ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
新たな姿であるテガソードブルーティラノ。その右腕にはティラノザウルスを思わせる凶暴な牙と爪が生え、左腕は依然としてガトリング砲を保持していた。まるで獣と機械が融合したような威容だ。
「へぇ、これが恐竜と獅子が合体した姿か」
陸王が興味深そうに呟くと同時に、テガソードブルーティラノが動いた。
「行くぞ!」
暴神の声が響く。
ティラノの右腕が轟音と共に唸りを上げ、地面を抉りながらブラック大連王へ突進していく。
ブラック大連王は迎え撃つように巨大な剣を振り下ろす。しかしティラノの右腕はその一撃を真正面から受け止め──どころか、逆に押し返した。
「っ!?」
ブラック大連王の巨体が一瞬浮き上がる。その隙を突き、左腕のガトリングが火を噴いた。青白い光弾の雨が漆黒の装甲に降り注ぐ。今度は弾かれない。装甲の表面が歪み、火花が散った。
「見たか!これが!テガソード様に仕える者たちの力だ!」
暴神の声が誇らしげに響く。
怒りに燃えたブラック大連王は両腕の剣を交互に叩きつけてくる。しかしテガソードブルーティラノは、まるで野生の獣のように俊敏にかわし、時には右腕のティラノで受け流した。
「こっちだ!」
陸王の指示で左腕のガトリングが回転し、精密な連射でブラック大連王の関節部分を狙い撃つ。機械的な痛みを感じるかのように、ブラック大連王が呻くような音を立てた。
「まだまだ!」
暴神の掛け声とともに、ティラノの右腕が大きく振りかぶられる。それはまさに巨大な獣の頭部そのもの。牙が並んだ口から唸り声を上げながら──ブラック大連王の腹部へと深々と食い込んだ。
「グオオオッ!」
衝撃波が周囲に吹き荒れる。ブラック大連王は大きく後ろに吹き飛ばされ、道路を削りながら数十メートル滑走した。瓦礫が舞い上がり、粉塵が立ち込める。
テガソードブルーティラノはその場で構えを解かず、粉塵の向こうを見据える。
「まだだ……!奴の力はこんなものではない……!」
陸王の言葉通りだった。煙の中から現れたブラック大連王は、なおも立ち上がっていた。
装甲の一部が剥がれ落ち、内部の機械構造が露わになっている箇所もある。だがその眼光は衰えていない。
「さて、トドメと」「いきますか」
それと共に、テガソードブルーティラノを構える。
「「テガソード・キラリ☆ライオン竜撃!!」」
陸王と暴神の声がシンクロし、テガソードブルーティラノの右腕に異変が起きた。ティラノの牙が並ぶ大きな口が、まるで生きた恐竜のようにガパッと開かれたのだ。
吠が目を丸くする中、ティラノの口内に眩い青と黄色の光が渦巻き始めた。それはまるで星屑を集めたような輝きだった。
「今だ!封じ込めろ!」
陸王の命令と同時に、左腕のガトリング砲が猛烈な回転音を響かせた。弾丸ではなく、特殊なエネルギー弾がブラック大連王めがけて掃射される。
「ガァアアッ!?」
ブラック大連王は必死に両腕をクロスさせて防御しようとするが、エネルギー弾は粘着性を持ち、その巨体にまとわりついて自由を奪っていく。まるで蜘蛛の巣に絡め取られた大獣のようだ。
「今なら動けまい!」
暴神が勝ち誇ったように叫ぶ。しかし、ブラック大連王は諦めなかった。ギシギシと金属が軋む音を立てながら、無理やり動き出そうとする。
「しつこいな!そんなに死にたいのか!」
陸王が舌打ちすると同時に、右腕のティラノが雄叫びを上げた。牙の間から漏れる光がさらに増幅し、膨大なエネルギーが一点に集中していく。
「さあ……おしまいだ!」
ティラノの口から放たれたのは、青と黄色が螺旋状に絡み合う巨大な光線だった。それはまるで天から降り注ぐ龍のようであり、夜空を切り裂く流星のようでもあった。
「グォオオオオオッ!!」
ブラック大連王は断末魔の叫びを上げる暇もなく、その光線に飲み込まれた。装甲が溶解し、内部機構が次々とショートしていく。火花を散らしながらもがく巨体は、まるで太陽に吸い込まれる彗星のように光の奔流の中でバラバラになっていった。