ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
陸王が一息ついたのも束の間、風間と大原が互いに向き合った。
「さぁて……邪魔者はいなくなったぜ」
風間がハヤテ丸の刃を拭う。
「決着つけようぜ、忍者ナンバーワン決定戦!」
大原もカクレマルを構え直し、挑発的な笑みを浮かべる。
「おっと」
それと共に陸王の周囲に煙幕が噴き上がった。煙の中から現れたのは――
アカニンジャーの姿だ。
「お前も混ざる気か!?」
風間が驚きと怒りが入り混じった声で叫ぶ。
「当たり前でしょう? これだけ面白そうなのに蚊帳の外なんて御免だよ」
陸王は軽快なウィンクを投げかける。その仕草すら余裕を感じさせた。
「じゃあ……改めて始めようか」
「くそっ……また増えやがった!」
大原が毒づきながらも目を輝かせる。強敵との戦いに昂ぶりを感じているのだ。
「いいじゃないか!」
風間もテンション高く応じる。
「ふふっ……楽しそうだね」
陸王は静かに忍者一番刀を構える。
「行くぞ――!」
戦いの火蓋が切って落とされた。
まずは風間と大原による素早いコンビネーション攻撃だ。
「疾風の舞!」
風間の高速移動。まるで残像が複数生まれるように軌道を変えながら突進してくる。
「雷光の一撃!」
大原が大技を放つ。カクレマルから放たれる稲妻のごときエネルギー波が一直線に陸王を狙う。
「なるほど……基本に忠実な忍術使いだね」
陸王は冷静に分析しながら身を翻した。
「だけど――」
右手に持っていたレオンバスター50が煌めく。
「こういうのはどうかな?」
バンッ!!
轟音とともに光弾が迸った。それは通常の火器とは異なり、七色の光跡を引きながら螺旋状に拡散する。
「なっ……!?」
「嘘だろ!?」
二人は咄嗟に回避行動を取るも、避けきれず装甲表面に浅い焦げ痕が残る。
「ぐぁっ!」
大原が転がりながら回避するも足を挫く。
「ちくしょう……!」
風間も肩を抑えて蹲った。
その間に陸王は悠然と着地する。口元には余裕の笑み。
「驚いたかい? これが僕専用銃だ」
レオンバスター50をクルリと回し見せる。
「忍者が使う伝統的な道具と違って……こっちは派手さ重視なんだ」
陸王がウィンクを送ると同時にトリガーを引いた。
パンッ! パパンッ!
派手な炸裂音と閃光を伴いながら弾幕が展開される。煙幕どころか夜空のように星屑が散っていくような演出付きだ。
「ちぃっ……なんだよこのふざけた銃は……!」
風間が苛立ち混じりに吼える。
「忍者らしくないだろ!」
大原も憤慨しながら身を隠そうとするが――
「でも効果はあるんだよね?」
陸王が飄々と言い放つ。
その通り。派手な演出の裏に隠された精度の高い射撃が確実に敵の動きを制限している。
「くそっ……!」
風間が悔しげに舌打ちする。
「見かけ倒しじゃねぇぞこの野郎……!」
大原も苦々しく呟くしかない。
二人が息を整えている間に陸王は新たな武器を取り出した。
「見てごらん」
彼の手元でカチャリという小さな音が鳴った瞬間――
シュンッ!!
金色の鎖鎌が出現し空中で蛇のように蠢く。
「地味な裏の地味な努力……それが」
陸王がレオンバスター50を高く掲げる。銃身が展開し、左右に大きなシュリケンが現れる。
「アイドルさ!」
「なっ……!?」
風間が目を見開いた瞬間、
陸王の掛け声と共に二枚の大シュリケンが合体し、巨大な車輪となって放たれた。
ギュオオオォォン!!
廃墟内に爆音が轟き、周囲の壁が吹き飛ぶ。シュリケンが回転するごとに赤い光の尾が伸び、まるで竜巻が地上に落ちたかのような勢いだ。
「うおおっ!?」
「避けれねぇ!?」
風間と大原がそれぞれ障害物に身を隠そうとするが――
ズドォォォンッ!!
「ぐああっ!?」
「ぎゃあっ!?」
二つの影が宙を舞い、そのまま落下し水蒸気爆発を起こした。
静寂が訪れる。
陸王はレオンバスター50を腰に収め、踵を返した。
「僕こそ、アイドル忍者ナンバーワンだ!」『WINNER!ゴジュウレオン!』