ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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厄災の一端

俺とファイヤキャンドルが眼を向けた先。

 

そこには既にガリュードが立っていた。

 

奴に向けて、俺達は既に臨戦態勢に入る。

 

そんな俺達に対して。

 

「もう、時間切れかな」

 

その言葉を言った時だった。

 

同時に突然として空気が冷たくなる。

 

「何が時間切れだぁ?」

 

「そうだね、あえて言えば、厄災が再び始まるかな」

 

それと共に、俺が感じた気配。

 

俺とファイヤキャンドルが見たのは一つ目の巨大なロボットの集団が空から降ってくる光景。

 

「厄災の力の一端が復活してるのさ」

 

ガリュードはその禍々しい姿で悠然と言い放つ。

 

「ふざけんな……!」

 

歯ぎしりしながら吼えると、空から降り注ぐ無数のメカニカルアイが俺達を捕捉していた。

 

「まだ、僅かだったら、ここでぶっ倒せば良いだろう!」

 

「それは無理かな。俺が聞いた限りだと、今度の厄災はテガソードの力をも取り込んでいるらしいからな」

 

「テガソードの、何を言っているんだ」

 

「より正確に言えば、こことは違う世界だ」

 

「っ」

 

聞こえた声と共に、俺に向かって、何かが投げられた。

 

慌てて、俺は受け止めると、そこには。

 

「陸王っ」

 

ボロボロになっている陸王がいた。

 

そして、その先には、灰色の瞳の男がいた。

 

「やぁ、クオン、遅かったじゃないか」

 

「・・・あぁ、けれど、邪魔しないで欲しいな。吠は僕の獲物だ」

 

「そう言われてもね、もうこれ以上、待つのも退屈だからな。エンゲージ」

 

それと共に、現れた奴は、その腕にはテガジューンを。

 

そして、装填した指輪が鳴ると。

 

『ゴジュウレオン』

 

「それはっ陸王の」

 

「取り込む事は出来なかったがコピーをする事は出来たからね」

 

「だったら、ここでてめぇをぶっ潰す!」

 

「させるかっ!」

 

叫びながら飛びかかった俺の拳が届く直前──衝撃が走った。

 

ガギィィィン!

 

金属が擦れ合う轟音。

 

そこで、俺の攻撃を受け止めた奴を見て、驚きを隠せなかった。

 

「なっ」

 

そこに立っていたのは、ゴジュウウルフ。

 

俺が変身しているはずの姿だった。

 

「……おい。どういうことだ」

 

唸るように問いかけるが、答えはない。

 

目の前の“俺”は無言のまま拳を構える。

 

同じ色の鎧。同じ牙。同じ瞳。

 

だが決定的に異なる──冷酷な殺意が滲む佇まい。

 

(まさか……コピー品か)

 

唇を噛む。

 

この世界で複製可能な技術など聞いたことがない。

 

だが確かに奴は“いる”。

 

風が吹き抜ける。

 

影が揺れる。

 

───今更疑う意味などない。

 

「吠」

 

低く響く声。

 

振り返れば、ファイヤキャンドルが険しい表情で槍を構えていた。

 

「こっちだ!」

 

「分かってる!」

 

答えながら即座に跳躍。

 

コピー品が追って来る。

 

(速さは……ほぼ互角)

 

壁際まで誘導し、罠を仕掛ける算段──否。

 

「ガァアアアア!」

 

雄叫びと共に一気に飛び込み、クロスカウンターで拳を打ち合う!

 

ガシャアン!!

 

火花散る激突。互いの鎧が砕けかかるほどの衝撃の中、俺は確信した。

 

こいつは紛れもなく“本物”と同じ力を持っている。

 

「チッ……面倒な奴だな」

 

舌打ち混じりの罵声を浴びせる。

 

相手からの返事はやはり無感情な沈黙のみ。

 

(このまま消耗戦は避けたい)

 

頭の片隅で冷静に戦略を練る。

 

そのとき──

 

「だめだっほえるくんっ」

 

「陸王っ」

 

そこで、陸王の声が聞こえる。

 

「そこで休んでろ、今は目の前にいる偽物野郎を」

 

そうしていると、目の前にいるゴジュウウルフの仮面が割れる。

 

そこから僅かに見えた顔。

 

それに、俺は。

 

「えっ」

 

俺は、その変身しているのが誰か理解した。

 

だからこそ、信じられなかった。

 

「響っ」

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