ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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獅子と恐竜

テガソードブルーの左腕に装着されたガトリング砲が火を噴いた。

 

「喰らえッ!」

 

ブルーの咆哮と共に青白い光弾が雨霰と降り注ぐ。

 

しかし──

 

「無駄だ!」

 

ブラック大連王は微動だにせず、全身を覆う漆黒の装甲で全ての攻撃を受け止めた。光弾が命中するたびに火花が散るが、傷一つ付かない。

 

「なッ……!?」

 

陸王は思わず息を呑んだ。

 

「テガソードブルーの火力でもダメなのか……!」

 

「無駄だと教えてやるッ!」

 

ブラック大連王が猛然と突進してきた。腰に佩いた両刃の大剣を引き抜き、風を切り裂く速度で振り下ろす。

 

「くッ……!」

 

陸王は咄嗟に左腕のガトリングを盾にして防ぐ。鋼と鋼がぶつかり合い、激しい火花が散った。

 

「ぐうッ……!」

 

凄まじい衝撃が腕を伝わる。ブルーの装甲が軋む音がした。

 

「まだまだァッ!」

 

ブラック大連王は休む間を与えず、連続で剣撃を繰り出してくる。袈裟斬り、水平斬り、突き──多彩な剣技が陸王を追い詰める。

 

「速いッ……!」

 

テガソードを振るって必死に捌くが、徐々に手数に押され始めた。一瞬の隙を突かれ、脇腹に刃が掠める。

 

「チッ……!」

 

僅かだが確実にダメージが蓄積していく。ブラック大連王の攻撃は的確で無駄がない。まるで熟練の武将が操るかのようだ。

 

(このままじゃジリ貧だ……!)

 

陸王は歯噛みしながらも、相手の動きを見極めようとする。ガトリングによる遠距離戦は通用せず、かといって近接戦では剣技に劣る。決定打が見当たらない。

 

ブラック大連王が嘲笑うかのように剣を薙ぎ払ってきた。テガソードで受け止めるが、勢いに押されて数メートル後退してしまう。

 

「くそッ……!」

 

焦りが陸王の額に汗を滲ませる。

 

「テガソード様が危険だ!」

 

遠くから暴神の叫び声が響く。ガトリング砲の銃身が熱で歪み始め、テガソードの機体が悲鳴をあげるかのように軋む音を立てていた。

 

「ちっ……」

 

陸王は眉をひそめた。ブラック大連王の攻撃を捌きながらも、暴神の声に意識が一瞬向かう。その隙を狙って黒き巨人がさらに攻撃を畳み掛けてきた。

 

「うおおっ!」

 

重い一撃が左腕のガトリングを直撃し、衝撃で機体が大きくよろめく。

 

「陸王! テガソード様が壊れるぞ!私に代われ!」

 

暴神の必死の訴えが耳に届く。

 

「彼は本当にっ!」

 

ブラック大連王の猛攻に防戦一方の陸王。ガトリングは冷却機能が限界を迎えつつあり、近接戦では相手の剣技に対応するのが精一杯だ。

 

その時──

 

「……あ?」

 

陸王の視界の端に、あるものが映った。

 

それを見ると。

 

(こいつだ……)

 

ブラック大連王の剣が振り下ろされる刹那、陸王の目に鋭い光が宿った。

 

「ダンスの時間だ」『キョウリュウジャー!』

 

「むっ!」

 

すると、それに反応するように、暴神もテガソードに吸い込まれる。

 

それと共に暴神の武器であるティラノハンマー50がそのままテガソードブルーの右腕にまるで噛みつくように装着される。

 

装着されると共に。

 

『ガブリンチョ!』

 

迫るブラック大連王の剣を、その右腕で弾き返す。

 

「おっと、これは」

 

「予想外だな」

 

すると、陸王の隣には、暴神が立っていた。

 

『これこそ、カミツキ合体。キョウリュウジャーの力だ』

 

「おぉテガソード様!なるほど、これはつまり」

「僕と彼の合体形態、つまりは」

 

それと共に三人が声を合わせる。

 

「「テガソードブルーティラノ!」」

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