ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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繋がる翼

「ぐあっ!」

 

未来の悲鳴。角乃の膝が折れる音。

 

リョウテガソードが強烈な紫の光を発して、二人の変身スーツを強引に剥ぎ取った。未来の変身も角乃の変身も瞬く間に粒子化して消える。

 

「未来っ!角乃!」

 

思わず俺が叫んでいる間にも、他の奴らが近づく。

 

俺は、眼前にいる響を相手にしていて、すぐに向かう事が出来ない。

 

どうすればと、考えていた時。

 

「やらせるかよ」『ゴジュウポーラー!』

 

鳴り響く音声と共に、2人に迫っていた戦闘員は纏めて吹き飛ばされた。

 

「熊手!今までどこにっ」

 

「厄災が復活して、あっちこっちで騒ぎが大きくなっているんだ。近くの所を片付けて、ようやくこっちに来たんだ、感謝して欲しいぐらいだ」

 

そうしながらも、熊手は迫る戦闘員を次々と殴り跳ばしていく。

 

「さてっと、これがテガソードのか。まぁ、今の俺様には必要ない。だとしたら」

 

すると、熊手はリョウテガソードを手に持ちながら。

 

「月読調!」

 

「っ」

 

熊手が大振りの動きでリョウテガソードを宙へ放り投げた。刀身が月光を反射して弧を描きながら舞い上がる。

 

「受け取れぇ!」

 

その言葉を受けて調もすぐに、手に取り、先程までの使い方を習うように行う。。

 

「エンゲージ!」

 

澄んだ声が夜空に響いた瞬間、リョウテガソードが光の膜に包まれる。

 

『最強!頂点!ユニバース!』

 

鳴り響いた音声と共に調の姿はまた変わる。

 

先程の未来と似た豪華な装甲に身を包みながら、リョウテガソードを構えていた。

 

彼女が目指すのは。

 

「禽次郎さんっ」

 

その言葉と共に調は真っ直ぐと走っていく。

 

戦場の喧騒が逆巻く中で、調の小さな身体が風を切って駆け抜けた。

 

両手に構えたのはいつものヨーヨー型アームドギアではなく――いや、元の形態からさらに進化した姿だった。

 

三枚の円盤状の刃が連なり、それぞれが独立して回転している。まるで生物の器官のように蠢き、月光を反射して銀河のように煌めいていた。

 

「――行きましょう」

 

低い声が響く。彼女が軽く跳躍すると同時に刃が解き放たれた。

 

ゴォン!

 

最初の一撃は大地を削り取りながら戦闘員の防衛ラインを突破した。肉が裂けるような音とともに三人が吹き飛ぶ。

 

「まだまだ……っ!」

 

調が拳を握りしめた瞬間、三枚の刃が分裂し、螺旋を描きながら敵陣深くへと潜り込んでいく。

 

ズダァン!!

 

刃が交差するたびに衝撃波が生まれ、地面が爆ぜる。埃と金属片が舞い散る中で、調の細い脚が宙を踏んだ。

 

まるで踊るように流麗な動き。最小限の動きで最大限の効果を生み出す彼女の戦闘スタイルだ。

 

「あそこ!」

 

俺が叫ぶ間もなく調は方向を変えた。

 

ギャリギャリギャリ!!

 

三枚の刃が一点に収束し、ドリルのような形状に変形。相手の盾を容易く貫通し、腹部の装甲へ突き刺さった。

 

「グオオオッ!?」

 

苦悶の咆哮。だが調は怯まない。刃を引き抜くと同時に再び分解させ、周囲の雑魚兵士へ拡散させた。

 

パニックに陥った敵が次々と切断されていく。

 

「すごい……」

 

「禽次郎さん!」

 

調が叫ぶ。その小さな身体からは想像もつかない膂力で、彼女はリョウテガソードを風を切り裂く音が夜空に響く。刃の軌道が銀の糸となり、一直線に禽次郎へ向かって伸びていく。

 

「おお、来たか!」

 

空中に浮かぶゴジュウイーグル――つまりは禽次郎が目を輝かせて腕を伸ばした。爪先のような五本の指が光の筋を捉える。

 

「――喰らい付くぞ!」

 

禽次郎の太い声が大気を震わせた刹那。

 

『最強!頂点!ユニバース!』

 

システム音声が天空を覆い尽くすほどの威圧感で鳴り響く。

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