ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「やれやれ、また新しいノーワンが来たみたいだね」
陸王はため息をつきながら目の前にいるノーワンを見つめる。
そのノーワンもまた、これまで倒してきたノーワンと同じく生物の要素と自身が宣言したナンバーワンの物の要素があった。
眼前にいるノーワンは、ダンゴムシを人のような二足歩行の形にしたような姿だった。
そんなダンゴムシがダンスを踊れるように関節を改造したかのように見えた。
「そこにいるお前達! 俺とダンスナンバーワンの座をかけて、勝負だ!」
そうして、ダンスノーワンは言うが。
「そのような、対決を「良いよ。」なっ」
翼が断ろうとした時、間に挟むように陸王が呟く。
「何を言っているんですか、陸王さん!」
「なぜって? 僕はアイドルだよ。アイドルがダンス対決から逃げる事なんて、出来るはずないだろう?」
「しかし」
「その勝負、私も参加させて貰います」
「あなたまで」
そうして、先程まで陸王と戦おうとしていた青花も入ってくる。
「ダンスによる勝負。それに、私もまた逃げるつもりはありません」
そう言った彼らを見て、翼は。
「ならば、このダンス対決。私が勝った場合は従ってもらってもよろしいでしょうか」
「おや、翼ちゃんも参加するのかい?」
「歌を歌う者として、負けられないので」
「では、全員が参加する事で良いな?はぁ!」
すると、ダンスノーワンが手を叩く。
それに合わせて、周囲の景色が変わる。
「さてと、ここがダンスの舞台か……」
陸王が周囲を見渡すと、そこは先程までの喫茶店の喧騒とは打って変わって静まり返った白い立方体の空間だった。床には鏡が敷き詰められ、天井からは七色の光が降り注いでいる。
「なかなか洒落た演出じゃないか」
陸王は鏡の上で軽やかにステップを踏みながら微笑んだ。その動きは流れる水のように滑らかで、見る者の目を惹きつける。
「陸王さん、あなたのような人気アイドルが本気だとしても……」
青花は少し緊張した面持ちで腕を組む。
「私が勝ちます」
「確かに僕は元スーパーアイドルだが、ダンスは常に進化し続けるもの。君のような若手にだって光るものがあるかもしれないが、勝利は僕の物さ」
陸王は余裕の表情で返す。
翼は黙って二人のやり取りを見ていたが、その瞳には揺るぎない決意が宿っていた。
「皆さん、準備はよろしいですか?」
ダンスノーワンが体を揺らしながら問いかける。
「ルールは簡単。この特殊空間の中で最も優れたダンスを披露した者が勝利です。ダンスの判定はこちらの審査員が判断します!」