ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「違う!話を!」
そう叫びながら、その女は受けた。
「てめぇは俺の兄貴のセンタイリングを持っている!」
「えっと」
見ると、その女は手に兄ちゃんが持っていたセンタイリングを持っていた。
それを見て、さらに俺は怒りを燃やす。
「てめぇは俺が倒す!!」
叫びながら、テガソードを振り下ろす。
対して、その両腕の籠手で受け止めた女。
「待って!話を聞いてよ!」
「黙れ!」
叫ぶと同時に振り払う。
互いの武器が激突する事によって起きる金属音が周囲に鳴り響く。
俺はそのまま少女に向けて攻撃を続けた。
「うぉぉぉぉぉぉ!」
叫びながらも振り下ろし続ける。
対して、その少女は籠手の盾を前に出しながら受け止めている。
「聞いてよ!私はあなたのお兄さんを!」
その言葉を発すると共にテガソードの刃が彼女に届く。
幸いな事に籠手に届いていた為に直接攻撃を喰らう事は無かったが。
それでも俺の攻撃を受けた腕が震えている。
「てめぇは俺の敵だ!」
叫びながらも女に攻撃を仕掛け続ける。
「だから話を聞いてよ!私は」
少女は抵抗しようとするが俺は聞かずに斬りつける。
斬った所で女から血が噴き出る。
だが俺はまだ止まらない。
そのまま少女を地面に押し倒しながら馬乗りになる。
そうして、そのままテガソードを真っ直ぐと突き刺そうとする。
「吠君!!」
その声で俺は動きを止める。
それは女が俺の名前を呼んだからだ。
「えっ」
そこで見つめられた顔。
それが俺の中で既知の記憶と合致する。
「お前は」
「そうだよ吠君。私だよ」
それと共に、その少女の顔を見て、俺は。
「響」
それが、俺の怒りに支配されていた頭が静まる。
だからこそ、俺は余計に分からなかった。
「なんで、お前が兄ちゃんをっ」
「兄さん、それって、もしかして」
俺達の声に合わせるように、こちらに近づく音。
俺達の視線は、自然とそちらに目を向ける。
「ふふっ、ようやく気づいたようだね、吠」
「えっ」
そこには、消滅したはずの兄ちゃんがそこに立っていた。
状況が理解出来ず、俺達は呆然としていると。
「こういう事だよ」
そうして、兄ちゃんが見せたのはテガソードとは違う純白の銃。
それは。
「エンゲージ」
兄ちゃんは、その言葉と共に銃口を数度叩き、銃口を撫でる。
そして、銃を斜めに振り下ろすと。
『ガリュード』
兄ちゃんは、ガリュードへと、変身した。
「大好きなお兄ちゃんとの感動の再会は楽しかった?だけどねぇ、僕は変わった。遠野久光はもういない。お前のおかげだよ吠、感謝してる」
それと共に兄ちゃんは、そう俺に告げた。