことに成功。
だが完全に形勢逆転されてしまったため、デカレッドの額からは大量の汗が流れ出していた。
しかしデカレッドもただ黙っているわけではない。
「まだまだ!」
そう叫ぶと今度は自ら突っ込んでいき、パンチやキックなどの格闘術を駆使して攻撃していく。
だがそれらは全て躱され、逆に攻撃を喰らってしまうことになる。
「きゃあっ!?」
攻撃を受けて吹っ飛ぶとそのまま地面に倒れ込んだ。
「これで終わりだ!」
パトレン1号がとどめの一撃として飛び膝蹴りを放つ。
しかし。
「させない!」「うおっ!?」
デカレッドが咄嵯の判断で横へ回避したことで攻撃は空振りに終わる。
だがそれだけではなかった。回避しながらデカレッドは両手に持っていた銃をそれぞれパトレン1号目掛けて発射していたのだ。
これにより、パトレン1号は回避することも出来ずに全弾命中してしまう結果となってしまった。
「ぐあっ!」
ダメージを受けたパトレン1号は膝をつくがそれでも何とか立ち上がる。
しかしダメージは大きく、かなりふらついているようだった。
「悪いけど、私もやらなきゃいけない事を成し遂げなきゃならないの。だからここは譲れないわ」
そう宣言すると彼女は再び攻撃を開始する。
先程までとは違い、確実に当てられるように慎重に狙いを定めて撃っていく。
これに対して、パトレン1号も負けじと応戦するものの、やはりまだダメージが残っているのか動きが鈍くなってしまっていた。
けれど。
「俺にも、叶えなきゃ願いがある!だから」『パトレンジャー!フィニッシュ!』
それと共に、パトレン1号は、その手に持つ銃をデカレッド目掛けて構えた。そして引き金を引く。放たれた銃弾がデカレッドに命中する。そして、そのまま爆散し、勝負が決まった。
パトレン1号が勝利した。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
息を整えながら銃をしまう。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
同じように息を切らしているデカレッドを見ると、そのセンタイリングがパトレン1号の手元に来る。
「先輩!無事ですか」
「・・・うん、ごめんね旭君。それよりも」
それと共に、女性は近づくと。
「・・・お願い。話してくれるかしら、廻芽さん」
「どちらにしても、今の私では追えないから、教えるわよ」
そうしながら、廻芽は睨みながらも。
「あんたも追っている誘拐事件と同じ私の弟が誘拐されたあの事件を」