ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
廃工場の薄暗い空間に閃光が走る。
「本当にあんたら!鬱陶しい!!」
角乃はテガソードを振るい、群がるアーイーたちを一刀両断。
振るわれたアーイー達が爆発し消えていく。
その一閃と共にアーイー達が爆散する中。
「はぁ、本当にバイト帰りに疲れるってのに」
彼女自身、バイト帰りに襲撃された事もあってか、疲れた様子を見せながら、そのまま帰ろうとした。
だが、その瞬間、角乃は気配を感じた。
「っ」
同時にこちらに迫る殺気に対して、すぐにユニコーンドリル50を構えた。
すると。
『ガオレンジャー!』
「っ」
ユニコーンドリル50が防いだ斬撃。
それは、新たなユニバース戦士の銀のテガソードによる一撃。
「またっ他のユニバース戦士!」
彼女を襲い掛かったユニバース戦士、ガオレッドだった。
ガオレッドからの斬撃に苦戦しながらも、距離を取り。
「まさか、いきなりの襲撃なんてね、まぁ負けるつもりはないけどね!」
それと共に、眼前にいるガオレッドに対して、角乃は特に気にする事はなく走る。
互いに眼前の相手を倒そうとぶつかり合う。
角乃はゴジュウユニコーンの武器であるテガソードとユニコーンドリル50を使い、ガオレッドの繰り出すテガソードを弾き返し、隙を見て蹴りを入れる。
「かなり素人だね、まぁ!」
それと共に、角乃はセンタイリングをテガソードに装填する。
「速攻で終わらせる!」『ゴーバスターズ!』
角乃は、瞬時にレッドバスターへと変身を完了する。
それと共に、レッドバスターの能力である超スピードを以ってガオレッドの背後に回り込む。
工場内に砂塵が舞い上がる。レッドバスターの超高速移動によって壁面は削られ、鉄骨が軋む異音が響いた。
「遅すぎる」
角乃——否、レッドバスターは低く呟きながら、ガオレッドの死角から次々と打撃を加えた。その動きは風のような速さで、標的を捉えきれずにいるガオレッドの防御は次第に崩れていく。
「ひゃっ……!」
短い悲鳴と共に銀のテガソードが地面に落ちた。足をもつれさせたガオレッドが膝をつく。その体勢に追い打ちをかけるように角乃の拳が胸元へとめり込んだ。
「ぐあっ!」
火花を散らして吹き飛ぶガオレッド。コンクリート壁に激突し、膝から崩れ落ちる。その拍子に手から滑り落ちたセンタイリング――ガオレンジャーが刻まれた指輪が乾いた音を立てて床を転がった。
「……連戦で疲れたけど、まぁなんとかなったって」
角乃は荒くなった呼吸を整えながら、ユニコーンドリル50を構えたまま倒れた相手を見下ろす。
瞬間、変身が解けた。
灰色の煙をまとわせながら鎧が剥がれ落ちる。露出したのは―――。
「……え?」
そこにいたのは紛れもない少女だった。白いブラウスは土埃で汚れ、細い両脚は擦り傷だらけ。長い睫毛を伏せた顔は青ざめている。どう見ても十五歳にも満たない少女がいた。
「本当にどうなっているのっ」