ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
あれから数日後。
俺は、新たなバイト先を探していた。
けれど、俺には今の生活を変える訳にはいかない。
「はぁ、けれど、どうするか」
それと共に、俺は自分の指にある赤い指輪に目を向ける。
指輪の争奪戦。それが俺のこれから。
けれど、願いがない俺に勝てるのか。
そう考えていると。
「いやぁ、良いね、良いね!バイトに挑もうとする姿!」
突然聞こえた声。
俺は、その声の方に視線を向けると、そこにいたのは。
「そのために努力する!うんうん!素晴らしい!!」
「誰だお前は」
俺は、その男に対して睨む。
俺の睨む態度に、陸王は笑みを浮かべる。
「そうだね、まずは自己紹介だね。俺は百夜陸王。君と同じ指輪の戦士さ!」
その言葉と共に、陸王は指輪を見せる。
指輪の色は、青色のようだ。
その光景を見て、俺は。
「・・・てめぇも指輪を持っているのか、だったら、ここで戦うか」
それと共に、俺はすぐに構えようとした。
「おっと、そんなに慌てなくても良いじゃないか。今回、僕は少し提案しようと思ってな」
「提案だと?」
その言葉に対して、俺は睨む。
「僕と手を組まないか?」
「はぁ?」
俺は、その提案に対して、怪しむように睨む。
「理由を聞いても?」
俺が尋ねると、陸王は笑顔で答えた。
「理由は単純。指輪の戦士の数が分からない以上、少しでも勝率を上げる為に手を組むと言う事だ」
笑顔で言う陸王だが。
その態度が気に食わない。
「断る」
「どうしてだい?」
「俺には、てめぇと手を組む理由はないからだ」
「そうかい?僕達は互いに願いを叶える為に戦う。けれど、その戦いにおいてたった一人で勝ち抜くのは至難の業だ。ならば協力する事で互いにメリットがある」
そう、陸王は笑みを浮かべながら言う。
その言葉に。
「メリットとか関係ない。ただ、お前は俺が嫌いな匂いがするだけだ」
「匂いか?それは一体」
そう言った陸王に対して、俺は。
「嘘つきの匂いだ」
それだけ言い、俺はその場を去ろうとした。
「やれやれ、これは骨が折れそうだけど」
俺はその言葉を聞いて。
すぐにその場を去ろうとした。
けれど、その瞬間。
俺の鼻に、奇妙な匂いが。
それは、炎が燃える匂い。
気になった俺はすぐに走り出す。
その後を、陸王もまた追いかける。
「なるほど、指輪の力で嗅覚が強化されているんだね」
そんな、陸王の言葉を無視し。
「あれか」
俺はその先に見えたのは、炎に包まれている建物だった。
俺はすぐに、その建物へと向かう。
「ちっ、まだ人が中に」
さらには、周囲には、この前の奴らがいる。
「邪魔だっけれどっ」
建物の中にはまだ人がいる。
だからと言って、こいつらを放っておけば。
「お困りだよね」
「てめぇは」
そうしていると、俺の隣には陸王がいつの間にか立っていた。
「こういう時に手を組んでいると、中々に良いとは考えないか?」
「知るか、てめぇが勝手にしろ、エンゲージ!」『クラップユアハンズ!ゴジュウウルフ!』
奴の言葉を無視して、俺はそのまま建物に突っ込む。
「やれやれ、強情だね。けれど」『クラップユアハンズ!』
そうしていると、後ろから奴の声が聞こえる。
「僕も見逃せないからね、エンゲージ!」ウォーオオッオー!オー!ゴジュウレオン!ウォーオオッオー!オー!オー!』
俺の後ろで聞こえた音。
僅かに見ると、この前のキングオージャーとは違う青い姿へと変わっていた。
青もいるのかと、考えながらも、俺は建物の中へと入ろうとする。
すると、奴らは、俺に向かって、襲い掛かる。
けれど。
『レオンバスター50』
背後から聞こえた音と共に、俺を襲おうとした奴らは青い弾丸に吹き飛ばされる。
「・・・」
そんな奴の事は放っておき、俺はそのまま建物の中に入る。
建物の中には煙で匂いが分かりにくかった。
それでも、僅かに逃げ遅れた奴の匂いが確かにあった。それがどこにいるのか。
俺は匂いを頼りに建物の奥へと進む。
そして、俺はその匂いの元へと辿り着いた。
そこにいたのは、一人の少女。
「おい、大丈夫か?」
俺は少女に声をかける。
少女は俺に気づくと、涙を流しながら。
「うっうわぁぁ」
そのまま泣き出す。
「おい泣いてる場合じゃねぇだろうが!」
俺はそう怒鳴ると、少女は驚いた顔をする。
「早く逃げるぞ!」
そう言って俺は少女の手を掴んで走ろうとする。
その時、俺達の前に現れたのは奴らの姿。
俺はテガソードで攻撃しようとするが。
建物の壁を貫き、俺の前にいる奴らを撃ち抜く。
「・・・余計な事をたくっ」
そうしながらも、俺は少女をそのまま抱えて、そのまま飛び出す。
「えっきゃぁぁぁぁぁ!」「黙ってろ!」
少女が騒ぎながらも、俺はそのまま外に出る。
そこには、青い姿の戦士。
俺は少女を抱えたまま、その場から離れた。
「あら、お邪魔だった?」
俺の行動に対して、揶揄うように言った青い戦士に対して。
「邪魔だっ失せろ」
そう言って、俺はその場を去ろうとした。
「おーい、待ってくれ」
だが、青い戦士もまた俺の後を追いかけてきた。
「さっきも言ったが」
「僕の名前は百夜陸王」
「名前なんざどうでも良い。俺はお前と手を組むつもりはない」
「へぇ?けれど、さっきの戦いでは、互いに助け合ったじゃないか」
「あれはっ偶然だ」
俺はそう否定する。
だが。
「あの少女も助けたし」
その言葉と共に、俺は思い出すのは、あの少女の顔。
泣き顔だった少女を、俺は助けた。
あの少女が笑顔でいられるように。
「・・・ただ単に、あそこで泣いたら、五月蠅かった。それだけだ」
「なるほどね。それでも君はあの少女を助けた。つまりそれは」
「それだけだ!」
俺はそう言って、その場を去る。
その後ろ姿を見て、陸王は笑みを浮かべる。
「ふふっ、面白いね、君は。けれど」
すると、陸王は見つめた先。
「どうやら、今回の犯人が姿が現れたようだよ」
「何?」
その言葉と共に、俺が見つめた先。
そこには。
「我こそは、ノーワンワールド・炎上No.1!エンジョウノーワン!この力、示して見せよう!」
それと共に現れたエンジョウノーワンとか言う奴。
そいつの身体は燃えさかるような炎を身に纏っているが、その胴体は翼に白い斑模様の鳥がいる。
「えんじょう?」
「いわゆるウェブ上の特定の対象に対する批判が殺到し、収まりがつかなさそうな状態だね。けれど、物理的なんて、初めて見たよ」
疑問に思った俺に対して、陸王は呟く。
「という事は、君がこの事件の犯人という事だね」
「その通り!物理的に燃やして、犯人を自分で晒す。そうすれば注目度はかなりある!」
「最悪な注目の仕方だね」「それに関しては同感だ」
そう言っていると。
「エンゲージ!」『センタイリング!』
「あぁ?」
次に聞こえて来たのは、別の声。
気になって見つめてみると。
『ゴーカイジャー!』
見ると、そこで走っていたのは赤い海賊。
「ゴーカイレッド!派手にやるぜぇ!!」
ゴーカイレッドは、その名の通り、鮮やかな赤色の海賊風の鎧を身に纏った戦士だ。
彼の装甲は古代の海賊の船長を思わせるデザインで、胸当てには海賊マーク、肩には大きな襟飾りが付いている。その全身から放たれる威厳と自信が、彼の存在感をさらに引き立てている。
そして、両手にはカットラスと銃。
その二つを持ち、エンジョウノーワンに向かって行く。
「なんだよ、この状況は」
エンジョウノーワンの生物モチーフはジョウビタキです。