ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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竜儀の救う道

「芸術とは破壊と創造の融合だ!」

 

爆発ノーワンの右腕から噴出する炸裂波が廊下を薙ぎ払う。

 

「この炎上する病院こそ完成間近の傑作なのだ!」

 

竜儀はビルドディスチャージャーのトリガーを引いた。冷却ガスが火炎を押し戻し、白煙が壁のように立ちはだかる。しかし爆発ノーワンは煙幕すら嘲笑うかのように跳躍した。

 

四肢の末端から小規模爆発を連鎖させ、推進力にして突進してくる。

 

「その水鉄砲では到底及ばないぞ!」

 

着地寸前で両足を爆発させ急降下蹴りを放つ。

 

竜儀は咄嗟に左手のティラノハンマー50を掲げる。金属同士が衝突する鈍い音が轟いた。

 

「それにしても、哀れだな」

 

「…何がだ」

 

「お前は、そこにいる奴の息子だろ」

 

そう、竜儀は後ろにいる父に眼を向ける。

 

「人生を縛られて、その上で誰かの道具となって生きる」

 

「・・・っ」

 

「可哀想にな」

 

その言葉に怒りを覚えると同時に。

 

竜儀自身も心の中で苛立ちを覚える。

 

「確かに俺は父上の道具だった。その通りさ」

 

そう話している間にも周囲の爆発が酷くなりつつあった。

 

竜儀は必死に消化を行っていく。

 

「だがな」

 

そう怒りを露にしていると。

 

「今は違う!」

 

その一言と共に爆発ノーワンを吹き飛ばした。

 

「私はテガソード様の信仰の元に人々を救う!それこそが私の生き方だ!テガソード様の御心によりこの地上から貧困や病魔といった災厄を滅し皆様が平等に愛し合う世界を作るのが私の使命なのだ!」

 

「・・・ほう、面白い理想論だ。だが」

 

それと共に、また爆発が起こる。

 

「私は芸術を表現する者であるならば破壊もまた芸術の一部だと心得ている。貴様の理想など所詮綺麗事でしかないのだよ!」

 

その言葉と共に竜儀を蹴り飛ばすと爆発ノーワンは更なる攻撃を仕掛けようとするが。

 

「綺麗ごと、違うな!それすら超越した理想!それによって、人々が笑い合える未来!それこそが私は戦う理由であり、テガソード様が願う願いだからな」

 

その言葉と共にティラノハンマー50を構える。

 

竜儀はビルドディスチャージャーを素早く操作。消火剤を放射しつつ接近すると、その腕をフルスイングで振り抜いた。

 

「がっ……!?」

 

爆発ノーワンの防御陣が歪む。

 

その隙を突き、竜儀はさらに一歩踏み込んだ。

 

「テガソード様に出会って救われた私は人を救う力となったのです」

 

「笑止千万!」

 

爆発ノーワンの両腕が轟音と共に破裂。飛び散る破片が周囲の柱を砕き、天井から瓦礫が降り注ぐ。

 

「今度は上空から!」

 

竜儀は咄嗟に跳躍しティラノハンマーを振りかぶると落下する梁を次々と打ち砕いた。その剛腕はビルドディスチャージャーで冷却された木材を容易く粉砕していく。破片が舞う中、爆発ノーワンが奇声を上げて再び爆発を連鎖させた。

 

「美しいだろう?この閃光と轟音の饗宴こそ我が美学!」

 

その呟きの時だった。

 

『ゴーゴーファイブ!』

 

鳴り響く音声と共に、その姿が変わっていた。

 

その手にはオルカブースターを持っているが、より大きく変わったのは、身に纏っている装甲。

両肩には、バイクの車輪があり、各々の手には巨大な武器を持ち、構える。

 

その新たな姿と共にゆっくりと構える。

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