ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「ふふっ……今回は卵料理。さあ、勝負しようじゃないか!」
料理ノーワンは余裕の笑みを浮かべながら宣言した。その指先からフライパンを召喚し、卵を割り入れていく。
「さぁ……私の秘伝の技を見せよう」
「……」
吠は無言で米をよそい、そこに生卵をかけただけだった。
「なんだその料理は!?卵かけご飯なんてただの素人の手抜きだろう!」
料理ノーワンが大声で叫ぶが、吠は冷静な表情で答えた。
「手抜きじゃねぇ。これが俺の真髄だ」
「なるほど、確かにさっきの奴の失敗を見て学んだな!だが今回は時間稼ぎは無駄だ!さぁ審査員よ!」
ノーワンが呼びかけると、審査員のアーイーが現れた。
「今度はゆっくり味わってもらうぞ!」
アーイーはゆっくりと吠の卵かけご飯を口に運び始めた。
「なっ、なんだそれは!?なぜそんなに遅い!?」
「料理をゆっくりっと、味わって貰う為だからな」
「そりゃインチキだ」
「ならば、見せてやろう!料理ノーワンの実力を!」
ノーワンは余裕の態度で厚焼き卵を焼き上げ始める。
「まず溶き卵にダシを入れ……」
吠は冷たい視線で見ていた。
「おい、お前らまだ半分も食べていないぞ」
「ゆっくりと審査しますからぁ」
アーイーはのんびりと答えながら、箸で卵かけご飯を少しずつ口に運んでいる。
その様子を見て切歌が叫んだ。
しかし、アーイーはまだ吠の卵かけご飯を食べ終わっていない。
「まだデスかぁ!?」
切歌が叫ぶが、無視している。
「お前っ、本当にいい加減にしろよ?」
「ふふん!見かけによらず手の込んだものを作るぞ!」
そんな事を他所に弱火でじっくりと焼き上げる。
先程とは正反対に、まさしく吠達を挑発するように丁寧に料理を作っていた。
「こっちの話聞いてねぇ!」
アーイーは未だに半分も食べ終わっていない。
「おっ、おい!まだか!?」
吠が苛立ちを隠せずに尋ねる。
「完成したぜ、厚焼き玉子!」
それを聞いた瞬間、アーイー達は一気に食べた。
「やっぱインチキじゃないか!」
「食べるスピードがかなり違ったぞ!」
「不平等だぁ!」
「うるさいうるさい!全ては料理の結果だ!」
「審査員の判断が下りました」
吠は憤慨したが、もう遅い。
アーイーはゆっくりと両手を挙げて言った。
「勝者……料理ノーワン!」
「ひゃっはー!見たか我が勝利を!」
料理ノーワンは高らかに笑いながら叫んだ。
「くそっ……こんなことで負けちまうなんて」
吠は悔しそうに呟く。
しかし、周りの人々はあまりにも突飛な展開に唖然としていた。
「ねぇ……これって本当に料理対決?」
「単なる茶番じゃない?」
「どうすれば」