ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
角乃は拳銃を握るかのように右手を腰に当て、左腕だけを前に伸ばして防御姿勢を取った。
「いいえ、そんなはずがない……」
角乃の声には鉄の刃のような鋭さがあった。
「私が探している緒乙とあなたが同じはずがない」
「何を言っているんですか、それに探しているって、どういう」
その言葉と共に、角乃はすぐに緒乙の手を掴む。
彼女自身の能力で、相手の思考を読む事が出来る。
だからこそ、それで目の前にいる人物の嘘を暴く。
そのつもりだった。
だが。
「読めないっまさか」
角乃が触れた瞬間、その思考を読む事が出来ない。
それは彼女がその思考を読む事が出来ない理由が一つ、心当たりがあった。
彼女の能力は同じ指輪の戦士には使えない。
故に。
「あんた、指輪の戦士だったのねっ」
「指輪のっまさか」
「緒乙の名前を使って、どういうつもりっ」
「角乃さんっ落ち着いてっ」
角乃はそう言って、緒乙と名乗る人物に問い詰めようとする。
だが、次の瞬間、緒乙の方も変わる。
「角乃って、あなたは」
「私は一河角乃よっ!けどねっ私の妹の緒乙はまだ、灰色の瞳の男に攫われたままなのよ!」
未だに、その行方の分からない灰色の瞳の男。
だがその手掛かりとなるかもしれない指輪の戦士の存在。
それなのに、何故かその人物は緒乙と名乗りだす。
その真意が分からない以上、緒乙の身バレにも繋がる恐れがある。
だが緒乙と名乗る人物は、急に困った顔をする。
「でも待って。私の名前は確かに『緒乙』なんですけど……」
謎の少女──自称・緒乙は困惑した表情を浮かべた。
角乃の眉間に深い皺が刻まれた。
彼女の声がかすれる。
喉の奥から漏れるような低い音に変わっていく。
「妹の名前を使うのは許さない!」
「それはっ私だって同じですっ姉の名前を勝手に使われて」
その言葉で場の空気が凍りつく。
「今なんて言った……?」
角乃の目が細くなり、瞳孔が縮まる。
その視線だけで相手を射殺せるほどの鋭さを持っていた。
「姉の名前……?」
自称緒乙の口から出た言葉に未来が小さく首を傾げる。
「私の姉の名前もっ角乃よっ!けれど、お姉ちゃんは灰色の瞳の男に拐われたのよっ」
「えっ」
互いに互いの身内が灰色の瞳の男に拐われた。
だが、そんな二人の疑問が解決する前に襲いかかる影。
「「っ!!」」
二人はすぐにその攻撃を避けると共に見つめた先にいたのは槍を構えた怪人。
「こんな時にっ」「邪魔をするな!」
二人はすぐにセンタイリングを取り出し。
「「エンゲージ!」」『ゴジュウユニコーン!』
そう二人は互いに変身した姿。
それを見た二人は。
「「えっ」」
同じゴジュウユニコーンに変身していた。