ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「新たな指輪の戦士…だが、今は」
そうしていると、指輪の戦士が眼前にいる爆発ノーワン」
爆発ノーワンの炎が消失した空間に立ち尽くす赤い戦士。
「ブイランサー!」
右手には伸縮自在のブイランサーを握っている。
「ここは俺に任せてもらうぜ!」
ゴーレッドが爆発ノーワンに向けて飛び出した。
「ふざけるな!」
ノーワンが腹部から火花を散らす。爆発の前兆だ。
「甘い!」
ゴーレッドのブイランサーが唸りを上げ、火花を切り裂いた。
「ぐあっ!」
バランスを崩すノーワンに、今度は背後から暴神の跳躍。
「はぁ!」
回転する拳がノーワンの背面装甲を直撃。花火のようなパーツが散り散りになった。
「まさか、同じ指輪の」
「そんな事より!今は、この商店街の人々を救う事が最優先。違いますか?」
「っ、あぁ!」
暴神の言葉を聞いたゴーレッド。
彼もまた、その手にあるブイランサーを構え、共闘するように構える。
「おのれぇ……!」
ノーワンの怒号が響く中、弦十郎は負傷者の避難を続けていた。
「皆さん!こっちです!」
子供を抱えた主婦が涙声で言う。
「でも……あの子たちが……」
振り返れば、逃げ遅れた親子が瓦礫に閉じ込められている。
「くそっ……」
弦十郎が駆け寄ろうとした瞬間――
「危ない!」
爆発ノーワンの放った小型ミサイルが弧を描いて飛来した。
「マズイっ!」
爆発ノーワンの放った小型ミサイルが弧を描きながら迫ってくる。
「危ない!」
ゴーレッドの咆哮が轟いた。赤き戦士は全力でダッシュし──
「間に合えッ!!」
両腕を広げ、親子に向かって飛び込んだ。刹那、白い閃光と共に轟音が炸裂。爆風が商店街を揺るがす。
「ゴーレッドォォォ!」
暴神の叫びが虚しく響く。爆煙の中から現れたのは──
──血に染まった一人の青年だった。
「……ぐっ……」
変身が解けた青年が膝をつく。右腕は肘から下が焼け焦げ、鮮血が地面に滴り落ちていた。それでも彼の左腕はしっかりと母親と幼い娘を抱きかかえている。父親と思しき男性が青ざめた顔で駆け寄る。
「ああ!なんてこと……!」
母親の泣き声に重なり、少女が涙ぐんだ目で訴えた。
「良いぞぉ、この爆発を「天罰!」ながぁぁ!!」
爆発ノーワンが狂喜乱舞する中。
「もう許さんぞ」
そんな声と共に暴神の持つティラノハンマー50が高速回転。
そしてそのまま、横殴りの一撃が、ノーワンを殴りつけた。
「貴様ァ!」
その勢いは凄まじく、天高く打ち上げられていくノーワン。
爆発ノーワンの断末魔と共に爆煙が晴れる。瓦礫の山の上に立ち尽くす暴神の横で、変身解除した青年が力なく倒れ込む。
「すぐ手当をするぞ!」
暴神が肩を貸そうとするが──
「いい……俺のことより……あの親子を……」
青年が苦痛に歪んだ顔で振り返る先で、父親が娘を抱きしめ、母親が安堵の嗚咽を漏らしていた。その光景を見て青年の表情が僅かに緩む。
「……良かった……誰も……死なせずに済んで……」
──パトカーと救急車のサイレンが接近してきた。
「このままではっ」
「応急手当をする!弦十郎さん!手伝ってください!」
「あぁ、分かった!」