ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「へぇ、なんだかよく分からないけれど、この時代だからね。あんたらも大変だったんじゃないの?」
そうして、時音と会った禽次郎とマリア。
2人はある程度の事情を隠しながらも、先程現れた昭和ノーワンによって、この世界が過去の世界になった事。
そう明かすと、時音も驚きながらも納得した様子だった。
「時音さんは、そのどうやって指輪の戦士に?」
「それが私にも分からないんだよ。仕事の為の仕込みをしていたら叫び声が聞こえたんだ。急いで向かった時には、そこにはさっきの昭和ノーワンと、あしゅら男爵みたいな奴がいたんだ」
「それって、まさかブライダンの幹部の」
「たぶん、そうかな?そこには倒れている人がいたから、大急ぎで助けたんだ。そしたら、その時にこの指輪が何時の間にか私の手にあってね?なんとか切り抜けたんだ」
そこまでの話を聞いたマリアは、その状況をなんとなくだが察する事が出来た。
昭和ノーワンが生み出したのは、マリア達が会った時からではなく、それ以前に行われた。
そして、その際には別のタイムレンジャーのユニバース戦士がいた。
その戦いの末に敗れてしまったが、彼の指輪が偶然だが昭和ノーワンが飛ばした過去の世界にいた時音の手に渡った。
「・・・センタイリングが、彼女を所有者として、選んだという事かしら」
これまでの情報を纏めるようにマリアが呟く。
「よく分からないけど、あの変な奴らのせいであなた達がこの時代に飛ばされたって事かしら?まるで分からない事だけど、それでも困っているのが本当だったら、協力するわ!」
「それは、本当に感謝するわ」
この昭和という世界において、数少ない味方が出来た事を嬉しく思うマリア。
しかし、禽次郎だけが1人難しい顔をしていた。
「禽次郎さん?」
「いや、何でもない」
そうは言うものの、その顔は納得していない様子だった。
だが、それはさて置き。
「まぁ、どちらにしても、あの昭和ノーワンに勝つ為にはお腹を一杯にならないとね!良かったら、私の家でご飯食べる?ここから近いし」
「それは嬉しいけれど」
時音の提案は有難いが、マリアは悩んでしまう。
そもそも今の昭和では、自分の事を知っている人もいるだろうと考えれば、安易に決断出来ないでいた。
しかし、そんな中で禽次郎が。
「だったら、行こうじゃないか」
「えっ」
「実はその話に乗ろうと思っていた。ちょうど夕飯も食べたかったしな」
ニヤッと笑う禽次郎。
それに合わせてか、マリアは少しだけ考える。
時音の好意も有難いが、自分がここにいるのもおかしいと考えてしまう。
しかし、それに合わせてか禽次郎が自分にアイコンタクトしてきた事に気づいた。
「分かったわ。折角だから、御言葉に甘えようかしら」
こうして、禽次郎とマリアは時音の案内により彼女の住まいでご飯を頂くのであった。