ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
ガリュードが、響を掴む様子。
それを見ていた巡は、既に行動していた。
「何をしているんだ、お前は!」
その非人道的な行動に対して、怒りを覚えた彼はすぐにガリュードに向かって行く。
それを見たガリュードは、響を真っ直ぐと巡へと向かって、投げる。
「なっ」
巡は、すぐに響を受け止めてその動きを止めた。
「立花ちゃんっ!」
だが、それが決定的な隙。
『パトレンジャー』
「っ」
聞こえた音声と共に、ガリュードの手元にはパトレンジャーの武器であるVSチェンジャーがその手にあった。
そうして、右腕と一体化している銃と共に、両手の銃を構えていた。
『警察ブースト!』
二つの銃から鳴り響き、その狙いは巡へと向けられていた。
それを見た巡は危機を察するように響を投げ捨てる。
「往歳さん!」
その言葉と共に響は手を伸ばす。
だが、それよりも早く、ガリュードが放った必殺の一撃が巡を飲み込む。
「ぐっ!!」
飲み込まれた巡は、そのまま膝から崩れ落ちると同時に、変身は解除される。
そして。
『WINNER!ガリュード!』
鳴り響く音声と共に、巡の手にあったジュウレンジャーのセンタイリングはガリュードの手元へと来る。
「さて、面白い物も見られたし」
それと共にガリュードは近くの円からその身体が入り、その場を去る。
残された響達は。
「往歳さん!」
倒れる巡を心配そうに見つめながらも、すぐに応急処置に移る。
巡は意識を失っているものの、呼吸はしっかりしており、大きな出血も見られない。
「大丈夫。まだ息があります!」
響は安心しながらも、慎重に傷口を確認し始める。その間、仲間たちも集まり、巡の周りを取り囲んで手伝い始めた。
「クリス先輩! 包帯を!」
切歌の声が響き渡る。
クリスはすぐさま包帯を取り出し、指示に従いながら巡の傷を処置していく。
「私たちも手伝います」
調も協力し、的確に必要な道具を提供していく。その間にも、巡の呼吸が少し安定してきた。
「良かった……少しでも早く病院に連れて行かないと」
響は安堵の息をつきながらも緊張を解くことはできない。
指輪の戦士達の戦いがどれほど厳しいものであったかを痛感しつつ、仲間たちと協力して巡を安全な場所へ運ぶ準備を進める。
そして、そんな響の様子を見つめていた存在が。
先程、立ち去ったはずのガリュード。
その変身を解除させると共に。
「まさか、彼女がいるとはね、これは丁度良いね」
笑みを浮かべたガリュードの変身者は両手で「✕」を作りながら、響に合わせて。
「君が、どんなのを見せてくれるのか、楽しみにしているよ」