ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
その日の放課後、禽次郎はこれからの事を考えていた。
自分自身の夢であるパーリーピーポーという目標の為に動いている彼だが、校庭を見れば、そこに行われている練習風景に懐かしさを感じていた。
「懐かしいのぅ、こうして見ると今も昔も変わらず青春と言えば、野球かもしれん」
自分の後ろにボールが通り過ぎるのが分かると同時に、彼は。
「あれに当たったら流石に死ぬのぅ!」
咄嗟に避けた事により事なきを得た。
だが、禽次郎は思う。
ボールを投げたであろうその少年に向けて話しかける。
「ボールを投げた少年よ。当たったら流石に死ぬのぅ」
その少年は星野球一郎だ。
「何処の人だよ・・・あれ?もしかして猛原禽次郎?」
「そうじゃが」
「へぇ、これは面白い組み合わせじゃないか」
その一言と共に、禽次郎が疑問に思い、後ろを振り向くと。
「えっと、これは」
そこにいるのは、帽子を被っている高良は困惑を隠せなかった。
「なっなんで僕も」
「お前は教室でも絵だけを描いて、青春を謳歌していないじゃないか!」
「青春って」
「お前は毎日机に向かって妄想ばかりしている!そんな人生で何の成長がある!?」
星野球一郎が高良鉱騎の襟首をつかみ、大声で詰め寄る。その暑苦しいまでの情熱は周囲の生徒たちをも振り向かせていた。
「ちょ、ちょっと待ってよ星野くん!ぼ、僕は漫画を描いているだけで……」
高良は顔を真っ青にして抗議するが、声は震えてしまっている。
「漫画?そんな非現実的な遊びより野球だ!汗水垂らして球を追いかけろ!」
星野の迫力に押され、高良は後ずさる。すると突然――
「おいおい、その決めつけはどうなんじゃ?」
禽次郎が前に出て間に入ってきた。彼は堂々とした態度で星野と向き合う。
「漫画だって立派な創造活動じゃ。それにスポーツは人それぞれのペースで楽しむもんだと思うけどな」
星野の熱弁を遮られたことに少々苛立ちを見せながらも、禽次郎の言葉には耳を貸す様子がある。
「お前は誰だ?口出しする資格はあるのか?」
「俺か?俺は猛原禽次郎――パーリーピーポーを目指す者として「ならば勝負じゃぁ!!」えぇぇ!」
すると、星野が手にしたのは、センタイリング。
それに、2人が揃って声を出している間にも、そのまま銀のテガソードに装填すると共に。
「エンゲージ!」『ダイナマン!』
鳴り響く音声と共に、星野は、ダイナレッドへと変身すると。
「熱血!野球対決だぁ!!」
「「えぇぇ!!!」」
突然、始まってしまった野球対決に対して、2人は叫ぶ事しかできなかった。