ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
「さぁ来い!」
料理ノーワンが両手を広げると、彼の身体から突如として様々な調理器具が出現した。
右腕には巨大な包丁が、左腕にはフライパンが、腰には鍋やボウルが装備される。
まるで料理人の全身武装版だ。
「ふん!お前らの料理なんぞ私の腕に敵うものか!」
そう言いながら料理ノーワンは素早く動き出した。
「うわっ!」
切歌は咄嗟に身を屈めて避けたが、包丁が彼女の頭上を掠めていく。
「切歌ちゃん!」
禽次郎の声が響く中、切歌は再び立ち上がる。
「大丈夫デス!行くデス!」
彼女はシンフォギアの力で空中に飛び上がると、イガリマを振りかざす。
「デース!デス!デース!」
イガリマから放たれる刃が料理ノーワンに向かって飛んでいく。
だが料理ノーワンはフライパンを盾にして全て防ぎ、そのままフライパンを振るって反撃に出る。
「うわっ!?」
切歌はその攻撃を受け止めようとしたが、思わず後ずさりする。
「おらおらおらぁ!」
料理ノーワンの猛攻に切歌は押され気味だ。
そこへ吠が現れる。
「切歌!下がってろ!」
吠はテガソードを構えて料理ノーワンに突進した。
「やるな小僧!だが料理人の力はこんなものではないぞ!」
料理ノーワンは両手の包丁とフライパンを使い分けながら吠の攻撃を捌いていく。
「ちっ……こいつ動きが面倒だな」
料理ノーワンが調理器具を武器に猛攻を続ける中、リュウレンジャーが参戦した。
「おいおい、調理器具で暴れるなんて料理人の風上にも置けねぇな!」
リュウレンジャーは中華鍋を手に持ちながら、料理ノーワンの攻撃を華麗にかわしていく。その動きはまるでダンスのようだった。
「おらっ!これが俺の店での日常だ!」
「なにっ!?」
包丁の斬撃を鍋の縁で受け止めると、リュウレンジャーはそのまま鍋を回転させてフライパンを弾き飛ばす。その隙を見逃さず、イーグルシューター50を構えた禽次郎が射撃態勢に入る。
「よしっ!今だ!」
弓を引くと同時に、矢は鷲の形となって飛翔する。
「あっ!おいおいおい!?」
料理ノーワンは驚きつつも、フライパンで矢を防ごうとするが、矢は器用に弧を描き、彼の頭上を越えて背後に回り込んだ。
「なっ!?」
「俺の腕が一番のはずだ!俺より美味い料理を作る奴なんていねぇ!」
料理ノーワンは必死に包丁を振り回す。だがリュウレンジャーは冷静に鍋を操りながら反論する。
「そんなことねぇよ。料理は腕だけじゃねぇ」
「何だと!?」
「毎日汗水流して働いて、帰りに家族や仲間と一緒に食べる飯。それがどんなに辛くても乗り越える力になるんだ」
料理ノーワンの攻撃をかわしながら、リュウレンジャーは続ける。
「俺の店で出すラーメンもそうだ。ただ美味いだけじゃねぇ。お客さんの一日の疲れを癒やす役割もある」
「黙れ!そんな言葉遊びで俺を超えることはできん!」
料理ノーワンは更に激しく攻撃を仕掛けようとするが、その時だった。
「いいや、言葉遊びなんかではない」
そうして、料理ノーワンに、禽次郎が叫ぶ。
「自分の為に作ってくれた料理を食べる。それは、戦後で辛い日々を生きていた時代からずっと続いてきたことだ」
「俺より美味い料理を作る奴なんていねぇ!」
「いいや、それは違う」
そう言いながら禽次郎は後ろに下がり、イーグルシューター50を連射し続ける。矢は次々と鷲の形となって料理ノーワンに襲いかかる。
「くそっ!この老いぼれが!」
料理ノーワンは両手の包丁とフライパンを巧みに操りながら矢を払いのける。その動きは素早く、まるで舞踊のように華麗だ。
だが、次の瞬間。料理ノーワンの空間から穴が開く。
「なっ」
「はあぁぁぁ!!」
「なっ、一体、どうやって」
すると、そこには、吠はウルフカリバー50の能力によって、切歌を料理ノーワンの背後に立っていた。
穴から飛び出した切歌は空中で回転しながらイガリマを構えた。
「これで終わりデス!」『断殺・邪刃ウォttKKK』
イガリマから伸びる鎖が料理ノーワンを瞬時に拘束する。
その瞬間、切歌はブースターを全開にし、超高速で突進した。
「なっ、なんだとぉ!?」
料理ノーワンの身体が強烈なGで歪む中、切歌は空中からイガリマを蹴り上げた。刃が閃光となり料理ノーワンの中心を貫通する。
「ぎゃああああ!!」
爆発と共に料理ノーワンの中にいた田中先生を抱えながら、そのまま脱出する。