ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「勝った……か」
息を整えながら、俺は目の前の状況を確認した。ガリュードは地面に膝をつき、俺と響の勝利が確定している。
「やるじゃないか、吠」
敗北したというのに、奴の声には悔しさよりも何かを楽しんでいるような響きがあった。
まるで子供が新しい遊びを見つけたかのような。
「なんで、こんなことするんだよ」
俺は問いかける。
だがガリュードは立ち上がりながら、意味ありげな笑みを浮かべるだけだ。
「さぁね、今は話すべきじゃないからだな」
その言葉に腹が立った。
だが、それ以上の言葉は意味はなかった。
そのままガリュードの手元にあったセンタイリングが手の中に収まった瞬間、確かな重みと熱を感じた。
それと共に、ガリュードはその場から消えた。
「吠君」
そうして、俺は再び響の方へと向こうとした時。
地響きがした。
見ると、そこには、テガソードが地面に倒れていた。
「あれは」
見ると、そこにはテガソードと似たような感じがするロボットがいた。
「ガリュードがいなくなったのにっキューレンオーはまだ残っていたのかっ」
「・・・ガリュードの奴、面倒なのを残したな」
「・・・吠君」
俺が、兄ちゃんと言わなかった事に、響は少し不安そうだった。
けれど、俺は既に決めた。
「俺がっケリをつける!」
それと共に、テガソードの元へと向かう。
「俺と代われ!」「吠君!」
中にいる陸王の奴と代わるように、俺はそのまま中に入る。
そして。
「人神一体!テガソードデカクロウ!」
俺は、それと共に叫ぶ。
他の奴らとは違い、俺の新たなテガソード。
その一番の特徴は巨大な左腕の赤い腕。
ウルフデカリバー50がそのままテガソードの左腕になった事で、右腕のままでありながら、左腕はウルフデカリバー50がそのまま腕になる。
テガソードデカクロウのコックピットに座った瞬間、全身に電流が走るような感覚に包まれた。
「これが……テガソードデカクロウ」
左腕が巨大なウルフデカリバー50に形した巨大ロボット。
その赤く輝く刃は、まるで俺の意思に呼応するように脈動している。
「行くぞ!テガソードデカクロウ!」
キュウレンオーが動き出した。青と白の装甲に覆われた機体から放たれる殺気が、コックピット内にまで伝わってくる。
奴の右腕に装備された剣が光り輝き、こちらへと向かってきた。
キュウレンオーの剣が俺に向かって振り下ろされる。だが、その動きは遅く見える。
テガソードデカクロウを操作する手に力が入る。
俺は本能的に判断し、ロボットを右へと滑らせる。キュウレンオーの剣は空を切った。
「今だ!」
左腕の巨大な刃が輝きを増し、キュウレンオーの胸部に向かって一撃を放つ。
「くらえっ!」
刃が敵機に食い込み、火花が散る。
「まだまだ!」
「おらぁぁぁっ!」
俺の猛攻は止まらない。ウルフデカリバー50の赤い刃がキュウレンオーの装甲を切り裂いていく。
「こいつの装甲は硬いけど……」
キュウレンオーの身体が揺らぐ。
最初の斬撃でできた傷から赤いエネルギーが漏れ出ているのが見えた。
「効いている……!」
だが次の瞬間、キュウレンオーの破損箇所から光が放たれ、空に飛んでいた別の飛行機の奴にパーツが入れ替わる
「でも……」
俺は微笑んだ。
「どんなパーツだろうと関係ねぇ!切り刻むだけだ!」
キュウレンオーの左腕の装甲が砕け散る。
奴は即座に新しい腕を呼び寄せるが、俺の攻撃の方が早い。
テガソードデカクロウの赤い刃が何度も同じ箇所を切りつける。キュウレンオーの装甲は次第に熱を持ち始め、変色していく。
「無駄だって言ってんだろ!」
俺の声がコックピット内に響き渡る。
キュウレンオーの機体が激しく揺れ、破壊された部分から黒煙が上がっている。
だが奴は諦めない。再び破損箇所を別の飛行物体からパーツを入れ替える。
しかし、そのタイミングを待っていたかのように、テガソードデカクロウの左腕がさらに加速する。
「終わりだ!テガソード・紅狼バニッシャー!」
テガソードデカクロウの胸部が開き、中から赤い光が放たれる。
胸部から伸びたチェーンがキュウレンオーに向かって放たれる。
チェーンの先端は鋭い爪のようになっており、キュウレンオーの装甲に食い込んだ。
「逃げられると思うなよ!」
キュウレンオーが暴れるが、チェーンは強固に絡みつき、引き寄せられていく。
奴の体が揺れ、新たなパーツを呼び寄せようとするが……
「もう遅い!」
テガソードデカクロウの左腕が赤く燃え上がり、ウルフデカリバー50の刃に狼のオーラが宿る。
空中で大きく振りかぶると、チェーンに引き寄せられたキュウレンオーに向かって一直線に突進した。
「終わりだぁぁぁっ!」
ウルフデカリバー50の赤い刃がキュウレンオーの中心を貫く。
同時に左腕全体が巨大な狼の顎のように変形し、敵機を飲み込むように包み込んだ。
キュウレンオーの内部から悲鳴のような機械音が響き渡る。
「これで最後だ……!」
それと共に、戦いは終わりを告げる。