ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
ゴジュウウルフの体に燃え上がる赤い闘志が空気を震わせる。テガソードを握る右手から放たれる赤いエネルギー波が、まるで咆哮のように轟音を響かせた。
「おらぁ!」
ゴジュウウルフは低く身を屈めると、一瞬で距離を詰め、ダンスノーワンに斬りかかった。テガソードが青白い軌跡を描き、ダンスノーワンの丸みを帯びた装甲に衝突する。
「ふん!そんな攻撃で俺の装甲が砕けるか!」
ダンスノーワンは両腕を交差させ、ダンゴムシの硬い外殻のような装甲で受け止める。刃と装甲が接触した瞬間、火花が散り、金属の軋む音が響く。予想以上の固さにゴジュウウルフは僅かに眉をひそめた。
「チッ!思ったより固ぇな!」
攻撃の反動を利用して跳び退くゴジュウウルフ。その背後から、レオンバスター50の銃口が光る。
「行くよ!」
ゴジュウレオンが優雅に振り上げたレオンバスター50から紫色の光弾が連射され、雨のように降り注ぐ。
同時にキョウリュウジャーがガブリボルバーを構え、緑色の光線を発射。二方向からの集中砲火にダンスノーワンは動揺を見せる。
「甘いぜ!」
ダンスノーワンは突如として身体を丸め、まるで本物のダンゴムシのように高速回転を始めた。光弾と光線がその丸い表面に当たり、弾かれてしまう。
「まるでダンゴムシだな!」
キョウリュウジャーが舌打ちしながら次の攻撃の構えを取る。
「単純に見えるけど……あれは防御技と攻撃一体型の技だね」
ゴジュウレオンが冷静に分析する。
「あの状態での接触は避けた方が良さそうだ」
「だが、こいつを倒さない限り終わらない!」
ゴジュウウルフは再びテガソードを構える。
「斬撃も銃撃も効かない!ならば、炎はどうだ!」
それと共に、風鳴翼は、その手に持つ剣に炎を宿し、そのままダンスノーワンへと迫る。
「そんなものは通じない!」
ダンスノーワンは自信満々に答えると、再び両腕の装甲で受け止めようとする。しかし―
「熱っ!」
予想外の高温にダンスノーワンの声が上ずる。装甲に亀裂が走り、焦げた煙が立ち昇る。
「なるほど!では、情熱的に行きましょう」『ガブリンチョ!アロメラス!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!バモラ!メラメラーン!』
キョウリュウレッドは一瞬の隙を見逃さず、獣電池「アロメラス」をガブリボルバーに装填する。
赤く燃えるような光が銃口から溢れ出し、構える。まるで火山の噴火を模したような独特のポーズをとりながら引き金を引く。
「熱っ!なんだこの熱さは!」
装甲の表面が溶け始め、ダンスノーワンはもがき苦しむ。
キョウリュウレッドの掛け声と共に放たれた火炎放射がダンスノーワンの全身を包み込む。
「くそっ!こんな小細工で!」
ダンスノーワンは最後の抵抗とばかりに再び丸くなり、全力で転がり始める。熱さで混乱しているのか、壁に激突しながら暴走し始める。
「無駄なあがきだね」
ゴジュウレオンが転がるダンスノーワンを冷静に見つめ、レオンバスター50を構え直す。
「本当に無駄なんだよ!」
そう言うとゴジュウレオンは一瞬でダンスノーワンの前に立ち、テガソードを突き出す。
『フィニッシュフィンガーレオン!』
赤いオーラを纏ったテガソードが閃光と共にダンスノーワンの装甲を貫通する。
「な、何ぃ!」
驚愕の声を上げるダンスノーワン。ゴジュウレオンの剣が装甲の内部に侵入し、囚われていた人間の姿を捉える。
「よっと」
ゴジュウレオンは素早く剣を引き抜き、再び突き刺す。今度はダンスノーワンの内部から人影を引き出すように。
「うわぁっ!」
装甲から人間の男性が飛び出し、その男性を優しく受け止めると、安全な場所に移動させる。
「あ……ありがとう……」
男性は呆然としながら礼を言う。
一方でダンスノーワンは内部から傷つけられ、動きが鈍くなっている。
「終わりだね」
ゴジュウレオンはテガソードを高く掲げると、剣の周囲にエネルギーが集まり始める。
「さあ、最後のフィナーレだ!」
そう言うとゴジュウレオンは軽やかなステップを踏みながらダンスノーワンに近づき、剣で次々と斬撃を加える。
「レオン・クラッシュ!」
最後の一撃で空中に舞い上がり、落下しながら剣で大きくX字を描く。その軌跡に沿ってエネルギー波が迸り、ダンスノーワンの装甲を粉砕する。
「ぐぁぁぁ!」
ダンスノーワンの身体から黒い煙が噴出し、装甲が崩壊していく。
「そして、僕のサインを!」
ゴジュウレオンは剣で自分の名前と思われるサインをダンスノーワンの残骸に刻み込み、最後の一撃を放つ。
眩い光と共にダンスノーワンの身体が爆発し、消滅する。