ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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手と手を合わされ

俺は、その手に持つリョウテガソードを真っ直ぐのペスティスへ向けながら、ゆっくりと歩いていく。

 

『準備はいいか?遠野』

 

「いつでもな、テガソード」

 

俺のその声を合図にリョウテガソードの刀身は星屑を宿したように煌めいた。同時に俺の体内を駆け巡る熱が骨まで溶かすほど滾っている。

 

眼前のペスティスは悠然と構える。

 

「デュランダルの残滓が剣の形を取り戻したか……面白い。だが」

 

奴が剣を振り上げた瞬間、疾風のように斬りかかってくる。

 

それに対して、俺はリョウテガソードを振り下ろす。

 

斬りかかるペスティスの剣と俺のリョウテガソードが激しくぶつかり合う。

 

互いの剣から稲妻が迸り、爆風が巻き起こる。周囲のコンクリート壁が塵となり砂埃が舞い上がる中、俺たちの剣戟だけが空間を支配していた。

 

「ふっ……この程度か」

 

奴が嘲るように鼻を鳴らす。だが次の瞬間には剣を捻り、上段から振り下ろしてくる。

 

俺はリョウテガソードを十字に構え防御。衝撃波で足元のアスファルトが粉砕される。

 

「まだまだぁ!」

 

今度は俺が攻勢に出る。左手のリョウテガソードが燃え上がり刀身が倍増するように延長する。俺は一気に間合いを詰め袈裟斬りを放つ。

 

俺は左手のリョウテガソードを振り下ろした。刀身から溢れ出る青白い閃光が空間を歪める。

 

「なっ……!?」

 

ペスティスの驚愕の声と同時に衝撃波が炸裂した。奴が受けた剣ごと後方へ吹き飛ばされる。

 

「どうだ!?こいつの力は!!」

 

俺はリョウテガソードを水平に構えながら吼える。柄に嵌め込まれた宝石が脈動するように明滅している。

 

『デュランダルの機構を利用している。本来は聖遺物由来のエネルギー生成炉だったものを再構築した』

 

テガソードの声が脳内で響く。なるほど、だからこんなにも――

 

「……くそっ!厄介な武器を作ったものだな」

 

ペスティスが歯軋りしながら立ち上がる。その剣から漏れる紫の瘴気が薄れている。

 

「まだ終わりじゃねぇぞ!」

 

俺は右手のリョウテガソードを逆手に持ち替え跳躍する。空中で回転しながら斬撃を放つと刃から光の輪が放射状に広がった。

 

「ぐわぁぁっ!!」

 

奴の装甲が火花を散らして割れる。膝をついたペスティスの肩当てが砕け落ちた。

 

「まだっ終わらんぞ!」

 

それと共に、ペスティスの周囲には、雑魚が大量に現れた。

 

「数だけは揃っているな」『ならば、私も手を貸そう!』

 

テガソードの、その声が響くと共に、身体を覆っていた黄金のアーマーは、腕に変わった。

 

「へぇ、面白いだったら!」『キズナファイブ!』

 

リョウテガソードに、キズナファイブのセンタイリングを装填する。

 

それに合わせるように、テガソードの腕には握手カリバーを手にする。

 

そして、俺は、ウルフカリバー50を手にする。

 

俺は右手にリョウテガソード、左手にウルフカリバー50を構えた。同時に肩の装甲が変形し、巨大なテガソードの腕が出現。その両手には握手カリバーが握られていた。

 

「四刀流……!」

 

ペスティスが呻くように呟いた瞬間、俺は一気に前方へ踏み込んだ。

 

「しゃらくせぇ!」

 

右手のリョウテガソードで敵兵の剣を弾き、左手のウルフカリバーで腹部を薙ぎ払う。さらに上半身を捻ると右肩から伸びた握手カリバーが袈裟斬りを放ち、左肩からはもう一本の握手カリバーが回転斬りを繰り出す。四つの刃が連鎖的に敵陣を切り裂いた。

 

『統率がとれているな』

 

テガソードの声が頭に響く。

 

「関係ねぇ!まとめてぶっ飛ばすだけだ!」

 

俺の叫びと共に両肩の握手カリバーが螺旋状に回転。刃先から放たれた真空波が扇状に広がり、群がる戦闘員たちを次々と切り裂いた。

 

「ぐわぁっ!」「うわぁ!」

 

悲鳴と共に敵兵たちが吹き飛び、宙を舞う。それでもペスティスは冷静さを失わない。

 

「これならばどうだ!」

 

奴が指を鳴らすと空間が歪み、さらなる援軍が現れる。

 

だが、迫った援軍は。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

突然の雄叫び声と共に、吹き飛ばされた。

 

「なぁ!?」

 

その吹き飛ばした正体は黄金に輝く巨大な腕。

 

俺もテガソードも驚いていると、横に立ったのは両肩から巨大な黄金の腕が生えた響だった。

 

「お前、それって」

 

「まぁ、今の私達のとっておきかな。だけど、こうして見るとなんだか、そっくりだね」

 

その言葉と共に、俺も思わず見る。

 

俺はリョウテガソードを正面に構え、その刀身を虹色に輝かせる。響も俺に倣い、同じくリョウテガソードを前方へ突き出す。彼女の両腕から伸びる巨大な黄金のアームが重厚な音を立てて併走する。

 

「合体技……いけるか!」

 

「うん!ナンバーワンでいくよ!」

 

互いの剣と拳が触れ合う瞬間、熱いエネルギーが伝わる。刀身と装甲が共鳴し、周囲に眩いオーラを放出する。テガソードの声が頭の中で叫ぶ。

 

「一気に決めるぞ、響!」

 

「うんっ!行くよ吠くん!」

 

二人が同時に剣を振り下ろす。

 

『ガングニール!フィニッシュ!』

 

リョウテガソードから発せられた電子音が戦場に響き渡る。響の黄金のアームが雷鳴のように唸りを上げ、俺の刀身からは灼熱のエネルギーが噴出した。二つの力が螺旋状に絡み合い、巨大な黄金の奔流となってペスティスへ突き刺さる。

 

「なっ……がぁあああッ!?」

 

爆光が戦場を昼のように照らし、ペスティスの体が宙を舞った。青白い装甲が粉々に砕け散り、奴の口から血が滴る。

 

「これが……俺たちの!」「ナンバーワンだぁぁ!!」

 

二人の声が重なり、最後の一撃が炸裂した。轟音と共にペスティスの体が地面に叩きつけられ、土煙が舞い上がる。

 

『WINNER!ゴジュウウルフ&立花響』

 

テガソードの勝利宣言が静寂の中に木霊した。

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