ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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狼の怒り

ノーワンの匂いがした。

俺と兄ちゃんはすぐにノーワンが暴れている匂いの場所に走っていた。

 

「ふむ」

 

すると、兄ちゃんがその場で止まる。

 

「兄ちゃん?」

「吠、先に向かってくれないか。何やら怪しい気配が向こうからする」

「なっ、だったら俺も」

「吠は向こうのノーワンを頼む。俺は向こうから迫る何かを止めるから」

「兄ちゃん、分かった!」

 

兄ちゃんの言葉を聞くと同時に俺はノーワンの奴等が暴れている場所に辿り着く。

そこには、既に陸王達が戦っている。

 

「吠君、随分と遅かったじゃないか」

「うるせぇ、こっちにも色々とあるんだよ」

 

軽口を言う陸王を無視して、眼前にいるアーイに向けてテガソードで切り裂く。

そう、切り裂いていると、こちらに振り下ろしてくる何か。

俺はそれを受け止めると。

 

「久しぶりだなぁ!ゴジュウウルフ!」

 

そこには、赤を基調とした燕尾服のようなスーツを身に纏っている男が鉄棒をこちらに振り下ろしていた。

だが、その声に聞き覚えがあった。

 

「てめぇ、あの時のロボットに乗っていた」

「ファイヤキャンドル様だぁ!てめぇをここで始末するせぇ!」

 

そうしながら、奴は棒の両端に炎を灯すと、その場で振り回しながら、攻撃をしてくる。

幸い、炎が燃える事でそこからの匂いで避けるのは容易かった。

 

「はっ!てめぇの攻撃なんて当たるかよ!」

 

そうしながら、後ろに回転しながら避ける。

しかし、次の瞬間。

俺の近くで誰かが倒れる。

 

「なんだっ!」

 

そうして、俺が見つめた先。

そこには、兄ちゃんが変身していたレッドマスク。

けれど、兄ちゃんは俺の方に手を伸ばそうてして、その場で力を尽きたように倒れる。

それと共に兄ちゃんの身体は光と共に消えてしまう。

 

「嘘だろ」

 

せっかく、再会出来たのに。

兄ちゃんは、変身が解除されると共に消えた。

そして、見つめた先には兄ちゃんの指輪を持っている黄色の装甲を身に纏っている女がいた。

あのマリアという奴と同じような鎧を身に纏っている。

 

「てめぇが」

「えっ」

 

俺の声に反応した女はこちらを見る。

 

「てめぇが、兄ちゃんを殺したのか!」

 

それと共に俺は目の前にいるファイヤキャンドルを無視して、その女の所へと走る。

 

「違うっ私は!」

「どこが、違うって言うんだ」

 

見ると、そいつの手には兄ちゃんのセンタイリングを持っている。

つまりは、目の前にいる奴は兄ちゃんからセンタイリングを奪って殺した。

ならば。

 

「お前は俺の獲物だ!」

 

怒りと共に眼前にいる兄ちゃんの仇を倒す為にテガソードを振り下ろす。

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