ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「ふはははは!この私がノーワンワールド・料理No.1!すべての料理は、私の手の中にある!」
突然変身した田中先生……いや、料理ノーワンは高笑いしながら宣言した。
その姿は黒いシェフ服を着た厨二病患者のようで、背後にはフライパン型のマントを羽織っている。
「お前たちの料理スキルなど所詮は素人!私に勝てると思うな!」
料理ノーワンは手に持った包丁を振り回しながら宣言する。その動きはまるで舞台劇のように大げさだった。
「さあ、私に挑戦する者はいるか?もし勝てたら、お前たちを材料にしないでやろう!」
教室内は静まり返った。
「あわわわぁ、まさか私の一言がこんな事になるなんてデスっ!」
それを見ていた切歌は思わず呟く。
「いや、あんなので普通にノーワンになる訳ないだろ…ったく」
「ほっ、吠さん…!」
「てめぇが気にする必要はねぇよ」
「///」
吠の言葉に切歌は顔を真っ赤にする。
そんな中、一人の青年が前に出てきた。
「おうおう!そういう事なら俺が相手してやるぜ!」
それは切歌たちのグループのメンバーであり、実家がラーメン屋の華満 誠だった。
華満は腕まくりをして前に出ると、胸を張って宣言する。
「俺は新作ラーメンのネタ探しのためにこの教室に来たんだ。お前の料理なんかに負けねぇよ!」
「ほう……なかなかの気迫だな小僧」
料理ノーワンは華満を値踏みするように見る。
「よかろう!貴様と一対一の料理対決をしてやろうではないか!」
「望むところだ!」
教室内の他の生徒たちは呆然と二人を見つめていた。
「ねぇ……これ何が起きてるの?」
「ノーワンって何?あの子誰?」
「いやー、こんなことが現実にあるなんて信じられないわー」
一方で禽次郎は腕を組んで考え込んでいた。
「うぅむ……これはどうしたものか」
「先生殿……」
切歌が心配そうに見つめる。
「そうだな……まずは様子を見ることにしよう」
そして料理対決が始まった。
キッチンには華満と料理ノーワンが向き合い、互いに睨み合っている。
「お前との料理は『ラーメン』だ!」
「何だってぇ!」
突然の宣告に華満が驚愕の表情を浮かべる。
「冗談じゃねぇ!ラーメンなんて、俺の専門分野だ!」
「ふん!それこそ私にとっては好都合!貴様のような若造のラーメンなど、私の足元にも及ばぬことを証明してやろう!」
料理ノーワンは不敵に笑う。
「それでは、ルール説明です。互いに料理を作り、審査員に食べていただきます。ただし、相手の料理が出来て、審査員が食べ終わった後の、三分以内に料理が出来なければ、負けとなります」
「これは、時間の勝負でもあるのか」
「見てろよ!」
華満は勢いよく調理を開始した。
鍋に水を入れて沸騰させる間、鶏ガラを取り出し煮込む。
その間に具材を準備する。チャーシューは厚切りで柔らかく煮込み、メンマとネギを刻む。
一方の料理ノーワンは……
「よっと」
「なっ!」
料理ノーワンが作ったのは、カップラーメン。
「なっ!?おっ、お前!何やってんだ!」
「ふん!現代のラーメンはこれだ!しかも、冷凍食品だから三分で出来る。貴様の時間を潰してやろう」
「そんなの反則だろぉ!」
しかし。
「ラーメンの勝負で、その作り方には何も問題ありません」
「マジかよ……」
切歌達は困惑した表情を浮かべながら見守っていた。
「ねぇ……これでいいの?」
「いや、料理対決と言いながら思いっきりアウトだろ」
そうしながら、出来上がった料理は混ぜ麺。
インスタントラーメンで瞬時に出来上がり、さらにはすぐに食べやすい。
それによって。
「おい!あいつら審査員のアーイー達、すぐに食べ始めたぞ!」
「こんなのインチキだろ!」
「ルールはしっかりと説明しただろ!それを考慮しなかった料理人であるお前が悪いんだよぉ!」
そうして、インスタントラーメンを食べた審査員は次々と点数をつけていった。
「76点」「80点」「78点」
「ふっ…!どうだ、これが私の実力というものだ!」
華満は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「くそっ……まだ三分残ってるけどっ、こんなのっ」
「時間切れ!この勝負、料理ノーワンの勝利!」
「ははぁ!我こそが料理ナンバーワンだぁ」
そうして、料理ノーワンは叫ぶ。
「いや、可笑しい!明らかに可笑しいだろ!」
「ちっ…だったら、今度は俺だ」
そうして、吠が前に出た。
「ほぅ、次はお前か!では次のテーマは、『卵料理』だ!」