ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「テガソード様!どうか私に力を!」
暴神は、手に持ったリョウテガソードを拝むように呟きながら、その視線は倒れているゴジュウティラノへと眼を向ける。
先程の攻撃でも、未だに変身が解除されていないゴジュウティラノは立ち上がりながら、その手にはティラノハンマー50を構えていた。
「オォォォォ」
そんなゴジュウティラノを見つめながら、暴神の答えは。
「正直に言えば、このような決着は気に食わないが!テガソード様の名の下でお前を救済する!」
それと共に、暴神もまたリョウテガソードを構えながら迫る。
ゴジュウティラノが操られた状態であってもその攻撃は侮れない。特にゴジュウティラノこと暴神(アッサム)は並外れた怪力を誇るのだ。
「むぅん!」
アッサムの剛腕が唸りをあげ、ティラノハンマー50を振りかざした。空気を切り裂く音とともにその巨大な質量が俺達の目がけて迫る!
「舐めんじゃないぞ! テガソード様の力こそがナンバーワンなんだからなぁっ!」
暴神が吠える。その両手にはリョウテガソードがしっかりと握られている。
ゴォン!
衝突音が腹の奥底まで響いた。鋼と鋼が噛み合う轟音。俺は思わず眉間をしかめた。
見ると、暴神のリョウテガソードとティラノハンマー50が真正面から拮抗している。まるで重戦車同士の突進がかち合ったみたいだった。
「ぐっ……ぬうっ!」
暴神の筋肉が隆起し、血管が浮き上がる。リョウテガソードを握る掌から火花が散りそうなほど力を込めて押さえ込んでいる。だが相手もまた狂暴な笑みを浮かべたままじりじりと押しこんでくる。
「こいつ……さっきよりパワーが上がってやがる!?」
確かに操られた状態のゴジュウティラノは普段よりも狂暴だし制御不能だ。しかしそれだけじゃない――恐らくあのティラノハンマー50自体が異常出力してるんじゃないか?
ズズッ……!
次の瞬間、リョウテガソードの刀身が一層煌めいた。まるでテガソード自身が「まだ負けちゃいない」と言わんばかりに。
「まだ……ここからだぁあっ!」
暴神が吠えながら脚に力を込める。地面がみしりと軋んだと思ったら――
バキン!
衝突面で閃光が炸裂した。両者の武器から放たれたエネルギーが爆ぜ、周囲を白昼のように照らす。余波で瓦礫が舞い上がり、僕の視界まで奪われた。
「あぶねぇっ!」
咄嵯に身を屈める俺の耳に金属が擦れる嫌な音が届く。
ドズンッ!!
着地音。恐る恐る顔を上げると――暴神が数メートル後方に吹っ飛ばされていた。しかし幸運にも直撃は免れたらしい。代わりに立っているのは、さらに禍々しいオーラを纏ったゴジュウティラノだった。
「まずいっ……! 暴神!」
「だいじょうぶだ……」
苦しげな声ながらも即座に起き上がる暴神。その右手には依然としてリョウテガソードが握られている。「……さすがテガソード様。こんなピンチでも離してくれませんね」
その笑みが頼もしいと思う反面、「こいつ本当に大丈夫かな」と一抹の不安がよぎるのも確かだった。
――戦いはまだ終わっちゃいない。しかも次はさらに苛烈になるだろう。
「っ!」
それと共に、暴神は走る。
その向かった先には、地面に落ちているセンタイリング。
そのまま、センタイリングをリョウテガソードに装填する。
『オーレンジャー!秘剣・超力ライザー!』
リョウテガソードからシステム音声が響き渡る。暴神の手の中で刀身が淡い金白色に輝き始めた。
「行くぞォォォ!!」
暴神が猛然と突進する。その動きは円を描くような不規則な軌道。円月殺法という古武術の動きだろうか? 刀身を左右に揺らしながら接近していく。
「グガァァァァ!!」
狂暴なゴジュウティラノが迎え撃つ! ティラノハンマー50が咆哮をあげて叩きつける。重量級の一撃が迫る!
「うぉあたぁあああっ!!」
掛け声と共に暴神のリョウテガソードが閃光を放つ。刀身を振り下ろす瞬間、集束した超力エネルギーが刃となって迸る!
ドガァァン!!
両者が激突した瞬間、衝撃波が同心円状に広がった。爆風に思わず目を細める。舞い上がる砂塵の中から聞こえてきたのは──
「ウグッ……」
呻き声と共に、ゴジュウティラノの巨体が吹っ飛んだ。
それと共に、変身は、ゆっくりと解除される。
「いやさか」