ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
賑わう街の一角に佇む喫茶店。
「陸王さん、どうしても皆さんのお力が必要なんです」
美しい青髪を揺らしながら、風鳴翼は目の前の男性に向かって言った。
テーブルの向かいに座る男——百夜陸王は優雅に珈琲を傾けながら、意味深な笑みを浮かべる。
「おやおや、美しい歌姫様が直々にお越しとは。これはファンとして大興奮ですよ」
陸王は珈琲を飲みながらも、翼の瞳を見つめ返す。
「茶化さないでください」
「別に茶化してなどいませんよ。ただ真実を語っているだけです」
陸王は優雅に微笑みながら続けた。
「それで、僕のような元スーパーアイドルに何を求めているのですか?」
翼は緊張した面持ちで姿勢を正すと。
「指輪の戦士たちと共に、ノーワンの脅威に対抗するために」と言いかけた。
「悪いけど、断るよ」
陸王は翼の言葉を遮り、にっこりと微笑む。
「……まだ何も説明していません」
翼は驚いた表情を見せた。
「なぁに、僕達は自分の願いを叶える為に指輪の戦士になった。それは変わらないよ。けれどね」
そうしながら、陸王は翼を見る。
「君達と手を組んだら、最終的に願いは君達に取られる可能性がある」
「そんな事はしませんっ」
「どうかな?指輪の争奪戦が危険だから止める。それは変わらないだろ、君達は」
「確かにそれは変わりません。それで誰かが傷つく可能性があるのだから」
「立派な考えだし、理解は出来るよ。けれど、それと僕が君達に協力するのとは違うよ」
そうして、陸王は珈琲カップを置いて立ち上がる。
「それじゃあね、風鳴翼ちゃん。いい歌を聴かせてくれよ」
そう言った陸王はそのまま喫茶店の入り口へと向かう。
「待ってください!まだ話は終わっていません」
陸王は脚を止めない。
「吠君がそっちに行った以上は面倒な敵をこれ以上は増やすつもりはないからね」
陸王の背中越しの言葉に翼は言葉を失う。
そのまま喫茶店から去ろうとする陸王。しかし喫茶店の入り口には一人の少女が立っていた。
黒髪の少女は、冷たい瞳で陸王を見据える。
「誰だい?」
陸王は軽く首を傾げた。
「あなたも指輪の戦士ですよね」
「・・・あぁ、そうだよ」
笑みを浮かべながら、陸王は不敵な笑みを浮かべる。
「私、應援青花と申します。同じユニバース戦士として、あなたに決闘を申し込みます」
それと共に、彼女、青花は、その手にあるセンタイリングを見せる。
そのセンタイリングを見た陸王は。
「勿論、決闘を申し込まれた以上は断る理由なんてないさ。けれど」
「えぇ、ここでは巻き込んでしまいます。なので、別の場所で「待ってくれないか」えっ」
そうして、青花がすぐに立ち去ろうとした。
けれど、それを翼が止めた。
「あなたは、もしかして風鳴翼さんですか!」
青花は、嬉しそうに目を輝かせる。
それに対して翼は。
「私を知っているのか」
「当然です!私はあなたのファンですから!」
青花の言葉に、翼は少し困惑した表情を浮かべる。
「そうか。ならば、聞いてくれないか。指輪の争奪戦を止め「それはできません」っ」
すると、青花は言葉を遮る。
「私も、私自身の願いの為に戦っていますので。風鳴さんの願いでも」
そうして、青花はそのまま頭を下げる。
「そういう事だ。僕も彼女も覚悟を持って、戦っている。それでもと言うならば」
「っ」
それと共に、陸王は指輪を取り出そうとした。
そして、翼もギアを取り出そうとした。
まさしく、その時。
「我こそは!ダンス界ナンバーワン!ダンスノーワンだぁ!」